ポジティブな人は失敗を恐れず行動力に優れ、結果を残しやすいです。人生に前向きだったり猪突猛進な人は成功を収めていることが多いですよね。
恋愛も「どうせ自分は振られる」と一度後ろ向きになってしまうと、チャンスを逃してしまうばかりです。積極性を羨ましく思う人は多いでしょう。
そこで今回は、どんどん成功していくことのできる“正のスパイラル”になるために、まずはどのような習慣をやめたほうが良いのか、どう行動を起こすことでポジティブ思考になることができるのか、方法を探っていきます。
1. いつもネガティブ思考に? ポジティブ思考になるためにやめたい習慣
①他者との比較
人は良いニュースよりも悪いニュースに影響を受けがち。SNSなどを見ても、よく拡散されているのはネガティブな情報ではないでしょうか。
他者と比較してしまう癖のある人は、「自分はこの人よりここが優れている」ではなく「この人はこんなにできるのに自分は……」と自分のできないところにばかり目を向けてしまうのです。
するとそのうち自分がダメ人間のように思えてきます。
そもそも、他者と比較するのは、そのスキルを学んだ時間や生きてきた年数などが異なることが大半であるため、あまり客観的とは言えません。
「職場では自分はできないやつだ」という考え方も、その職場に優れた人材が多いのかもしれませんが、もっと視野を広げて働く人全体を見たときに、下はいくらでもいますし、逆も然りです。
つまり、人はできない人の周りにいれば優越感を覚え、できる人に囲まれれば劣等感が生まれがちなのです。
ですが、それは相対評価での価値判断で、ただの住み分けでしかなく、ほとんど意味をなさないでしょう。
どんどん負のスパイラルにはまってしまいますので、他者と比較しないことが精神的な健康を得ることにつながります。
②マイナス発言
なにかをするときに「どうせ自分は」「でも」など否定から入る口癖がついてしまっている人がいます。
さほど深刻ではなかったはずのことも、一度口にしてしまうことでどんどん悪い方向に話が進んでいってしまう場合も。
脳は、言葉通りに認識すると言われているため、実はそこまで大事ではなかったことも、頭の中で大事として整理されてしまうのです。
また、ストレス発散のためについつい人の悪口を言ってしまう人も多いでしょう。けれどマイナスの言葉そのものも脳に悪い影響を及ぼしています。
ネガティブ思考は脳に強いストレスを与えますが、それによって海馬の神経細胞を破壊し、脳の老化を進めていくと言われています。
どんなに辛くても、ポジティブな発言をしてみたり、相手を褒めるようにしてみましょう。
③ストレスの蓄積
人はストレス状態に晒されると、視野が狭くなり、無意識下でネガティブ思考に陥りやすくなります。
心に余裕がなくなれば、自分自身を肯定的に受け止めることが難しくなり、さらには他者にまで目を向ける余裕がなくなってしまうことでしょう。
そのため、定期的に休養をとりストレスを発散することが大切になります。日光を浴びたり、クラシック音楽を聴いたり、ぼーっとするだけでも効果があります。
定期的に休んでも原因が取り除かれなければ根本的な解決には至りませんので、原因を分析してストレスを軽減させる方法を考えましょう。
例えば、仕事が合わないなら転職を視野に入れたり、人間関係で疲れているなら一度距離を取ってみたり、住居環境が合わないなら引っ越したり模様替えをしてみたりすることができるはず。
2. ポジティブ思考の人がやっていること
①小さな目標をコツコツと
何かを達成しようと思った時、例えば「月収100万!」「会社での昇進!」など、つい大きな目標を設定してしまいがちです。
それをエネルギーに変換できれば良いですが、多くの人は見えないゴールを前にどんどんヤル気を失ったり、悲観的になったりしまうのではないでしょうか。
ポジティブな人の多くは、それを理解しているからこそ小さな目標設定をします。「月収100万!」や「会社の昇進!」は最終ゴールであれば良いのです。
そのゴールに到達するために、今の自分には何が必要で、どういうことをしていなかければならないのか、もう少し細かく考えてみてください。そして、それら一つ一つを目標として設定してしまえば良いのです。
そうすることで、自分は今何をしたら良いのか整理できますし、小さな目標をクリアすることで達成感につながります。
一つクリアしたら、「よくできた!」「すごいじゃん!」と自分を褒めてみてください。次に頑張るエネルギーとなるはずです。
②客観的な視点を持つ
人は無意識に悪い方向に考えがちですので、できるだけ客観的な視点を持つことが大切です。
ポジティブな人は、たとえブルーな一日を過ごしてしまったとしても、その日にあった小さな幸せを一つでも見つけ、それに目を向けることができます。
一日にあったいいことをまとめるノートを作ってみたり、感情を一切省いた客観的な情報だけで日記を書いてみたりすると良いでしょう。文字にして整理すると、自分が何につまずいているか気づくことができます。
例えば、「仕事が捗らない」なら、疲れていたり、やりがいを感じなかったりするのかもしれません。
疲れているなら休息を取れば良いですし、それができないほどの仕事が与えられていたり、やりがいを感じない仕事を振られていたりするなら、あなたが悪いわけではなく会社の問題です。
難しすぎて手が進まないなら、上司はなぜそんな仕事をあなたに渡したのかもう少し考えてみましょう。
今のあなたなら十分にスキルが身についていて、難しいことも乗り越えることができるはずだ、という期待があったからなのでは?
③失敗も学びに変換
明らかに自分のミスによって失敗してしまった場合は、その失敗を生かして、学びへと変換してしまいましょう。
どうすれば失敗しなかったのか、次はどうすれば良いのか考えることで、あなたの失敗は無駄ではなくなります。
もしその失敗をしていなかったなら、あなたはその経験を得られず、今の学びを得られなかったはずです。
スティーブ・ジョブズの遺した言葉に、「成功と失敗の一番の違いは途中で諦めるかどうか」というものがあります。
失敗も諦めず次に生かしていくことができれば、それは最終的な成功へとつなげることができるのです。
あのジョブズだって、たくさんの失敗をしたからこそ今があるんですよ。
3. ポジティブ思考は行動力を高める
いつでもポジティブで明るい人というのは、客観性を保つことで、ネガティブな思考に陥ることを抑制し、またポジティブ変換するのが上手です。
まずは、彼らの行動から真似ることで、ストレスが軽減されるかもしれません。
日本人は世界的に見ても自己肯定感が低い傾向にありますが、ポジティブ思考を持つことで自信がつき、自己肯定感を高めていくことができると考えられています。
そうすれば、ちょっと難しいことにも挑戦しやすくなり、行動を起こすハードルも低くなりますよね。
ポジティブで行動力がある人は、自分と付き合うのが上手なのです。