お見合いや縁談は断りづらいと言われています。上司や親戚から縁談を受けて困っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では交際を断った方がいい相手、お見合いの状況別の断り方や例文を紹介しています。お見合いを断るのに困っている方は是非読んでみてください。
1. お見合いの断り方で悩んでしまう理由とは
お見合いでの出会いは、結婚を前提とした真剣なお付き合いのスタート地点のようなものです。相手も自分も真剣だからこそ、実際対面した後は断りづらくなります。
他にも、職場の上司や先輩、お世話になっている知人や親戚などから好意で紹介された場合などは、今後の人間関係も気になり断りづらいです。
一般的にお見合いを希望する人は、いい出会いがあればすぐにでも結婚したいと考えている人がほとんどでしょう。紹介者や相手の方に失礼にならないよう、「合わない」と思った時点で早めにお断りする必要があります。
2. 交際しない方がいいお見合い相手の特徴4選
お見合いでの出会いにも、良縁は数多くあります。しかし、結婚への近道とも言えるお見合いでは、短期間に相手との相性などを見定める必要があるでしょう。
ここからは、一般的に交際しない方がいいお見合い相手の特徴を挙げていきます。
1:初対面で違和感を感じた
初対面で違和感を感じることは、自分自身への本能的な警告の可能性があります。
お見合いの場では、誰でも緊張して相手をある程度気遣い、できるだけ自分を好印象に見せようと振る舞います。それでも違和感を感じる時は、どうしても合わない部分が見えているとも言えます。
他にも、結婚相談所などを介したお見合いでは、相手の方が最初から結婚する気がないパターンも存在するため、責任感がない相手とは交際しないように気をつけましょう。
2:TPOの意識がない
お見合いの席ならば、ある程度きちんとした装いをするのがマナーです。場に相応しくない格好をするようなTPOの意識がない相手は、あまり交際相手のことを気遣えない可能性もあります。
一緒にいる相手や状況を考えた振る舞いができる相手は、結婚相手として理想的とも言えるでしょう。
3:コミュニケーションが取りにくい
コミュニケーションが取りにくい、会話していても楽しくない相手とは、フィーリングが合わない可能性があります。
例えば、相手が自分の話ばかりで面白くない、テンポが合わないなどが挙げられます。逆に口数が少ない相手でも、少ない会話や沈黙が苦ではない場合は相性が良いでしょう。コミュニケーションが取りにくい相手は、交際後の信頼関係も築きにくいと言えます。
4:性格や価値観が合わない
友人や同僚など、普段付き合う相手の人間性にはある程度折り合いをつける必要があります。しかし、あまりにも性格や価値観が合わない場合、交際や結婚は上手くいかない可能性が高いでしょう。
例えば、金銭感覚や美意識、受け入れられないクセや見た目、衛生観念など、他にも細かいところでの考え方の違いは、交際を続けるうちに大きなズレが生じます。お見合いでの会話や、その後の食事などの場で気にかかる部分が見えたら、お断りする方が賢明でしょう。
3. 状況別によるお見合いの断り方4選
ここからは、状況別に適したお見合いの断り方を解説していきます。
相手に会う前、お見合いした後、1~2回デートした後、3回以上デートした後の4パターンで、断る理由別に例文を挙げていきます。断るタイミングや紹介者への断り方、本人への断り方もあわせて解説していきます。是非、参考にしてみてください。
1:相手に会う前に断る
まずは、お見合いで相手に直接会う前の断り方の例文です。
まだお見合い相手とは直接会っていないため、断りやすいタイミングだと言えます。紹介してくれたのが上司や知人、親戚の場合はその後の人間関係にも影響が出ないよう、できればメールや電話で済まさず、きちんと直接お断りしましょう。
結婚する意思がない場合の例文
結婚する意志が全くない場合、身上書や写真は受け取らず、その場ですぐにお断りするのがマナーです。プロフィールを確認して断る場合、断る理由にも気を遣うことになります。紹介者への感謝や理由を添えて断りましょう。
一般的に結婚は家族ぐるみの付き合いになるため、両家の同意がなければ成立しません。両親が結婚に反対している場合は、そのことを伝えればスマートにお断りできます。
「ご紹介いただいてありがとうございます。今は仕事が楽しく、結婚は早いと考えていますため今回はご遠慮させてください。結婚を考えるようになったら、またご相談させてください。」のような断り方だと相手も納得してくれるでしょう。
条件が合わない場合の例文
条件が合わない場合も、すぐに断っては相手に悪印象を与えてしまいます。断る場合は2日程おいてお断りするといいでしょう。
あくまでも謙遜した姿勢で、「自分が未熟者で至らないため」といったスタンスでお断りするのがポイントです。お断りした後はすぐに紹介者に身上書や写真などもお返ししましょう。
「ご紹介くださってありがとうございます。とても素敵な方ですが、私にはもったいないお相手です。」「教養のない私には、もったいないお相手です。」というような表現が良いでしょう。
外見が気に入らない場合の例文
見た目がタイプではない相手の場合も、気に入らない点を指摘するような断り方をしないようにしましょう。義両親との同居や転勤など、結婚にあたっての条件などを断る理由に挙げるのも良いでしょう。
「将来はできれば子供を転校させたくないため、申し訳ないのですが転勤が多い方とは結婚を考えられません。」「ご両親との同居は、結婚する覚悟もない未熟者の私には荷が重すぎます。」など、外見とは関係のない理由にしましょう。
2:お見合いした後に断る
実際に会った後に断る場合も、紹介者や相手の顔を立てた姿勢でお断りしましょう。
「とても素敵な方だったのですが、実際お会いしてみて私とは価値観が合わないように感じたため、お断りさせていただきたいです。」「私にはもったいないほど聡明なお相手でしたが、私の方が教養不足なため結婚は考えられませんでした。」
このような理由だと、断られても相手はあまり悪い気はしないでしょう。
例文を作る時のポイント
実際にお見合いをした後にお断りする場合は、「価値観が合わない」「フィーリングが合わない」などの言い回しを使い、自分に気持ちがないことをしっかり伝えるのがポイントです。
学歴や外見、体格を理由に挙げた場合、相手を傷つけてしまうのはもちろん、自分の人間性も疑われ、紹介者との人間関係も悪化させる可能性があります。
3:1回から2回のデートをした後で断る
お見合いの場だけでは相手のことがわからず、そのままデートの約束をする場合もあるでしょう。何度か会ううちに、相手の欠点などが気になることもあります。結婚はできないと判断した場合、直接お断りする前にも、早めに紹介者に連絡を入れるようにしましょう。
「何度かお会いしてみましたが、フィーリングが合いませんでした。」「魅力的な方だったのですが、私とは価値観が合いませんでした。」のような断り方が良いでしょう。
例文を作る時のポイント
お見合い直後の断り方と同じく、相手を褒める言葉を付け加え、価値観やフィーリングなどソフトな言い回しを使うことがポイントです。
「私にはとてももったいない方でしたが」「とても素敵なお相手だったんですが」等、前置きの言葉を付けて、相手を傷つけないようにお断りしましょう。
4:デートを3回以上してから断る
デートを3回以上していたり、交際期間が長くなったりすると、連絡先を交換してメールやLINE(ライン)のやり取りもしている場合がほとんどでしょう。この場合は、紹介者への断りの連絡の際に、本人へ直接お断りする旨を伝えましょう。
紹介者には感謝の言葉と相手と結婚する意志がないことをしっかりと伝え、相手に気を持たせないようにしましょう。
「長くお付き合いさせていただきましたが、私には〇〇さんを支える覚悟ができませんでした。申し訳ありません。」と長い時間過ごしたうえで感じた気持ちを伝えましょう。
相手に直接伝える場合の例文
相手に直接伝える場合も、断る理由が自分にあることと、感謝の言葉を伝えることがポイントです。
「長くお付き合いしてくださってありがとうございました。未熟な私では、〇〇さんの人生を支えることができません。」「私が至らない故に、〇〇さんとの結婚観や将来のビジョンに差があると感じました。申し訳ありません。」
このように短くキッパリと断り、交際を続ける意思が無いことをはっきりと伝えるようにしましょう。
4. お見合いの断り方で気を付けること
ここからは、お見合いの断り方で気を付けるポイントをまとめていきます。結婚相談所でのお見合いや、上司や知人からの紹介、親や親戚からの縁談など、気を付けるポイントは状況によって変わります。紹介者に合わせて対応しましょう。
紹介者に伝える
お見合いを断る場合、最初は相手との連絡は紹介者を介するため、縁談を持ってきてくれた紹介者に伝えるのがマナーです。相手としばらく交際が続いた場合でも、本人だけでなく、必ず紹介者にもお断りすることを伝えましょう。
結婚相談所の場合
結婚相談所でのお見合いを断る際には、仲人やカウンセラーを通して相手に伝えてもらうのが一般的です。ただし、直接本人に伝えるのはマナー違反です。
結婚相談所を利用する人にはスピード感のある婚活が重要です。お互いの時間を無駄にしないためにも、「合わない」と感じた時点でお断りの連絡を入れるようにしましょう。
上司や知人の場合
上司や会社の先輩、知人からの紹介である場合、相手は紹介者の血縁者であったり、取引先の関係者である可能性も高く、断りづらい相手だと言えます。しかし、結婚する気がないのならすぐに断るようにしましょう。
紹介者の立場を考えて感謝の気持ちを伝え、相手の顔を立てた断り方を心がけて、紹介者との今後の関係をこじらせないように気を付けましょう。
親戚の場合
親や親戚が縁談を持ってきた時も、その気がないのならはっきりと断るようにしましょう。
お見合いをする前なら、今は結婚する意志がないことを伝え、お見合いした後でも、相手とは合わなかったことをしっかりと伝えましょう。身内からの紹介は何度か会うことを強要されたりもしますが、強い意志を持ってお断りすることが相手への誠意でもあります。
断るなら早く伝える
一般的にお見合いを希望する人は、婚活していたり、できるだけ早く結婚したい人がほとんどです。結婚する気がないのに断りづらいからと、ダラダラと付き合いを続けてしまうと、相手の出会いのチャンスも妨げてしまいます。
断る場合は早めに伝えることで、お互いにいい人と巡り合える可能性も高まるでしょう。
5. お見合い相手の気持ちを傷つけないように断るようにしよう
お見合いを断る際には、相手の気持ちを傷つけないように断るのが大事です。
紹介者との関係を良好に保つよう気を遣うことで、良い人を紹介してもらえる可能性もあります。次の出会いを良いものにするためにも、お見合いや縁談の断り方で困った時には、是非この記事を参考にしてみてください。