年の差夫婦というと、一昔前までは「珍しい」と言われることが少なくありませんでした。
しかし、日本では年の差を気にせず結婚するカップルが少しずつ増えているよう。
年の近い夫婦に比べ、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか? 知っておきたい「リアル」な部分をご紹介します!
1. メリット
喧嘩になりにくい
年の近い夫婦だと、つい張り合って喧嘩になることも多いですが、年の差夫婦は年上のほうに精神的余裕があるので喧嘩になりにくいです。
孫悟空がお釈迦様の手のひらの上でジタバタしていたように、年上側が年下の未熟な部分をあたたかく見守ってくれるので、比較的穏やかな生活を送ることができます。
収入が安定している
年の差夫婦は年上のほうに社会的経験が多く、収入も安定している傾向があるので、結婚生活をスタートさせる時点ですでにある程度の基盤ができています。
最初からマンションや一戸建てで暮らすことができたり、子供を持つことをすぐに考えられるのは助かりますよね。
婚活の場では、専業主婦になりたい女性が経済的に余裕のある年上男性にアプローチするケースも多いようですよ。
いつまでも可愛がってもらえる
男性が年上で自分が年下の場合、若い妻のことが可愛いので、何年たってもちやほやしてもらえます。
年が近い夫婦だと、だんだん老けていく妻に嫌気が差し、もっと若い女性に目が行くなんてこともあるので、浮気されにくいというのは大きな安心ポイント。
また、年上側は「浮気されないように若々しくいよう」と頑張るので、同年代と結婚した人に比べて、若い気持ちやルックスを保ちやすいというメリットもあります。
さらに、若い嫁が来てくれたことを喜ぶ舅や姑に大切にされるというおまけ付き!(女性が年上の場合は、逆に辛く当たられる可能性もありますが……)
老々介護を避けられる
年の近い夫婦だと、同じスピードで年をとるため、年寄りが年寄りの世話をする「老々介護」の状態になりやすいです。
十分な資金や人手があれば良いですが、施設やヘルパーさんに使えるお金がなく、身近に頼れる人もいないとなると大変!
共倒れになり、夫婦揃って仲良く入院なんていうことも……。
その点、年の差夫婦はどちらか一方がまだ若いので、体力的に頑張りが効きやすいです。
ただ、生活費に余裕がないと介護どころではなくなってしまうので、貯金はしっかりしておきましょう。
年上から色々なことを学べる
なにかと経験豊富な年上は、年下側が知らないこともよく知っていて、的確なアドバイスやレクチャーをしてくれます。
一緒にいると大きな安心感に包まれながら成長できるので、人間性がとても豊かに!
年上側としても、自分の言うことを素直に聞いてくれる年下のことがとても可愛く、夫婦仲を円満に保つのに役立ちます。
2. デメリット
話が合わない
年の差夫婦は、それぞれ追いかけていた流行が違います。
そのため、ファッションや音楽の話をしたくても共通点が少なく、いまいち話が盛り上がらないというケースが少なくありません。
しかし、逆に考えれば自分とは違う年代の流行について詳しくなれるチャンスということ。
頭から否定せず、おもしろがって受け入れてみることで、新しい発見があるかもしれません。
出産のタイムリミットが早い
男性・女性どちらが年上の場合でも、不妊の可能性が高くなることや、子どもが成人するまでの時間が問題になりやすく、どうしても出産を焦ることになります。
20代で結婚した年の近い夫婦のように、しばらくは甘い新婚生活を楽しんでから、ゆっくり子どものことを考えよう……というわけにはいきません。
上から目線の物言いが多い
年上にしてみれば、どんなに頑張っていても年下はしょせん年下。
事あるごとに未熟な部分が目について、悪気はなくてもつい上から目線の物言いが多くなります。
相手は良かれと思って口にすることも、言われるほうにしてみればカチンとくるのは当たり前。
うまく消化できずにストレスをため続けると、いずれ爆発して電撃離婚なんてことにもなりかねません。
お別れが早く来てしまう
稀に年上のほうが年下より長生きするケースもあるようですが、大抵は年下が年上を見送ることになります。
年の近い夫婦に比べて一緒にいられる時間が短いのは、なんとも寂しいものですよね。
いざその時が来ても後悔せずにすむよう、1日1日を大切にして、たくさん思い出を作っておきましょう。
年上の体力が持たない
5歳差ぐらいまでならまだ良いかもしれませんが、年齢の開きがそれ以上になると、年上が体力面で年下についていけないことも多くなります。
夜の生活は当然少なくなりますし、旅行や子育てにおいても無理が効かず、ギブアップが早い!
そういう時は、年の近い夫婦が仲良くやっているところを見て寂しく感じるかもしれません。
3. おわりに
年の差夫婦にはメリットがたくさんありますが、残念ながらどうしても避けられないデメリットも少なくありません。
しかし、お互いを大切に思う気持ちがあれば、どんな困難も乗り越えていけるはず!
年の差夫婦に起こり得るトラブルをよく理解した上で、しっかりと対策を練っていきましょう。