失恋がきっかけで婚活イベントに参加する人もいるのではないでしょうか。
「失恋から立ち直りたい」「次に出会う人と結婚したい」と前向きな気持ちで参加する人も多いとは思うのですが、「前付き合っていた人と比べてしまう」「前付き合っていた人を思い出してしまう」など、失恋前の記憶がよみがえり、かえってつらい思いをする人もいます。
そこで本記事では、失恋直後に婚活イベントに参加するときに覚えておいてほしい注意点についてご紹介します。
結論から申し上げると、一番大切なのは「あなた自身が幸せになること」です。
婚活イベントでの出会いやその先にある結婚は、あくまでもあなたを幸せにする「手段」のひとつでしかないということを意識してくださいね。
1. 婚活イベントに参加する前に
まず、あなたの本心を確認しましょう。
失恋するとつらい思いをするもの。ただ、そのつらい思いを無理やりかき消すために婚活イベントに参加するのはおすすめできません。
婚活イベントに参加する中で、前付き合っていた人とのことを思い出したりすると、自分が本当はどうしたいのかがかえってわからなくなるからです。
失恋の理由は人それぞれです。相手に原因がある場合もあれば、自分に原因がある場合もあります。ですから「復縁したい」と考える人もいるでしょうし、「復縁が難しいのはわかっているけれど、相手のことをすぐには忘れられない」という人もいるでしょう。
まずは自分がどうしたいのか、傷を癒したいのか、復縁したいのか、新しい出会いに前向きになりたいのか、本心を確認しましょう。
失恋したときの心の傷は、すぐに治るものではないはずです。時には長い時間を必要とすることもあります。
ですから、失恋後に婚活イベントに参加する場合には、自分の本心を確認し、新しい出会いを前向きに捉えられるようになってからの参加をおすすめします。
2. 失恋直後に婚活イベントに参加するときの注意点
失恋したら婚活イベントに参加してはいけない……なんて極端なことは言いませんが、もし新しい出会いに前向きなのであれば、注意しなければならないことがあります。
前付き合っていた人と比較するのはやめよう
せっかく新しい出会いがあっても、前付き合っていた人のことを引きずっていたりすると、新しく出会った相手と過去の交際相手をつい比較してしまうことも。
ただ、新しく出会った相手と過去の交際相手に関係はありません。
「あの人はこうだった」「あの人だったらこうしてくれていた」と思う瞬間があるかもしれませんが、それはせっかくあなたと向き合ってくれている相手に対して失礼だと思いませんか?
前付き合っていた人のことを思い出さないようにするのは難しいです。でも、新しい出会いと向き合うたび、前付き合っていた人のことを思い出すようであれば、一度婚活から離れるべきです(将来、結婚を望んでいるのであれば、なおさらです)。
前付き合っていた人と比較しがちなことに気づいた人は、ひとつ前の項目で紹介した「本心を確認する」に戻りましょう。
恋愛や結婚は一人でできるものではありません。過去の恋愛を引きずらなくなるまで時間を置くことも、時には必要です。
失恋した「理由」をうまく利用しよう
失恋した理由は人それぞれだと思いますが、その経験は次の恋愛に活かすことができます。
過去の交際相手を思い出しながら恋愛することはおすすめしませんが、失恋した「理由」だけは忘れないようにしましょう。
もし失恋した原因が自分にあった場合、それと同じことを繰り返さないようにするだけで、次の恋愛では失恋を避けられるかもしれないからです。
例えば、コミュニケーション不足が原因で失恋したとします。相手に「察してほしい」と思うばかりで、伝えるべきことを言葉で伝えてこなかったことが原因だったとすれば、次の恋愛では「伝える」ことが重要になってきます。
もちろん、新しく出会った相手は過去の交際相手とは別人ですから、考え方や捉え方は違うことでしょう。でも「この人なら大丈夫」と思い込んで、まったく同じことを繰り返し、それでまた失恋するようでは意味がありません。
むしろこの場合、相手がどのように自分を受け入れてくれるかを知るためにも、言葉で思いを伝える必要があると思えませんか?
失恋した後の恋愛に前向きになりたい場合には、失恋した「理由」だけは、心苦しく感じることもあるかもしれませんが、大切にしておきましょう。
あなたを受け入れてくれる相手にも目を向けよう
失恋した理由がなんであれ、新しい恋愛に目を向ける場合には、ありのままのあなたを受け入れてくれる相手にも目を向けるようにしましょう。
婚活イベントに参加するとき、「今度こそ、理想的な相手を探そう」と意気込む人もいるかもしれません。それは決して悪いことではありません。
ただ、厳しいことを言うようですが、あなたが理想とする相手とあなたの相性がいいとも限りません。
恋愛というのは難しいもので、理想的な相手が見つかったとしても、相手も一人の人間なわけですから、あなたのことを同じように捉えているかどうかはわからないものです。
あなたのことを受け入れてくれる人は必ず存在します。もしかしたら、あなたの理想的な相手とはかけ離れているかもしれませんが、一緒に過ごす中で居心地の良さを感じる可能性は0ではないのです。
新しい出会いを求めるときには、あなたを受け入れてくれる相手にも目を向けてみてください。
過去ではなく未来を考えるようにしよう
時には、大恋愛のうえで失恋し、過去の記憶に囚われてしまうこともあるでしょう。でも、もしもあなたが「失恋を乗り越えて、新しい出会いに前向きになりたい!」と考えているのであれば、過去ではなく未来を考えることをおすすめします。
時間は無情にも過ぎていくもの。過去の記憶を思い出しても、自分自身がその時間に留まっていられるわけではありませんよね。
「次の恋愛に向き合いたい」「大切な人と出会って結婚したい」と考えているのであれば、未来を考え、いち早く行動に出るべきです!
3. 婚活イベントだけが、失恋から立ち直る手段じゃない
失恋から立ち直るために「新しい恋愛」に向き合う人は少なくありませんが、婚活イベントだけが立ち直る手段ではありません。
例えば、友達と出かけてみたり、趣味に没頭する時間を大切にしてみたり、悔しさを糧に仕事に打ち込んでみたり、前向きになれるよう努力してみたり……立ち直る手段は人によってさまざまです。
すぐに次の恋愛に向き合えない人もいますから、先で申し上げた通り、まずは「本心を確認」し、自分がどうしたいか、どう生きたいかを考えるようにしましょう。
結局のところ、「失恋」は長い人生においてちょっとした出来事でしかないのですから。
街コンや婚活パーティーだけでなく、趣味や教養などを通じて「自分磨き」ができるワークショップやセミナーなどに参加するのも良いでしょう。
失恋後の新しい出会いは「恋愛関係」だけに限りません。共通の趣味をもった友達や異なる業種の人たちとの出会いが、失恋で負った心の傷を癒してくれるかもしれません。
4. まとめ
失恋後に婚活イベントに参加するときの注意点についてご紹介してきました。
まずは心の傷を治すことが第一です。寂しさを埋めるために新しい出会いを焦るのはおすすめできません。傷を癒し、自分がどうしたいのか、どう生きたいのかを大事にしてくださいね。
自分で区切りがつけられるようになれば、失恋が一つの思い出として受け入れられるようになるはずです。