自分にとって大切な人がいるにも関わらず、何度も浮気を繰り返してしまう場合、浮気依存状態になっている可能性があります。
浮気を繰り返す行為を「浮気性」や「浮気癖」と呼ぶ場合もありますが、頻繁に繰り返されるのは“癖”ではなく、“依存”になっているかもしれません。
ここでは、浮気を繰り返す、止められなくなっている浮気依存の人の特徴や、その心理について解説していきます。浮気によって何度も悲しい気持ちになっている人は、この記事を参考に浮気依存になっている人の心理を読み解いてみましょう。
1. 浮気依存とは
「依存」という言葉を聞くとどのようなイメージを持ちますか? 依存と付く言葉として、アルコールやゲームなどが思い浮かぶと思います。
この言葉には、「特定のものに頼りすぎてしまい、無くなると肉体と精神のバランスが保てない」という意味があります。この意味の通り、浮気も依存してしまえばバランスが保てなくなる状態まで来ていることを表しているのです。
浮気がいけないと知りながらもやめられないのは、既に浮気依存状態に陥っている可能性が高いでしょう。そこで、浮気依存になりやすい人の特徴を解説していきます。
パートナーが浮気依存になりやすいかどうか、また自分自身が該当していないかチェックしてみましょう。
2. 浮気依存になりやすい人の特徴
はっきり言えない人
自分自身の気持ちをはっきり伝えられる人は、自分の意思や希望を相手に伝える力を持っています。
しかし、わかっていても浮気してしまう、依存してしまう人の場合は、自分の主張をはっきり伝えるのが苦手だったり、相手に押されたら流されてしまったりして浮気することがあるでしょう。
寂しがる人
パートナーと一緒にいる時間が減少したことをきっかけに浮気を繰り返す場合、寂しさから浮気依存になりやすい傾向があります。寂しい気持ちに耐え切れず浮気を繰り返したり、浮気がやめられないという状態になりやすいでしょう。
刺激を常に求めている人
恋愛において、常に新しいものや刺激を追い求めている人は浮気を繰り返してしまう傾向です。
パートナーが嫌いなわけではなく、浮気というドキドキ感やスリルがやめられないというものを楽しんでいる場合、浮気依存にもなりやすいです。
3. なぜ浮気依存になってしまうのか? 心理とは
浮気依存になってしまう人には様々な特徴がありましたが、その奥に隠された心理的な部分には、どのような要因が隠されているのでしょうか?
ここでは、浮気依存に陥った心理的な部分に追求してみました。
4. 浮気依存の心理として考えられるもの
理解していてもやめられない
人間の脳内には、ドーパミンという神経伝達物質があります。ドーパミンは幸せホルモンと呼ばれることもあり、気持ちが興奮した際に放出され、嬉しさや楽しさが感じられるのです。
また、褒められた、認められたと感じる時にも放出されるため、自分にとって楽しいと感じる機会が多ければ多いほど幸せに感じやすいということです。
しかし、ドーパミンが過剰に放出されてしまった場合、この快楽に依存しやすくなってしまいます。つまり恋愛での楽しさ、異性と一緒にいる時の嬉しさなどに快楽を感じてしまえば、常に快楽を求め続けて、新たな相手を探し続けてしまうということです。
これが浮気になるのは分かっていても、理性よりも快楽を選んで溺れてしまいやすいでしょう。
他の依存と合併している可能性がある
浮気を何度も繰り返す行為のみが目につきやすいかもしれませんが、その中にはセックス依存症などが隠れている可能性もあります。
セックス依存症は、性行為に依存する精神的な疾患であり、性行為によってドーパミンが多く分泌されることで快楽を感じ、また快楽を求めて性行為を繰り返し、結果的にやめられないという依存性が生まれてくるものです。
浮気依存の中にセックス依存症が隠れていると、とにかく性行為がしたい、せずにはいられないという気持ちが抑えきれず、パートナーだけでは満足できずに浮気するという流れになりやすいでしょう。
障がいがきっかけになっていることも
浮気依存の中には、障がいが隠されている場合があります。もちろん、浮気依存になっている人が障がいを持っているという意味ではなく、障がいによって浮気依存が起きている場合もあるということです。
パーソナリティ障害は、様々な精神機能のバランスが保てないことで生じるもので依存などの合併もみられます。
パーソナリティー障害によって、相手の感情や社会のルールが軽んじられたり、自分が特別な存在であると確信したかったり、精神的な不安さが衝動を引き起こしたりすることがあります。
5. おわりに
浮気依存は、パートナーへの愛が薄れたという理由から繰り返されるものではなく、様々な要因によって引き起こされる可能性もあります。
しかし、浮気されても許せる、また理解できるという相手はほとんどいません。
浮気という行為そのものが気持ちのよいものではないので、浮気依存の可能性があるなら自分の気持ちを最優先にして、パートナーと向き合うかどうかを決めてみましょう。