現在、リモートワークやオンライン飲み会などが取り入れられるようになり、ビデオ通話サービスの活用が増えてきました。
skype(スカイプ)とは以前から人気のビデオ通話サービスで、無料で使用できる点は大きな魅力となっています。お金がかかるSkype for Businessもありますが、こちらはオンライン飲み会に使用するよりも企業のオンライン研修などへの活用が向いています。
そこで今回は、初めての方でも安心できる「skypeの使い方」についてご紹介していきましょう。また、オンライン飲み会などを開催する時に便利な使い方のコツもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. skypeの使い方
skypeを使用するにはまずアプリをダウンロードすることから始めます。公式サイトもしくはGoogle PlayやApple Storeからインストールしてください。
なお、似ているサービスで「skyphone」というものもあるので間違えないように注意しましょう。
【アカウントの作り方】
アプリを起動するとサインインの画面になるので、下部にある「アカウントを作成」ボタンを押しましょう。
Myアカウント作成画面では名前とskype名、パスワード、メールアドレスを入力します。名前・パスワード・メールアドレスについては後ほど変更することもできますが、skype名は後から変更することができないんで注意しましょう。
次に電話番号の入力画面へ移りますが、入力は任意となっているので必要なければ左上の×ボタンを押してください。
アカウント登録が完了したらhome画面に移行します。
【チャット(chat)機能の使い方】
skypeには様々な機能がありますが、やはりメインとなるのはチャット機能とビデオ通話機能になります。
まずはチャット機能の使い方をご紹介しましょう。チャット機能を使うためには、登録している連絡先リストからチャットを送りたい相手を選び、その人の名前をクリックします。
過去にチャットしたことがあるなら、チャットリストに掲載されているのでそちらからも選べます。
相手とのチャット画面が開いたら、画面下部にある入力枠でメッセージを入力し、青い送信ボタンを押せばチャットルームへ送信されます。自分が送信したものは画面右側に青く、相手が送信したものは画面左側に表示されるので見分けは付きやすいでしょう。
相手が既読したかどうかを確認する時は、自分の最新メッセージの右下に相手のアイコンがあるかどうかで確かめられます。
メッセージ入力のところでは文字だけでなく、URLや絵文字、スタンプ、画像・動画・テキストファイルなども送信することが可能です。送ったメッセージの消し方は、メッセージ右上にある「…」をクリックし、削除という項目が出てくるので、そちらを押せば簡単に消せます。
【ビデオ通話のやり方】
ビデオ通話では話したい相手のログイン状態を確認し、オンライン状態(緑色)になっていればビデオ通話を行えます。ちなみに黄色は退席中、赤色は応答不可という意味を持っています。
ビデオ通話を行う際にはまず相手の連絡先をクリックし、チャット画面を表示させましょう。すると右上にビデオカメラのアイコンが出ているので、そちらを押します。
相手が呼び出しに応じれば、ビデオ通話画面に切り替わるのでそのまま会話を楽しみましょう。もしもカメラをskypeが認識しない場合は、Windowsならスタート画面から設定の項目を開き、プライバシー→カメラを選択し、「カメラにアクセスできるアプリを選ぶ」からskypeを選んでオンにしましょう。あとはskypeを再起動させれば認識されるはずです。
ちなみに、skypeだとビデオ会話中にチャットを送れる機能が備わっています。ビデオ会話中にメッセージを送る場合、画面下部にあるメッセージアイコンを押して、チャット画面を表示させましょう。
オンライン飲み会で送りたい画像がある場合は、チャット画面を表示させたら写真と紙のアイコンをクリックし、送りたい画像を選択すると送れます。同様の方法でテキストファイルなども送付できるので、ぜひ活用してみてください。
2. skypeはどのデバイスでも使える?
現在skypeではPCデスクトップ用・モバイル用・タブレット用・Xbox用・Alexa用からアプリをダウンロードできます。デスクトップ用ならWindows、Mac OS X、Linuxが利用可能です。モバイル用はAndroid(アンドロイド)、iPhone(アイフォン)またはWindows 10 Mobileで利用できます。
また、アプリ以外にも「skype online」を活用すればアプリをダウンロードしなくても起動できます。ただし、全てのデバイスでskypeが利用できるわけではありません。
以下のデバイス・プラットフォームは既にskypeのサポートが終了しているので注意してください。
・Amazon Fire Phone
・Android 4.0.2以下
・BlackberryOS(Android搭載のBlackberryデバイスは利用可能)
・iOS9以下
・MacOS X 10.8以下
・Skype for HoloLens
・Windows Mixed Reality
・Skype固定電話やコードレスDECT電話、アナログ電話アダプタ(ATA)
・Skype mobile for Verizon
・Skype on 3
・Skype on Telkomsel
・Skype for TV
・Symbian OS
・Windows10 version 1511(OSビルド10586)以下で動作するWindows 10メッセージングアプリや通話アプリ
・Windows RT
Windows7はWindowsのサポート自体は終了しているものの、skypeの利用は可能です。また、Windows8.1・Windows8もそれぞれ専用の最新バージョンがアップロードされているので、そちらをダウンロードするようにしてください。
3. オンライン飲み会でskypeを使用する際のコツ
無料でビデオ通話が楽しめるskypeは、オンライン飲み会にも活用できます。PCだけでなくスマホでも利用できるので、使える人が多いという点は大きなメリットと言えるでしょう。
オンライン飲み会は、1対1ではなく複数人で行うケースが多いです。skypeでオンライン飲み会を行うなら、まずは会議ルームを作ってそこに参加者を招待するという流れになります。
まずチャットルームを開き、「会議」と書かれたアイコンをクリックします。スマホの場合はチャットルームの右上にある鉛筆と四角のアイコン「新規作成」をタップしたら、「会議」と書かれたアイコンをタップしましょう。
すると新しい会議ルームが作られます。現時点でこの会議ルームが見えているのは作成した人だけなので、下部にある「招待を共有」を押し、招待したいメンバーを選びましょう。
すると会議ルームのリンクURLが送信されます。招待が終わったら「通話を開始」を押すとビデオ通話が始まるのでそのまま参加者が来るのを待ちましょう。これでオンライン飲み会が簡単に開けます。
もし上手くつながらないようなら、以下の3点を確認してみましょう。
・インターネット接続が正常に行われている
・Skypeの最新バージョンがインストールされている
・セキュリティソフトやファイアウォールの設定でskypeがブロックされていない
オンライン飲み会でskypeを使いこなすコツとして、次の項目を取り入れてみましょう。
2~5人程度がちょうど良く会話を楽しめる
skypeのビデオ通話は元々25人までしか参加できなかったものが、現在は50人まで参加できるようになりました。
しかし、あまりに大人数が参加すると回線状況が悪くなったり、会話がうまくできなかったりして、楽しいオンライン飲み会にはなりにくいです。
そのため、2~5人程度がちょうど良く会話を楽しめて、なおかつ回線状況も悪くなりにくいと言えます。
ライトを使って自分を映えさせる
macbookやWindowsにはカメラが内蔵されているため、特に道具を用意しなくてもパソコンとスマホさえあればオンライン飲み会に参加できます。
しかし、どうしても画質が粗かったり、照明がないので自分の顔が暗く見えがちです。
そんな時はオンライン飲み会用のライトを買ったり、必要に応じてwebカメラなども用意したりしましょう。最近のウェブカメラは値段が安いものから高性能なものまで揃っているので、自分の顔の見方が気になる方はぜひ試してみてください。
ショートカットキーを使いこなす
PCの場合、ショートカットキーを使いこなせばわざわざメニューを介さなくてもすぐにその機能が使えるようになります。
ショートカットはWindows版とMac版、Web版で操作方法が異なるので、活用したい方はSkypeの公式サイトをチェックしてみてください。
4. skypeのオンライン飲み会をより充実させるアプリ
skypeでのオンライン飲み会をより楽しく、充実させたものにしたい時は、これからご紹介するアプリを活用してみてください。
Atskype(@スカイプ)
Atskypeは国内最大規模を誇るスカイプ友達を見つけるための掲示板です。目的や年代、地域からスカイプ友達を募集できます。色んな人と会話を楽しみたい、交流したいという方におすすめです。
Spotify(スポティファイ)
サブスクリプションの音楽配信サービスとして人気のSpotifyは、skypeでオンライン飲み会をしている最中にオーディオ代わりとして使える便利なアプリです。
使用する際は、チャットルームの「…」を押してSpotifyを選択し、音楽やプレイリストを探してみましょう。曲が見つかったら送信ボタンを押して共有させます。
ただし、全ての楽曲がskypeでプレビューできるわけではないこと、そしてWeb版だと利用できないことの2つに注意してください。
Microsoft Translator(マイクロソフト トランスレーター)
Microsoft Translatorはいわゆる翻訳アプリで、テキスト翻訳と音声翻訳の両方に対応しています。スカイプにも翻訳機能は備わっていますが、スマホ版だと対応していないためMicrosoft Translatorを活用して外国人と交流していきましょう。
5. おわりに
今回はskypeの使い方からオンライン飲み会でより楽しめるコツなどをご紹介してきました。
skypeは比較的誰にでも使いやすいアプリになっているので、アカウントを作成してしまえばいつでもどこでも、スピーディーにオンライン飲み会を開催できます。無料で使えはするものの、パケット代には気を付けながら楽しみましょう。
また、skypeにはまだまだたくさんの使い方があります。例えばskypeクーポンを購入して使うと世界各地に国際電話よりもお得に通話が楽しめたり、skypeとTemasの連携機能によってTeamsのユーザーとskypeでやり取りできるようになったり、この他にも様々な使い方ができるので、ぜひ自分にとって便利だと思える機能を探してみてください。