近年、婚活市場は「男性不足、女性余り」の現象が起きているようです。
しかし、人口は必ずしも男性のみ減少しているとは限りません。
では、一体なぜ世の中から婚活男子は減少してしまったのでしょうか?
そこで、今回の記事では婚活男子が減って、婚活女子が増えた背景についてご紹介します。
1. 草食男子が急増した背景とは
高度経済成長期の男性は、稼ぎや将来性にも自信がありました。「君を幸せにするから結婚しよう」というセリフも、何の躊躇いもなく言うことができたのです。
しかし、今はどうでしょう。男性の給料は上がらず、将来性も不安です。大手企業であれど、最近では倒産、事件、リストラなども起こっています。
世の男性陣は、どんどん女性にプロポーズをする自信を失います。近年では「結婚後も働いてくれる? 仕事は続ける?」と女性に聞く男性が増えています。
つまり、自分の稼ぎだけでは家族を養っていけないのです。ここでもし女性が「結婚したら仕事は辞めたい」と言おうものなら、結婚は成立しません。
そのため、男性は婚活中も女性の様子を見ながらアプローチするようになったのです。
2. 口説いてくれる男性がいないのであれば、女性が自ら狩りに出なければいけない時代へ
もちろん、将来に不安を抱えるのは男性ばかりではありません。
今後、企業はAI化や業務のクラウド化が進むにつれ、事務員や受付など人員削減しやすい女性から切る可能性が高くなります。
「このまま仕事を続けられないかもしれない」と不安に感じた女性達は、人生の保険と思い婚活をスタートします。
将来の不安は金銭面だけでなく、出産の問題などもあります。女性は年齢が上がるほど出産が不利になるため、子供が欲しいのであれば少しでも早くに結婚する必要があります。
しかし、男性も将来に不安を感じているため婚活に踏み切ろうとしません。
口説かれないのであれば、婚活パーティーや街コンなどに自ら出向いて婚活しなければなりません。
そこで、現代の婚活市場では男性は躊躇し、女性ばかりが参加するようになったのです。
3. 稼ぎのいい男性、稼ぎに自信のない男性によって婚活状況は大きく異なる
とくに男性は、20~30代は思うように給料が上がりません。
男性が結婚を意識するのは、仕事でもある程度の自信が出て給料も上がってきた頃と言われています。さらに20~30代前半は男性の転職も多いので、仕事も安定しません。
よって、近年の男性が結婚に対して真剣に考えるようになるのは30代後半~40代が多いようです。
しかし、女性の出産適齢期は20代後半とも言われています。そのため、稼ぎのいい男性は40代で20代の女性を捕まえようとします。
稼ぎに自信のない男性は、結婚後も仕事を続けてくれそう、または自分の親と同居OK(家のローン不要)など、自分の稼ぎでもやっていけそうな女性を結婚相手に選ぼうとします。
しかし、「同居NG」「結婚後はゆっくりパートできたら」と考えている女性は少なくありません。
そのため、低年収の男性や高齢かつ理想の高い女性は、ますます結婚出来なくなってしまいます。
4. このご時世、どうすれば結婚できるのか
稼ぎがあり、ルックスの良い男性と結婚したいのであれば、正直20代のうちに婚活しておく必要があります。
もし30代になって稼ぎやルックスに妥協したくないのであれば、仕事に忙しくて婚活する暇のなかった男性を選びましょう。
彼らと出会えるスポットの1つに、婚活サイトがあります。仕事が忙しくて思うように婚活できなかった男性が登録しているケースも多いです。
30代以降の婚活となると、男性側も女性に「結婚後も仕事してほしい」と伝えてくる可能性が高くなります。
その理由は、30代以降になっても仕事を続けている女性は、ある程度社会人としてキャリアを積んでいるため、あえてそこを頼りにしている可能性もあります。
5. このご時世、どうすれば結婚できるの? 最近の婚活事情まとめ
男性が結婚を渋る原因の1つに、金銭面の不安があります。もし本気で結婚したいのであれば、男性に金銭面での不安を抱かせないことが大切です。
例えば、もし彼から「結婚後も仕事続けるの?」と聞かれたら「続けたい」と答えましょう。
ただ、あなたがどうしても結婚後に今の仕事を辞めたいと考えているのであれば、「今の仕事は辞めるかもしれないけど、パートでも何でもするから」と働く意思を伝えておくといいでしょう。
他には、彼を安心させるために年金保険やガン保険に加入している点を伝えるのもオススメです。
近年、将来性のある企業がどんどん減ってきているからこそ、あなたの方から共に助け合えるような提案を伝えていきましょう。