こんにちは、トイアンナです。
「結婚は相手とだけでなく、相手の家とするもの」と聞いて、どう思いますか。古い価値観だな、と27歳の私は感じていました。好きな人としたいのが現代の結婚でしょう、と。
実際、私の結婚は義理の親族も人格者ばかりで、甘やかしていただく一方でした。しかしそれは、私がラッキーだったからにすぎません。
1. 「家族が嫌い」は未来の悲劇を防ぐ大事なサイン
いざ既婚者の話を聞くと、
- 「結婚式に1~100まで口を出され、挙句の果てに当日ドタキャン」
- 「結婚したとたんに毎週義母が自宅に訪問してあれこれ口出ししてきて鬱になった」
など、出るわ出るわ、悲劇のオンパレード。やはり侮れぬ、義理の家族……と、経験者は言わざるを得ません。
そして悲劇の予兆になるのが「私、彼の家族が嫌いかも」という直感です。相性が悪い家族はだいたい最初から違和感を抱くもの。
そしてそれは、彼も同じ。初対面に近い状態で「俺、悪いけど〇〇の家族は嫌いだわ」と彼が伝えてきたならば、結構な確率で将来、彼とあなたの両親は喧嘩します。
2. 「家族が嫌い → 結婚後の悲劇」はなぜ起きるのか
しかし、同居でいざこざがあるならならさておき、なぜ遠くに暮らす義理の親族と揉めるのか。自分がお姑さんと揉めた例で考えると分かりやすいでしょう。
仮にあなたがお義母さんと揉めても、彼があなたを徹底的に守り「母さん、それは実家の事情だろ。うちはうちでやってくから、放っておいてくれ」と一言いえば円満に片付きます。
逆に悲劇が起きるのは、彼があなたよりお姑さんを守り「まあ、母さんの言うことも聞いてくれよ」と庇うからです。
逆に、彼があなたの家族を嫌いでも、あなたが徹底的に彼の味方になれば家庭は円満なのです。
問題はあなたが自分の両親を優先したり、どっちつかずの態度で「彼がうちの家族を嫌いなのはわかるけど、仲良くしてほしい」と願ったりすること。
あなたが彼の家族を嫌いになっても、彼には自分の側に立ってほしいと願うように……。あなたも彼の気持ちを尊重するならば、自分の実家よりも、彼を選ばねばなりません。結婚とは、そういうものです。
ですから、彼があなたの家族を嫌いでも、結婚を諦めないでください。必要なのは、あなたが実家から自立することだけ。たとえ今は仲が良くても、数年後はどうなるかわかりません。
もし「家族と仲良くできる人でないと結婚は無理……」と思うなら、結婚を邪魔しているのは彼ではなく、実家から自立できていない自分の心にあります。あなたは結婚する準備、できていますか?