ボルダリングホールドには、様々な種類があります。課題のレベルが上がってくると、保持しにくいホールドが出てきます。
上手く掴めなかったり、力が入りすぎたりして、課題につまづくこともあるでしょう。
今回は、ホールドの種類を紹介し、持ち方について解説していきます。ホールドを攻略して、ボルダリングレベルを上げましょう。
ボルダリングではホールドの保持が不可欠!
ボルダリングでは、ホールドの保持が欠かせません。ホールドをしっかりつかむことで、バランスの維持や体重移動が安定するようになり、ゴールへの推進力につながります。
ホールドに合わせた保持ができると、ボルダリングの幅が広がっていきます。難易度の高い課題の攻略には、ホールドに左右されない保持が求められます。
ボルダリングホールドの種類と持ち方徹底攻略!
ボルダリングホールドの種類は様々です。ホールドの種類によって、適した持ち方があります。
ボルダリングでつまづいた課題を思い出しながら、主なホールドの種類と持ち方を見ていきましょう。
ガバ
ガバは、初級課題からある基本的なホールドです。ジャグと呼ぶ場合もあります。指をガバっとかけて掴むことができることから、名前が付けられたそうです。
手全体で掴むことができ、保持しやすいホールドと言えます。
スローパー
スローパーは、大きくて丸い形状のホールドです。指をひっかけにくいため、手のひら全体でつかむ必要があります。
手の力だけでなく、手のひらの摩擦が重要になります。課題レベルがあがるにつれ、使われるため、レベルアップのためには攻略したいホールドです。
カチ
カチは、スローパーに対して、非常に小さいホールドです。指先でつかむほどのサイズであり、カチっと指を揃えてつかむ様子からカチと呼ばれています。クリンプいう呼び名もあります。
カチの持ち方は、指をひっかけ、親指で固定することが重要です。指に負担がかかるため、多用すると消耗やケガにつながるため、注意しましょう。
ピンチ・サイド
ピンチは、つまむように持つホールドの持ち方です。縦長の形状をしたホールドに効果的な持ち方となっています。
サイドは、ピンチと似ていますが、指をひっかけてホールドを掴みます。指先と前腕の力が必要になるため、実践トレーニングで磨きましょう。
ポケット
ポケットのように穴の空いたホールドをポケットと言います。ポケットを持つ場合には、穴の部分に手をひっかけるように持ちます。
比較的持ちやすいホールドですが、穴の大きさによって、難易度が変わります。穴に入る指の本数次第で、指の力が必要になっていきます。
ラップ
ラップは、ホールドを包み込むように持つホールドの持ち方です。スローパーなどサイズの大きいホールドに効果的な持ち方で、壁に小指をつけて、ホールド上部を包み込むように持ちます。
ピンチよりも指の負担が少ないため、ホールドの形状を見て使ってみましょう。
アンダー
アンダーは、ホールドを下手でつかむ持ち方です。ホールド下部に手をかけ、身体を持ちあげるように保持します。
ガバなどに比べて、力が入れにくいため、身体の中心に近い位置でアンダーを使うようにしましょう。
ボルダリングホールドを購入して自宅で持ち方を練習しよう!
ボルダリングホールドは、自分で購入することができます。自宅の壁や自作したクライミングウォールに設置することで、自宅でもホールドの持ち方を練習できるようになります。
数十個のセット購入だけでなく、スローパー単体など、練習したいホールドを選ぶことも可能です。
またホールドは自作することもできます。樹脂を活用したり、木材を加工したりして作成可能です。
トレーニングしたいホールドが見つからない場合は、よりピンポイントなホールドトレーニングに活用することができます。
ボルダリングホールドの持ち方をトレーニングボードで練習しよう!
ボルダリングの保持力トレーニングアイテムに、トレーニングボードというアイテムがあります。ホールドの代わりとなる穴が複数ついていて、持ち方を練習することができます。
壁に設置したり、鉄棒に吊るしたりして、簡単に利用することができます。自宅でホールドの持ち方を練習してみましょう。
ボルダリングホールドの種類に合わせて、持ち方を変えて攻略しよう!
様々なホールドの形に合わせて、持ち方を身に付けると、ボルダリングの幅が広がっていきます。
ジムでの持ち方の実践や購入したホールド、トレーニングボードで練習することができます。ホールドの種類に合わせた持ち方で、ボルダリングの課題を攻略しましょう。