相手に縛り付けられることが当たり前だと思っているあなた、それはもしかすると共依存恋愛かもしれません。
今回は、共依存恋愛の特徴やどんな末路を迎えているかについて実例を交えてご紹介。
共依存恋愛のセルフチェックも合わせてご覧ください。
1. 共依存とは?
自分らしさを見失っている状態
共依存者は、相手から依存されることに無意識のうちに自己の存在価値を見出し、そして相手をコントロールし自分の望む行動を取らせることで、自身の心の平安を保とうとする
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E4%BE%9D%E5%AD%98
共依存の人は、簡単に言えば「他人に頼られることで満足する人」。
自分の時間や生活などなにもかも相手のために投げうち、どんな理不尽なことであっても相手の犠牲になることを厭わないのです。つまり、自分らしさを見失っている状態です。
相手を喜ばせるために自分の欲望を過剰に抑え込み、他人からの評価を気にしすぎているのが共依存の人の特徴です。
2. 共依存カップルの特徴とは
・過剰に束縛する
・二人だけの世界に閉じこもりがち
・何があっても相手を優先する
・自分で決められない
・尽くしすぎている
共依存の人は、相手を無意識にコントロールしようとします。ですから、相手を束縛するという行為もその表れ。
また、二人だけの世界やルールばかりを重視して、周囲の忠告や助言を聞き入れないカップルも共依存かもしれません。
日常のことだけでなく、進路や就職まで相手の意見に合わせるなど、大切な決断すら自分でできないのは重症レベル。
相手に尽くしすぎるというのも、共依存恋愛の特徴です。
3. 共依存恋愛度をセルフチェック! 特徴的な3大ポイントとは
共依存恋愛をしている人のほとんどが、自分が共依存状態であることに気づいていません。
そこで、共依存恋愛中の人の特徴を挙げるので、当てはまるところがないかぜひチェックしてみてください!
ポイント1.「私がいなきゃあの人はだめになる!」と思い込んでいる
デートの計画やお店の予約はもちろん、同棲しているわけでもないのに家事や食事などの身の回りの世話を甲斐甲斐しく世話するなどしていませんか?
いくら自分が忙しくても、それらを懸命にやることで、「あなたは私がいなきゃダメなのよ」と相手の意識に刷り込んでいるのです。
時には、自分の具合が悪い時でも無理をして相手のために時間を割くことで、達成感を覚える人も。
実は、尽くすことは相手のためではなく自分のため。それに気づいていない人は共依存体質かもしれません。
ポイント2. どんなにひどいことをされても耐えてしまう
共依存恋愛カップルに多いのがDVです。
罵られたり、けなされ続けたりする精神的DVのみならず、暴力を振るわれても「彼の気が済むならそれでいい」と我慢し続けている自分に満足するのです。
でもこれって、傍から見るとおかしいですよね? 特に暴力は、絶対に許されない行為。こんなひどい仕打ちに耐える必要はないんですよ。
ポイント3. 見返りがないことにいら立つ
「せっかく○○してあげているのに……」と相手に憤りを感じることはありませんか?
共依存恋愛をしている人は、相手に見返りを求めて何かをしているという人が多いです。
ですから、ありがとうの言葉がないとか、プレゼントのお返しがないなど、見返りがないと自分が尽くした結果がきちんと評価されていないと感じて不安になります。
これが続くと不安が不満になり、相手に対する怒りや恨みに変わっていきます。
共依存の人にとって無償の愛というものはほぼなく、すべてが有償の愛なんです。
4. 共依存恋愛の末路とは
「買い物をする時はもちろん、身の回りのことや就職まで何もかも同棲する彼の言いなりになっていました。当時はそれでいいと思っていたけど、親は心配していましたね。ある日、体中に帯状疱疹ができて診察するとストレスによるものだと。これで目が覚めて別れました。」(女性/28歳/美容師)
「彼の出張中、あまりに心配になりすぎて過呼吸に。救急車で運ばれた先で心療内科をすすめられて、現在通院中です。まだ彼とは続いていますが、時々発作のように動悸がするんですよね。」(女性/25歳/イベント関連)
共依存恋愛は、ひどくなると心だけでなく体にまで影響します。
共依存の考え方は、いわば負のループ。相手に頼られることに生きがいを感じると、その快感が忘れられずに繰り返してしまうそうです。
「もうやめた!」と自分自身で抜け出せるのならまだ軽症。
重症になると、専門家による診察やセラピーを受けなければ抜け出すことは難しくなります。
5. まとめ
共依存恋愛の人は、心理的に相手を縛り付けようとします。
たとえば「私がいないとできないでしょ。だからやっておくね。」など、相手のために何かをすることで「自分」というものの存在価値を確かめるための行動をとるのです。
彼といるのに安らぎを感じられなかったり、いつもどこかに妙な重さを引きずっていたりなど、何かしら心苦しさを感じているのなら、もしかすると共依存恋愛中なのかも。
この記事を読んで「もしかして私も?」と少しでも思った人は、家族や友人などできるだけ周囲の人に相談をして、客観的に自分を見つめなおすといいですよ。