“手にいれにくいものほど欲しくなる”という心理は、どんな人間にも根本的に備わっている本能です。
“追えば逃げる”、“引くと追ってくる”といった恋愛法則に例えると分かりやすいかもしれません。
毎日のように連絡し、「好き」「愛してる」とこちらからアピールしていると
「いつでも会える」、「もう手に入っている」と感じさせて相手は努力しなくなる、ひどい場合にはあなたへの興味すら失ってしまいます。
それを突然1週間、2週間と音沙汰なしにしてみるとどうなるでしょう。
大抵の場合、相手の方からなにがしかの連絡があるものです。
待っていたときには来なかったのに……。
「会えなくなるかも?」「誰かに取られてしまう?」という焦りや不安は、人を恋に向かわせます。
今回は、このような“人間の本能を利用して恋を成就させる恋愛心理学”テクニックを伝授しましょう。
【誰だって「希少なもの」は欲しくなる】
冒頭でお話したような“人を恋に向かわせる”要因は、心理学的には「希少性」という言葉に当てはめられます。
「最後の1点」とか「限定商品です」といった言葉につられて、最初はそんなに欲しくもなかった商品を買ってしまうことってありますよね?
レアなもので滅多に市場に出回らないなんて聞くと、無理にでも手に入れたくなります。
同じものが、「簡単に手に入る」「誰でも買える」と想定してみたらどうでしょう?
…途端に魅力が半減してしまわないですか?
人は、『貴重なものを手に入れて自慢したい』、『人が手に入れられないものを自分のものにしたい』という心理を持っています。
「希少なもの」=「いいもの」「素敵なもの」と思っているんです。
恋も同じです。
恋愛を成就させるためには、自分をいかに「レア」で、「希少」な、存在だと相手に思わせることができるかが重要になってきます。
ただし! 「希少性」だけでもダメなんです。
次項でご説明しましょう。
【「成功の見込み」を匂わせるのが成功の鍵】
1970年代にある心理学者が次のような実験を行いました。
複数の男性に、1人の女性に電話をかけさせデートの申し込みをさせる。
女性は、それぞれの男性に対して4通りの対応をする。
①手に入りそうな雰囲気で「ほかの人ともデートしたことがあるし、あなたとでもいいわよ」と告げる。
②手に入りにくそうな雰囲気で「全然その気がない。私は誰ともデートしないと思う」と告げる。
③電話をかけている男性にだけは興味を示し「他の人には興味がないが、あなたが誘ってくれて嬉しい」と告げる。
④ほかにもデートの約束があることをほのめかしながら「コーヒーを一緒に飲むだけ」の約束を面倒くさそうに引き受ける。
その後、男性たちに女性に対する印象を聞くと、ダントツで③の返答に心が揺さぶられたという結果が出たそうです。
希少性があるといっても②や④ではダメ。
「あなたなんて無理よ」という態度では余程のファイターでない限り、男性の気持ちは燃えません。あきらめてしまうんです。
実験結果を見て分かるように、男性は「他の人は手にいれにくいが、自分だけは手に入れられる」という状態に弱いのです。
つまり、“ハードルは高いけれど「成功の見込み」はある”と匂わせることが「成功の鍵」になります。
【おわりに】
いかがでしょうか?
具体的なテクニックとしては、…デートに誘われたとき、いくら希少性をアピールするといっても
「○○クンにも誘われてるんだ」なんて思わせぶりに言ったのでは「じゃあ彼と行けば」となってしまいます。
その場合は、「実は○○クンにも誘われたんだけど気が乗らなくて。でもあなたとなら行きたい」と言うと
……「希少性」+「成功の見込み」で彼は俄然あなたを恋の対象にするでしょう。
「今週は忙しくてダメなんだけど、来週になれば時間が空くから、もう一度誘ってもらってもいい?」なんてのも好感度抜群、男性はあなたに夢中になるはずです!
男子に恋愛心理学を使うには、まず好きな男子に出会ってから!
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参考資料:「恋ができない うまくいかない あなたのための恋愛心理学」 伊東明著 出版:アスペクト