上司や親せきに勧められて思い切ってお見合いしてみたけれど、性格や価値観がちょっと違ったなどの理由からお断りしたいという時もあるでしょう。
お見合いは、合コンや友達の紹介、婚活パーティーなどよりも真剣度が高い婚活だと言えます。
そのため、お断りの際は注意するべきマナーがあります。今回は、お見合いをお断りする時の注意点や上手く断る言い方をご紹介しましょう。
1. お見合いを断る時の注意点
相手の欠点は言わないこと
一般的なカップルであれば、「こういうところが嫌い」、「こういうところが合わない」と言えますが、お見合いの場合は仲介者がいるため、絶対に相手の欠点は言ってはいけません。
もし、相手を傷つけるような言葉を言った場合「なんでこんな人を紹介しようとしたの!?」と相手は仲介者への信頼感を失ってしまいます。
そうなると、上司や親せきなど仲介者の顔を潰してしまうことになるでしょう。
もちろん、相手を傷つけ自信をなくさせてしまうこともあるため、お断りする際に相手の欠点を絶対に言ってはいけないのです。
メールで断るのはNG
お見合い相手とメールアドレスやLINE(ライン)などを交換している場合であっても、お見合いのお断りは会って直接伝える、もしくは仲介者を通すのがマナーです。
メールやLINEは相手と顔を合わさずに手っとり早く済ませることができますが、とても失礼にあたります。
お断りをすればもう会うことがないなどと考えずに、最後まで誠実な態度で対応することが人としてのマナーです。
2. タイミング別! 上手な断り方
相手と会う前にお断りをする時
タイミングの中では最も断りやすいタイミングだと言えます。仲介者がかなりしつこい場合もあるので、断る強い意志を持つ必要があります。
相手のお見合い写真やプロフィールを見た後にお断りをする際は、見た目や性格が気に入らなかったんだと思われてしまうので注意しなくてはなりません。
「拝見しましたが、もともと結婚を考えていないのでどうしてもお会いすることはできません」
「せっかくのお話ですが、私にはもったいないほどの方です。申し訳ないのですがお断りさせてください」
一、二度会った後にお断りをする時
ピンと来ない、やっぱりなんか違う、見た目が受け付けないなど様々な理由でやっぱり断りたいと思うこともあるでしょう。
一、二度会ってからお断りする際は、相手が悪いわけではなく、自分にはもったいない、自分には合わないという内容を伝えるのが良いでしょう。
「お相手は素敵な方だったのですが、私にはもったいない方です。申し訳ありませんがお断りさせてください」
「性格や価値観が合わないようだったのでお断りさせていただきます」
3回以上デートした上でお断りする時
1回目、2回目では気付けなかった相手の欠点が、会う回数を重ねることで気付いて断りたくなる場合も多々あります。
3回以上デートを重ねていると、仲介者もお相手も結婚を意識、期待し始めている段階なのでショックは大きいと考えられます。慎重に言葉を選ぶことが大切です。
「長くお付き合いをさせていただきましたが、どうしても結婚を考えることはできませんでした」
「とても素敵な方ですが、今回はご縁がなかったということでお断りさせていただきます」
3ヶ月以上の長い付き合いをお相手とした場合は、相手に直接伝えても良いでしょう。
それ以外は仲介者に伝えましょう。責任は全て自分にあるという趣旨で伝え、相手を傷つけないように配慮が必要です。