彼氏の浮気、二股、略奪…そんなことが続くと「私って、男性から “嫌われる女” なの?」と思ってしまいますよね。女の子として、人としての自信も失ってしまいますよね。
そんな、脱・嫌われる女! という女の子からのご相談にお答えします。
1. 【恋愛相談】「彼氏に浮気された挙句、別れた…嫌われる女の特徴を教えて!」
読者さんから、ややディープな相談が届いているようです。内容を見ていきましょう。
「アラサー女性です。彼氏はいません。ちょっと前まで3年ほど付き合っていた彼氏がいましたが、浮気をされていたようで。結局、浮気相手の女に略奪されてしまいました。少しずつ心の傷も癒えてきたのでまた新しい恋をしたいのですが、同じような目にあったらどうしよう…と思うと怖くて、一歩が踏み出せません。浮気相手のことはよく知りませんが、噂によると特別悪女というわけでもなく、普通に良い子らしいです。浮気されたのは、私自身に問題があるからでしょうか。男性から嫌われやすいタイプなのかもしれません。嫌われる女の特徴を教えてください」(29歳/女性/OL)
3年もお付き合いしていた男性に浮気され、略奪されてしまったとは、相当なショックだったことでしょう。
今もまだ引きずっておられるようですが、新しい一歩を踏み出したいと思えるようになったのは、相談者さんの気持ちも少しずつ上向いてきているということでしょうね。
さて「嫌われる女」の特徴をお知りになりたいとのこと。自分に当てはまるかどうかを確認されたいのでしょうから、まずは一般的なイメージから見ていきましょう。
2. 一般的な「嫌われる女」のイメージ・特徴
察してちゃん
一般的に男性よりも女の子の方が察する力が強いと言われています。はっきりと言葉に出さなくても、空気を読んで人の気持ちを感じ取るのが上手なんですね。
そのためつい、同じように男性にも求めてしまいがちですが、男性は「言ってくれなきゃわかんない」生きもの。多少であればいいですが、度を越すとギスギスしてしまい、お互いにストレスがたまります。
「なんでわかってくれないの?」
「思ってることはちゃんと言えよ!」
のようなケンカ、ありがちですよね。
もちろん、察してちゃんが面倒に感じられるのは男性だけではありません。女同士だって、あまりにひどい子とは一緒にいたくないものです。
自己中心的、ワガママ
相手の気持ちを考えない自己中でワガママなタイプは、男女問わず嫌われる傾向が強いですね。本人に悪気はない場合も多いですが、ふと周りを見てみるとみんな引きつってる…みたいなケースも。
少しでも思い当たるフシがある場合は、冷静に自分の言動を振り返ってみたほうがいいかもしれません。
たとえば、約束にいつも遅刻していくとか、ドタキャンもしょっちゅうとか、会話していても常に自分の話ばかりしているとか。
要は、一緒にいるとストレスが溜まるってこと。恋人同士でも、友達関係でも、人が離れる原因になります。
他人の悪口ばかり言う
他人の噂話って、どうしてあんなに盛り上がるんでしょう? ってくらい、女子会での鉄板ネタみたいになってますよね。
これ、本人に聞かれても問題ないくらいの噂話ならセーフですが、完全な悪口ばっかり言っている女の子は最悪。
とくに男性からは「感じ悪い子」というレッテルを張られてしまうこと、間違いなしです。
本人に悪口のつもりがなくても、まわりで聞いていると嫌な感じがする…ってこともあります。誰かがいないところで、誰かの話題を出すときは、細心の注意をはらって。
嫉妬心が強く、束縛が激しい
ほんのちょっとのヤキモチならかわいいものですが、それがドロドロの嫉妬心や束縛につながるともう無理! という男性は多いはず。
「愛されてるって実感はすごくあるけど、あまりに束縛が強くて疲れちゃうよ…」という状況に陥ると、心が消耗してしまいます。
そんなときに、癒し系且つかわいい女の子がさっと現れたらどうでしょう? あっという間に気持ちを奪われ、掻っ攫われてしまいますよ。
なぜか上から目線
「マウンティング女子」なんて言葉が流行しましたよね。要は、相手より自分の方が上だとアピールする態度です。
女の子同士でマウンティングし合っている様子を見て「うわぁ…」と感じる男性もいますし、それが男性に向けられてカチンとくるという場合も。
残念ながら、日本人男性には「男性の方が女の子よりも上」という刷り込みがあります。無意識的にそういう考えを持つ男性も少なくないのです。
そういった意識を持つ男性は、上から目線の女の子に対して強い拒絶反応を示します。もちろん、そこまで小難しい話じゃなくても、なぜか偉そうな人ってあまり良い感じはしませんよね。
3. 漫画「NANA」に学ぶ、嫌いの感じ方それぞれ
ちょっと話は変わりますが、相談者さんは「NANA」という漫画を読んだことはありますか?
この話の中で、主人公である奈々は彼氏の章司に二股をかけられてしまいます。結果的に章司は浮気相手である幸子を選び、二人は別れることに…。筆者はこのシーンを見て「章司も幸子も、なんてやつだ!」と怒りを感じました。
だってそうでしょう。奈々は何も知らずに章司を好きだったのに、章司もそんな奈々の気持ちを知っていたのに。そして幸子は章司に彼女(奈々)がいるのを知っていたのに、虎視眈々と次なる彼女の座を狙い、まんまとその通りになったわけですから!
こんなにもヒロインが報われない展開があって良いのか、と。
たしかに、浮気の原因は奈々にもあります。奈々は章司の優しさにすっかり甘え、わがままばかり。思いやりの気持ちを忘れていたんです。
そんな奈々と過ごす日々に疲れた章司の心には、ぽっかりと穴が開いたようでした。
そこに現れたのが幸子。幸子は小柄でかわいらしく、章司にとってはどタイプの女の子です。二人は惹かれ合い、彼女(奈々)の存在を知ってもなお諦められない幸子は、最終的にわざと終電を逃すという大胆な行動に出ます。
「走らなきゃ終電逃すってわかってるのに、なんでヒール履いてくるんだよ」と尋ねる章司に、幸子は「わざとだよ?」と小悪魔的上目遣いで一気に畳み掛ける。これで章二は落ちました。
さてこの三角関係は、誰が一番悪くて、誰が一番イヤなヤツでしょうか?
わがまま三昧だった奈々?
彼女の存在を知りつつ一歩も引かなかった幸子?
そもそも優柔不断な章司?
これは一概には言えません。好みや気分、そのとき置かれている状況によっても違ってくるはずです。
筆者の場合は、主人公である奈々目線で物語を読んでいたから奈々の肩を持ちたくなりました。けれどもし、これが幸子の物語だったら、また違った感想を持ったでしょう。
4. 自分の中にある「嫌われる女の特徴」を探さない
誰かにとっての「嫌い」は、誰かにとっての「好き」かもしれません。だから自分の中にある「嫌われる特徴」を探すことには、何の意味もないんです。
もちろん時には、自身の行動を振り返って短所を改めるのは大事です。でも一つダメなところを見つけたからといって、自分の全部がダメだって悲観してしまうのは大きな間違い。
悲しいけれど、お別れしてしまった彼とは合わなかった、ご縁がなかった。そういうことなのでしょう。
大丈夫。章司に浮気されてボロボロになった奈々だって、その後また新しい恋を見つけることができました。
相談者さんにも、今度はもっと素敵な恋が訪れるはずですよ。