ダイエットに励む際、目の前に立ちはだかるのは「モチベーションが上がらない」という障壁です。何の変化もなしに努力を続けるのは難しいもの。感情を刺激することや快感や報酬といったものがないと、なかなか継続できない人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ダイエットのモチベーションUPにあたり、手軽に取り入れられる「映画」に注目しました。
1. モチベーションUPに役立った映画5選
筆者がダイエットに励んだ際にモチベーションUPに役立った映画を5つ(+1本)紹介します!
前向きに頑張る主人公の姿でモチベーションを上げたいなら
『プラダを着た悪魔』
ジャーナリストを志すヒロインは、その意に反してファッション誌で働く羽目に。センスゼロの彼女は、悪魔的なカリスマ編集長にしごかれながらも、徐々に成長していきます。恋に仕事に頑張るヒロインの姿と、そこに登場する名台詞が、あなたの背中を押してくれるはず。
直接的にダイエットのモチベーションUPにつながるシーンはありませんがが、アン・ハサウェイ演じるヒロインが、垢抜けないファッションからどんどんスタイリッシュになっていく姿はワクワクします。
ダイエットに励む明確な目標がある人なら、映画を観終えたあとに「よし! 私も頑張ろう!」と思えるはず。
自分に自信を持ちたいなら
『SEX AND THE CITY(セックス・アンド・ザ・シティ)』
一斉を風靡した『SATC』。ニューヨークを舞台に、4人の女性が恋愛に友情にと赤裸々に向き合う物語です。ドラマ版も映画版も、彼女らが醸し出す華やかな世界観とリアルすぎる(生々しすぎる)会話のギャップが魅力!
映画版は物語のスケールが大きく、浮世離れしている印象がありますが、堂々と自分の人生を生きる女性の姿にきっと励まされるはず。
彼女らの生活はダイエットに励む私たちとは真逆。好きなもの食べて、お酒も飲んで、ちょっと羨ましくなるような瞬間も。でも、その会話は思わず共感してしまうような話題がてんこ盛りで、「こんな彼女たちも悩んでいるんだな」と思ったとき、「私も頑張ろう」と思えたのです。
また、ダイエットの成果が滞ると自信を失うこともあるでしょう。そんなときには、『SATC』の一員になった気持ちで自信たっぷりに振る舞ってみてください。「クヨクヨしてらんないわ!」って気持ちになれますよ。
素敵な女性に憧れるなら名作がおすすめ
さらにモチベーションUPにおすすめな2本の名作をご紹介します。
1つ目は『ティファニーで朝食を』。
ニューヨークを舞台にした、自由奔放に生きる女性のラブストーリーです。主人公を演じるのはオードリー・ヘップバーン。ティファニーの前で朝食をとるシーンはあまりにも有名ですよね。オードリーの美しさを眺めているだけで、気分を上げることができます。
もう1つは『シェルブールの雨傘』。
フランスの名女優カトリーヌ・ドヌーヴが主人公。傘屋の娘と修理工の青年によるミュージカル調のラブストーリー。可憐なカトリーヌを見ているとうっとりしてしまいます。
名女優たちの名を一躍有名にした名作を観るのは、モチベーションUPにとってもおすすめです。彼女たちがあまりにも美しいので、テレビの前でダラダラするなんてとてもじゃないけどできませんでした!
「この女優さん、素敵だな」という感情は、モチベーションが下がり始めたときに効果的なのではないでしょうか。
正しい食生活について考え直すのも◎
『あまくない砂糖の話』
ドキュメンタリー映画を観て、現実的にモチベーションをUPさせるのも効果的です。
この映画は、オーストラリアの俳優デイモン・ガモーが自ら被験者となり「ティースプーン40杯分の砂糖を60日間摂取したらどうなるのか」という実験をします。その中で描かれるのは、「低カロリー」「低脂肪」と謳われる商品に大量の砂糖が含まれていたという事実。
特定の食品だけを食べ続ける・制限する、置き換えダイエットに励むなど、痩せる・減量することを目的に過激なダイエットに走りがちの人に観てほしい作品です。正しい食生活とは何かを考えさせられます。
タイトルにもある“あまくない”現実に直面し、落ち込む可能性もありますが、ダイエットを頑張るなら健康的に体型をキープしたいもの。過去に失敗した経験のある人や健康に影響を及ぼしてしまった経験のある人に、一度は観てほしい映画です。
2. 共感できる映画はほどほどに
5つの映画を紹介しましたが、「+1本」として紹介したい映画があります。それは『ブリジット・ジョーンズの日記』です。
恋愛も大事だけど、仕事も大事!
— 映画『ブリジット・ジョーンズの日記』 (@BridgetJ_Movie) March 15, 2017
いろいろあるけれど、頑張らなくっちゃ!#ブリジット・ジョーンズの日記https://t.co/CSutYQyAg0 pic.twitter.com/LVNSZtxFFZ
この映画、「ダイエットに励む人あるある」が詰まっていて共感は得られるのですが、モチベーションUPにつながるかどうかは「人による」かもしれません。
ヒロインは32歳、独身。「日記をつけ、タバコとお酒を控えめにし、体重を減らして恋人を見つける」という決意をした女性の物語なのですが、彼女のダイエット生活はあまりうまくいきません。
そのうまくいかない姿が女性の共感を呼んだのですが、うまくいかない様子に「共感するだけ」ではモチベーションUPにはつながりません。
というのも、私は彼女のなかなかうまくいかない姿に安心しきってしまったから!
映画を観終わった後、感じたのは「私も頑張ろう!」ではなく、「うん……うまくいかないこともあるよね!」という諦めでした。主人公のダメな部分に甘えてしまったんです。なので、「ダイエットに励む主人公に共感できる映画はほどほどに」ということに。
もちろん励まされる人もいるはずですから、そのときはモチベーションUPに活用しましょう! あなたにとってのモチベーションUP映画が見つかると幸いです。