「ボルダリングに行きたいけれど、筋肉痛が心配……」
「ボルダリングに一度だけ行ったことがあるけれど、翌日しんどかったな……」
「ちょっと恥ずかしいかも……」
ボルダリングに対して、不安を抱えている初心者女子の皆さん、筆者はみなさんに、ボルダリングを全力で楽しんでもらいたい!!!
簡単なコツを知っておけば、疲れを最小限に抑え、仕事帰りや休日の一大イベントであるボルダリングジムデビューを余すことなく楽しめます。今回は、一人でもジムを楽しむためのコツをご紹介!
女子でもジムで輝きたい! ボルダリングを楽しむための3箇条
はじめてのボルダリングを楽しむために、3つのポイントに気をつけましょう。
まずは体の使い方を覚えること。翌日の筋肉痛を考えると、疲労を極力抑えて登りたいものですよね。ボルダリングは筋肉を激しく使わなくても楽しめるスポーツです。特に初心者や女性は、筋肉に自信のない人も多いはず。
次に、ジムでスマートに登るための作法も心得ましょう。ボルダリングジムでは、先輩クライマーや自分と同じ初心者クライマーが同じ空間で壁を登っています。一般的なスポーツトレーニングジムのように、完全な個人プレーではないのがボルダリングの特徴。邪魔にならないよう気を配ったりすることによって、より楽しく登れるんですよ。
最後に、仲間を作るコミュニケーション術もご紹介します。隣同士の人とコミュニケーションを取り合ったり、掛け声で応援したりすることで、自然と仲間ができます。仲間ができると、わからない課題を教えてもらったり、ボルダリングジムの外での交流も生まれたりと、「ボルダリング充」になれることも!
次からは、それぞれを詳しく説明していきます!
1. 体の使い方で疲れ知らず!
ボルダリング選手が登る様子を動画などで見たことはありますか? 複雑な動きをしているように見えますが、実はハシゴを登るのと同じ動きを取り入れています。
皆さんはハシゴを登る際、腕の力だけで体重を持ち上げたりはしませんよね。足腰をうまく使っているはずです。ボルダリングも同様に、腕の力に頼らず、足腰を使うことで女性でも簡単に登れるのです。
腕はなるべく伸ばす!
重いカバンを持つとき、腕を曲げた状態で持ち上げ続けるのは大変ですよね。無意識かもしれませんが、腕をストンと伸ばして持っているはずです。また、腕立て伏せをするとき、腕を曲げたままキープするのは大変でしょう。立ててしまえば、そんなに苦しくはないはず。
ボルダリングでも同様のことが言えます。自分の体重を支えるのに、腕を曲げていてはすぐに疲労が溜まってしまいますが、伸ばした状態でいれば、腕の力を使わずに済みます。腕を伸ばした状態で、手、足、肩の3点を結ぶと、3角形ができます。この3角形ができることで、足に体重がしっかりと乗り、腕への負担を減らせるのです。
ボルダリングをするときは、意識して腕を伸ばすようにしましょう。
膝を使って筋力不足をカバーしよう!
腕の力を使わずに壁に触ることができたなら、次は登り方です。さきほどハシゴの例をあげましたが、ポイントは脚力を上手に使うこと。
このとき、自分の体を振り子のように使うのがポイントです。ホールドをつかんだ手を起点にして、膝をぐっと伸ばすと、体が持ち上がります。女性や子供は筋力が少ないので、脚の筋肉を上手に使って登っている人を多く見かけます。美しい足さばきを習得して、ボルダリングジムで輝いちゃおう!
2. ジムでスマートに登るためのボルダリング作法
ボルダリングジムでは、自分以外のクライマーがたくさん登っています。ジムによっては狭かったり、ルールがあったりするので、それらを守るようにしましょう。
基本的にはジムの店員さんが説明してくれるし、そんなにシビアなルールはありません。ここでは、よく聞くルールをご紹介。ボルダリングジムでの振る舞いを予習しましょう!
同じ壁を同時に上らないようにしよう!
ボルダリングジムには、「クライミングウォール」と呼ばれる壁が何枚も貼られています。ジムによりますが、だいたい3〜7枚程度でしょうか。広いところだと10枚くらいあります。
この壁、一人ずつしか登れません。課題が交差してしまったり、落下時に衝突してしまう恐れがあるからです。
混んでいるときは一つの壁を登るのに10人以上が待っているということもありますが、腕の回復スピードを考えると、10人分くらい待った方が良いと思います! ボルダリングジムでは、順番を譲り合ってトライしましょう!
上から人が落ちてくる!? 壁からはなるべく離れよう
同じ壁を登っている人が一生懸命登っている姿を見ていると、応援したくなるもの。また、先輩がどうやって登っているのか気になりますよね。見ながら応援することはぜひ実践してほしいところですが、見るのに夢中で周りが見えなくならないように注意。
「コ」の字型に壁が設置されているジムだと、自分の目の前と背面に壁がありますよね。背面にある壁から人が落下してくる恐れや、遠くの壁から屈強な男性クライマーが飛んでくることも……
周りに登っている人がいないか。危ないプレイをしている人はいないか。気にしながら登ると、不慮の事故を防げます。どうしても不安という人は、壁が一列に配置されているボルダリングジムを選びましょう。二子玉川にある「fish&bird」や八丁堀にある「登處」がおすすめです。
手汗を処理するエチケット
ボルダリングでは、手に「チョーク」という粉をつけて登ります。何回か登ると、ホールドにチョークや手汗がびっしりとついてしまうことも。次の人が気持ちよく登れるように、長時間触ったホールドは、ブラシで磨くようにしましょう。
あまり神経質に磨く必要はありませんが、「気遣いができる人だな」と周囲に思ってもらえるかも! ブラシはどこのジムにも置いてあるので、慣れてきたらぜひ使ってみてください。
3. 仲間を作るジムのコミュニケーション術
「どうせ登るなら、新しい出会いを楽しみたい!」
「一人は心細いから、友達が欲しい!」
わかります! 仲間がいた方が楽しいし、上達も早くなります。ボルダリングジムでは、どのようにコミュニケーションをとるべきでしょうか。簡単な方法は二つ。
自分と同じくらいのレベルか、少し上くらいの人と、同じ課題を登ってみましょう。お互い3トライくらいし終わったところで、「これ、難しいですね」「どうやって登るんですか?」といったように、声をかけて見ましょう。攻略方法を一緒に考えてくれるかもしれません。
特に女性なら、親切に教えてくれる男性もたくさんいるので、気軽に話しかけてみては?
また、ジムの店員さん経由でコミュニケーションを図るのも一つの手です。ジムによりますが、お客さん同士のつながりを意図的に作ってくれる店員さんがいます。
まずは店員さんに「この課題教えてください」とお願いし、店員さんとの距離を縮めましょう。「XXさん、この課題得意ですよね?」といったように、他のお客さんを巻き込んでくれるかも!
初心者女子でも簡単! ボルダリングに出かけよう!
初心者女子がボルダリングを楽しむためのコツをご紹介しました。ボルダリングは、筋力をなるべく使わずに登れるんです! 仲間も簡単に作れるんです!
ここでご紹介したことは、ボルダリングジムで皆が普通にやっていることばかり。恥ずかしからず、一度チャレンジしてみましょう!