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LGBTとは? 恋愛あるある色んな恋のカタチ

LGBTとは? 恋愛あるある色んな恋のカタチ

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# カップル # 友達 # 好きな人 # 恋愛の仕方

恋愛あるあるの1つに、恋には正解がないことが挙げられると思います。

最近、多様性を認める社会に変化しつつあり、LGBTに多く関心が寄せられていますが、「異性と恋愛するものだ」という考えも変化しつつあります。

今回はLGBTとは何か、深く掘り下げていきましょう。

1. セクシャルマイノリティを指す用語

「LGBT」

セクシャルマイノリティの問題は、最近になって話題になり始めたばかりなので、研究者でも様々な意見や定義が存在し、各メディアでも異なっています。

ですが「LGBT」というと、基本的にはレズビアン、ゲイセクシャル、バイセクシャル、トランスジェンダーを指します。

レズビアンは女性に対して恋愛感情・性的欲求を抱く女性のこと。略す場合には“レズ”ではなく“ビアン”を用います。

レズは性的コンテンツに使われることが多く、差別的な意味がありますので避けましょう。

ゲイセクシャルは男性に対して恋愛感情・性的欲求を抱く男性のこと。“ゲイ”という略し方のほか、“ホモ”という言われ方をすることがあります。

“ホモ”の方が聞き馴染みがある人が多いかと思いますが、こちらも同様の理由で差別的な意味がありますので“ゲイ”という言葉を覚えておく方が良いです。

バイセクシャルは女性にも男性にも性的欲求を抱く男女のことです。

この3つは恋愛指向・性的指向(研究者によっては性的指向のみを)言及したものですが、トランスジェンダーはこの3つと違い、性自認について言及したものになります。

性自認とは、自分が女性・男性どちらの性だと自覚しているかということ。

多くの人は女性の体つきであれば女性を自認し、男性の体つきであれば男性を自認していますが、自分の体つき(出生時に与えられた性)と性自認が一致していないことがあります。

体つきは女性だけれど性自認は男性である人(FtM)、逆に体つきは男性だけれど性自認は女性である人(MtF)のことをトランスジェンダーと言います。

「LGBTQIA」

「LGBT」ではなく、「LGBT」や「LGBTQIA」「LGBTQIAAP」など、最近ではLGBT以外も含めた表記をすることが増えています。

この場合に、レズビアン、ゲイセクシャル、バイセクシャル、トランスジェンダーに加えて、その他のマイノリティについて言及されていることがほとんどです。

「LGBTQIA」のQはクエスチョン。自分がどのセクシャルマイノリティに属しているかまだわからないけれど、異性恋愛をする大多数のマジョリティとは何か違うと思っている人を指しています。

LGBT総合研究所によれば、クエスチョンを自認する人は増加傾向にあるそう。LGBTという言葉が浸透してきたことで、自分の恋愛指向・性的指向・性自認などに違和感を覚える人が増えてきたのかもしれません。

Iはインターセックス。生まれつき男女両方の身体的特徴を持った人になります。

両性具有・性分化疾患とも呼ばれるジェンダーアイデンティティですが、恋愛指向・性的指向・性自認のいずれでもないため、「LGBT問題」として含めるのに懐疑的な人もいるようです。

Aはアセクシャル。「他者に恒常的に惹かれを感じない」マイノリティで、研究者の間でも、他者に恋愛感情がなく性的欲求がないことを指すか、他者に性的欲求がないことだけを指すかで見解が割れていて、国内外でも使われ方が異なるマイノリティです。

「LGBTQIA」には出てきませんが、ノンセクシャルの「他者に性的欲求を抱かない」マイノリティと混同している様子が見られ、また、ノンセクシャルとの区別から「他者に恋愛感情がなく性的欲求がない」あるいは「他者に恋愛感情はない」ことと捉える人たちが増えている印象です。

研究者の間でも研究があまり進んでいない発展途上のマイノリティであるため、当事者の間でも、特に使い方や定義が異なっているマイノリティかもしれません。

「LGBTQIAAP」

「LGBTTQQIAAP」は、「LGBT」に加え、性別超越者のトランスジェンダーと区別したTのトランスセクシャルが入ります。和名では性別違和です。

広い意味ではトランスジェンダーと同じと言えるかもしれませんが、トランスセクシャル(性別違和)は身体的特徴と性自認を一致させたい=手術させたい人で、性同一性障害(医学ではまだ性同一“障害”と呼ばれていますが、言葉に語弊があることから、違和と呼ぶ動きがあります)は医学的用語となります。

Qはクィア。もともとは「変態」などの差別用語だったようですが、セクシャルマイノリティの人たち自らが使うことで、現在はセクシャルマイノリティ全体を指す総称となり、抵抗運動などで使われます。

2つ目のQは先ほども出てきた自分のマイノリティがまだ確立できていないクエスチョン。続いてのIも先ほど出てきた両性の身体特徴を持つインターセックス。Aはアセクスシャルです。

2つ目のAはアライ。セクシャルマイノリティへの理解を示したり、積極的にLGBTの社会運動を支援している人たちを指します。こちらはセクシャルマイノリティを指す言葉ではないため注意が必要です。

最後にPのパンセクシャル。こちらは恋愛指向・性的指向(あるいは性的指向のみと解釈する場合もある)という概念を持たず、どのような性の人に対しても恋愛感情野生的欲求を抱く人のことです。

こちらは男性・女性どちらも好きになるバイセクシャルと混同されがちですが、「全性愛」で、例えばトランスジェンダーや、その他の性自認を持っている人に対しても惹かれることのあるマイノリティです。

2. LGBTには旗がある

LGBTには、レズビアン、ゲイセクシャル、バイセクシャル、トランスジェンダーの尊厳とLGBTの社会運動を象徴するレインボーフラッグという旗があります。

当時、「ゲイ解放運動」が盛んでしたので、ゲイパレードでよく上がっているのを見かけます。

発祥はアメリカ合衆国カルフォルニア州ですが、現在では各国で使われるようになっており、2019年の年末の紅白歌合戦でも、レンボーフラッグが上がり驚かされたものです。

虹色なのはLGBTでネガティブ面を出さないために美しい色を使いたかったことと、色とりどりで多様性の象徴があるようにということのようです。

最も多く使われる色の構成は赤・橙・黄・緑・青・紫だと思いますが、以前はピンクとターコイズも使われていました。

どうやら、マイノリティの多様性による変更というよりは、レインボーフラッグの需要が増えることで生産が追いつかなくなってしまったことが原因なようです。それだけ旗が上がるのはとても喜ばしいことですよね! 

レインボーフラッグだけでなく、LGBTを指すときにしばしば虹色が用いられている印象です。

3. 様々なマイノリティが存在する

研究途上で整備されていないことも要因の一つではありますが、セクシャルマイノリティを指す用語を見ただけでも複雑すぎて頭がこんがらがってしまう人は多いのではないでしょうか。

それだけに様々なマイノリティが存在し、多様だということです。

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