ボルダリングジムに通い、日々ボルダリングに取り組む、中級クライマーは、より多くの課題に取り組み、レベルアップを目指したいでしょう。
世界で取り組まれている課題にチャレンジできるものとして、ムーンボードと呼ばれるクライミング壁があります。LEDやアプリを駆使して、課題を共有するハイテクなツールです。
今回は、ムーンボードの特徴やアプリ、自宅に置く費用などを紹介していきます。
ムーンボードって何? 基本情報や特徴をおさえよう
ムーンボードは、アプリに登録された課題を、LEDによって示し、登ることのできるハイテククライミングウォールです。
ムーンボードの由来や特徴などをおさえていきましょう。
世界的クライマー・ベンムーン氏考案
ムーンボードの由来は、考案者のベン・ムーン氏の名前です。
世界的なクライマーであるベンムーン氏が考案し、ハイテク性能と世界基準の規格により、世界のハイレベルな課題を共有することに成功しました。
サイズ・傾斜の規格が統一されている
ムーンボードは、サイズ・傾斜などの規格が統一されています。高さ3.15m、幅2.44m、傾斜130度、ホールド間隔20cmです。
統一規格によって、課題の作成や共有を可能にしています。
トレーニングに最適な小さいホールドで構成されている
ホールドは、保持しにくい小さなホールドがほとんどです。
中級クライマーのトレーニングに最適なホールド構成となっています。
ムーンボードのここがすごい! ハイテクポイントを紹介
ムーンボードは、クライミングウォールにテクノロジーをプラスしたハイテクさによって、世界のクライマーをつなぐツールです。
ムーンボードのスゴさを実感しましょう。
世界中の課題に取り組むことができる
ムーンボードは、アプリと連携することで、課題の共有を可能にします。選んだ課題がLEDで使えるホールドを示します。
アプリに登録された世界中の課題に取り組むことができ、世界基準のボルダリングを体感できます。
自分で作った課題を公開できる
世界のクライマーの課題に取り組むだけでなく、自分の作った課題を公開することもできます。
課題を作るという楽しさも味わってみましょう。
ムーンボードの使い方・ルールを確認しよう
ムーンボードは、LEDライトによって、課題で使用するホールドが示されます。ボルダリング課題では、手だけでなく足も限定する課題があります。
ムーンボードでは、英語表記でルールが指定されるため、あらかじめ足自由か、足限定なのかを英語表記で理解しておきましょう。
feet follow hands
スタートホールドとLEDライトが点灯しているホールドに足が限定されます。
feet follow hands + screw-on footholds
スタートホールド、点灯ホールドに加えて、足専用のスクリューオンホールドに足を乗せることができます。
screw-ons-only
足専用のスクリューオンホールドのみ乗ることができます。
footless
スタート以外、足でホールドを踏むことはできません。トレーニングとしての側面もある条件です。
ムーンボードは自宅に置ける? 購入費用を紹介
ムーンボードは、高さ、幅、傾斜が統一されているため、置きたい場所の広さを測って、自宅に置けるか調べてみましょう。
ムーンボードの購入は、ムーンボードの公式サイトでできます。パネルやホールド、マット、LEDシステムなどに分けて販売されています。
公式サイトはイギリスポンドで価格が表記されています。自立式の壁部分は、12万円ほどとなっています。
ムーンボードのあるボルダリングジムで体感しよう
ムーンボードを体験してみたいという方は、ムーンボードのあるボルダリングジムに行ってみましょう。
数は多くありませんが、お近くに住んでいる方は要チェックです。
- レインボークリフ(北海道札幌市)
- ボルダリングジムキイストーン(山形県酒田市)
- ロックタイム(茨城県日立市)
- クライミングジムゼロ(栃木県宇都宮市)
- グラニー(千葉県流山市)
- ロータス(千葉県千葉市)
- スポドリ(東京都文京区)
- ヘッドロック(東京都墨田区)
ムーンボードで世界中の課題に挑戦しよう
ムーンボードは、アプリ、LEDライトを駆使して、世界中のボルダリング課題に挑戦できるハイテククライミングウォールです。
足を限定する英語表記ルールに注意して、様々な課題にチャレンジすることができます。ムーンボード公式サイトなどで購入することもでき、自宅に設置することも可能です。
ムーンボードを自宅に設置したり、ムーンボードのあるジムに行ったりして、ムーンボードで世界のボルダリングを体感してみましょう。