つらいことや苦しいことがあると、「どうして自分ばかりがこんなに苦しい思いをしなきゃならないの?」と思えてきます。
そして、「幸せな人になりたい」とも。では、あなたが幸せな人になるためにすべき事とは、どんな事でしょうか。
実は普段のちょっとした心がけで、心は豊かになれるって聞いたら、試してみたくなりませんか?
今回はそんな、幸せになるための方法、習慣を紹介します。
1. 「不幸せ」を数えない
世の中に、一つの悩みも苦しみも持たない人なんて存在しません。どんなに幸せそうに見える人にだってそうなんです。
では、幸せな人とそうでない人の違いとは何でしょうか。それは、身の回りにある「幸せ」を数えるか、「不幸せ」を数えるかの違いだと思います。
幸せな人は、積極的に不幸せを数えることはしません。今ある状況の中で、できるだけ良いことを見つけ、前向きに考えようとするんです。
あなたはどうでしょうか。「ここは良いけど、でもこんなに嫌なことがたくさんある!」なんて話、無意識のうちにしていませんか?
それよりも、「良いところもこんなにある」と考えてみた方が、よほど幸せになれますよ。
2. 寝る前に、今日あった良いことを3つ挙げてみる
「不幸せを数えない」とも共通しますが、1日1回、今日あった良いことを思い浮かべてみるのをおすすめします。できれば、紙などに書くとよりGOOD!
良いことが何もなかったように思える日でも、書く事を考えているうちに、案外嬉しい事、楽しい事があったんだ! という気になれますよ。
もし、どうしても思い浮かばない! という時は、「朝ちゃんと起きて、遅刻せずに仕事に行った」なんて事でもOKです。
小さなことでも自分を褒め、良い事としてカウントすること。これが、幸せな人に近づくコツですよ。
3. 健康的な生活をする
病は気からなんて言葉があるように、心と身体の健康は深く結びついています。
どうしてもポジティブな思考になれない、気分がふさぎ込みがち……という場合は、肉体的な健康面に目を向けてみましょう。
睡眠はしっかりとれていますか? バランスの良い食事を摂っていますか? 適度な運動はしていますか?
当たり前に思われがちなことを当たり前に、基本をおさえている人は、幸福度も高いと言われています。
「毎日忙しくて調子が出ない」という時は、一度生活習慣を見直してみてくださいね。
4. 他人と比べない
他人と比べて、自分がいかに劣っているか……。考えても、まず良いことはありません。
まったく同じ人間など存在しないのだから、比較すること自体が意味のないことだと考えましょう。
例えば筆者の場合は身長が低いことがコンプレックスで、スラリと背の高い女の子に相当な憧れを持っていました(今も持ってますが)。
ですが、背が高ければ高いなりの悩みがあることを知り、またこの姿だったからこそ良かった事や得られた物もあるのだと考えられるようになってから、人を羨むことは少なくなりました。
人と比較せず、羨んだり妬んだりしなくなると、穏やかな気持ちで日々を過ごせるようになります。
ネガティブな感情に振り回されないので、幸福度も上がったように思えますよ。
5. 幸せは「与えられるもの」じゃない
幸せな人になりたい、と口癖のように言う人は、「幸せ」がどこか遠いところからやってきてくれる、もしくは誰かに与えられるものだと思っているフシがあります。
が、もちろん実際はそうではありません。幸せとは目に見えないものだし、絶対的な定義もありませんよね。
つまり自分が幸せだと思えば、その人は幸せなのです。他人にとっての幸せが、自分にとっても同じように幸せとも限りません。
あなたの幸せは、あなただけのもの。そう考えると、幸せな人になるために真っ先に変えるべきなのは、自分の考え方なのかもしれませんね。
6. 完璧を目指さない
幸せとは、完璧なものだと勘違いしている人がいます。だから幸せになるために、自分自身に対してもパートナーに対しても、完璧を求めすぎてしまうのです。
でも幸せになるためには、自分が完璧になる必要も、100%理想のパートナーを見つける必要もないんです。
むしろ、苦手なことは得意な人にお願いする、お互いの短所を補い合っていけるパートナーと出会う。そちらの方が、よほど幸せなことだと思いますよ。
7. 良い気分になれることを率先してやる
日本人の傾向として、率先して苦労する事、嫌な事をはっきり嫌だと言わないことは美徳だとされがちですよね。
しかしこの考え方こそが、幸せと大きくかけ離れているものなんです。努力や協調性は、確かに大切です。
しかしそれが行き過ぎて、ストレスを溜め込むようなことになってはダメ。蓄積されたストレスは、幸せとは相反するものだからです。
つらいことを率先してするよりも、楽しい事、得意な事を積極的にするようにしましょう。
ストレスを感じる仕事、人からは適度に距離をとることで、ぐんと心がラクになりますよ。
8. 幸せな人は、自分がすでに幸せだと知っている人
「幸せになりたい」という時、人は自分が今いる場所からはるか遠くを見つめています。
けれど、幸せはどこからか飛んでくるものではありません。自分が今いる場所に既にあるものであり、考え方一つで新しく作り出すこともできるんです。
既に持っている幸せを数え、逆に自分を不幸せにするものとは距離を置きましょう。それにより、少しずつ自分が幸せな人だと認識できるようになるはずですよ。