クライミングを仕事とするクライマー。さまざまなクライミングスタイルで登り、プロとして日々岩壁に向かっています。
ただ、クライミングをする人すべてがクライマーと呼ぶのか、どのように収入を得ているのかなど、疑問もあるでしょう。
本記事では、クライマーとはどのような職業かを詳しく解説していきます。
クライマーってどんな職業?
クライマーという職業は、登るフィールドによって呼び方が異なります。
呼び名には高所を登るアルパインクライマーや岩壁を登るロッククライマー、氷壁を登るアイスクライマーなどがあります。
クライマーの中でも馴染みがあるのは、フリークライマーでしょう。道具を使わずに自然の岩壁を登る人のことを言い、ロッククライマーに似ています。
より身近なボルダリングをする人もクライマーの一種で、ボルダリングはスポーツクライミングと呼ばれることから、スポーツクライマーと言えるでしょう。
クライマーの収入とは?
職業としてのクライマーを考えると、どのように収入を得ているのか気になるでしょう。
スポーツクライマーを例にすると、ボルダリングワールドカップなどの大会賞金が収入源のひとつです。
企業とスポンサー契約をしているクライマーもいます。メディア出演や講演、執筆なども主な収入源となっています。
フリークライマーは、アウトドアだけでなくインドアのクライミングもしている方が多いです。
コンペで結果を出したり、経験を活かしてクライミングジムをプロデュースしたりして収入を得ています。
クライマーになるためには?
クライマーになるためには、大会で結果を出し、実績を認められることが何よりの方法です。
有名なクライマーは、前人未到の壁を登りきったり、世界中のコンペで活躍したりするなど、確かな実績があります。
アウトドアやインドアでとにかくクライミングの技術を身に付け、着実に実績を積み重ねることが求められます。
クライマーとしての実績が認められれば、選手としての登録やスポンサー契約など、クライマーを仕事にすることができるでしょう。
男性クライマーをご紹介!
ここからは、著名なクライマーを紹介していきます。まずは男性クライマーから見ていきましょう。
平山ユージ
平山ユージは、日本を代表するプロフリークライマーです。15歳からクライミングを始め、日本だけでなく、世界の難関も完登してきました。
国際大会での優勝など実績も多く、世界中で知られています。現在は、クライミングジム「BaseCamp」をプロデュースするなど、クライミングの魅力を伝え続けています。
楢崎智亜
楢崎智亜は、スポーツクライミングで活躍するクライマーです。1996年生まれと若手ながら、国内大会や世界選手権などで優勝や上位入賞を何度も果たしています。
東京オリンピックでも活躍が期待され、注目度の高いクライマーのひとりです。
クリス・シャーマ
世界一成功したフリークライマーと言われているクリス・シャーマ。フリークライミングにとどまらず、リードクライミングやボルダリングなど幅広いクライミングスタイルで結果を残しています。世界各地の難関を攻略する世界最強のフリークライマーです。
女性クライマーをご紹介!
男性クライマーに続いて、女性クライマーを紹介していきます。
小林由佳
小林由佳は、女性フリークライマーのパイオニアと言われています。幼少の頃からクライミングに取り組み、国内大会で強さを見せつけ、海外でも決勝進出など結果を残しました。
現在は、女性クライマーの第一線を走った経験を活かし、後進の育成に取り組んでいます。
野口啓代
野口啓代は、ボルダリング界を引っ張る女性フリークライマーです。国内大会の優勝歴はもちろん、ワールドカップ優勝歴も21勝を数えています。
東京オリンピックを最後に引退することを表明しています。
野中生萌
野口啓代に次ぐ世界屈指のフリークライマー・野中生萌。16歳で初の日本代表になってから、ボルダリングワールドカップ優勝、世界選手権銀メダルを獲得しています。
東京オリンピックでは初の金メダル獲得に期待が寄せられています。
クライマーについて理解して、よりクライミングを極めよう
クライマーは、アウトドアやインドアでのクライミングを職業にしています。大会などの実績を残すことがクライマーへの道です。
有名なクライマーは、世界中の難関をクリアし、大会で実績を残しています。クライマーを目指す方は、技術を身に付け、コツコツと実績を積み重ねていきましょう。