日ごろの運動不足解消のために、ボルダリング体験へ行った方も多いでしょう。そこで、ボルダリンの魅力にどっぷりハマった人も多いのでは!?
「より上達したい!」そんな方は、まず穂ルドの種類と持ち方を覚えちゃいましょう!
ホールドの種類と持ち方を覚えるだけで、アドバイスが的確に分かるようになり、グンと上達が早くなりますよ。
今回は初心者が覚えたいホールドの種類や持ち方、さらにホールドごとの「あるある指トラブル」をご紹介します。
初心者は必見! 覚えておきたいホールドの種類と持ち方
初心者の人がホールドの名前と持ち方を覚えると、なんで上達に繋がるのかというと、「スタッフや上級者のアドバイスが的確に分かるようになるから」です。
ホールドの名前が分からない状態だと、ホールドの名前を言われても「どのホールドのことを言っているの?」「どう持てばいいの?」と分からない状態ですが、ホールドの名前と持ち方を知っているだけで、アドバイスしてもらったホールドを持つことができ、スムーズに課題が進むからです。
ここでは、詳しくホールドの種類と持ち方についてお伝えしていきます。
ガバ
ガバというホールドは、その名前の通りガバっと持てて、初心者課題によく手のホールドで出てくるホールドです。アドバイスでは、「右上の緑色のガバを持って!」など言われることがあるでしょう。
ガバホールドを知っているだけで、アドバイスされたときに的確に正しいホールドがつかめるようになります。
また、ガバの正しい持ち方は、指をひっかけるようにして持つこと。初心者の人がやりがちなのが、握りしめる持ち方です。この持ち方をすると、前腕の力が消耗しやすくなり、すぐに力尽きて落ちてしまいますよ。
【あるある指トラブル】
毎回ガバを握りこむようにして持ってしまうと、手の平の上の部分、ちょうど指の付け根当たりの皮がベロッとむけることがありますので、正しい持ち方を意識して持つようにしてくださいね。
カチ
カチというホールドは、その名前の通り手をカチッと固定して持つホールドです。
持ち方は2通りあり、親指以外の4本の指をカチに添えて、親指を人差し指の第一関節に置く持ち方(カチ持ち)と、親指以外の4本の指先をカチに添えて、できるだけ伸ばし気味に持つ持ち方(オープンハンド)があります。
中級者課題からよく登場してくるようになり、上級者課題になると「こんな薄いカチ持てるの?」と驚くぐらい薄いカチも登場してきますよ。
【あるある指トラブル】
カチ課題に苦戦していて、1日中カチばかり持つと、指の関節に負担がかかってしまい、関節痛など引き起こすクライマーもいます。その日の指の調子を見ながら、痛くならない程度にカチ課題にトライすると、ケガ防止にもなるのでおすすめです。
スローパー
スローパーというホールドは、掴みどころのないツルッとした形状をしているホールドのことを言います。
初心者課題では、フットホールドとして登場してきますが、中級・上級になればなるほど、保持しにくいホールドが出てきます。
中級課題にトライしている脱初心者クライマーが苦戦するホールドのひとつと言ってもいいでしょう。
【あるある指トラブル】
スローパーがよく出てくる課題にトライしていると、ホールドの形状にもよりますが、指皮がなくなることが考えられますし、抱え込むようなスローパーホールドだと、前腕の内側が擦れるなど、擦り傷をつくってしまうことがありますので、気を付けてくださいね。
ピンチ
ピンチというホールドは、親指とその他4本の指で挟みこむようにして持つホールドのことを言います。
初心者課題に出てくるピンチは、比較的持ちやすいのですが、中級・上級課題になると、保持するのが難しいピンチがよく出てくるようになりますよ。
ボルダリングジムの中には、ピンチホールドのみを使ったピンチ課題などもあるでしょう。ピンチ課題は指の“挟みこむ力”が重要。ピンチが苦手な人は、指の挟みこむ力を鍛えるといいですよ。
【あるある指トラブル】
ピンチを保持しようとしているときに、たまにすっぽ抜けることがあります。それが続くと、指皮がどんどんなくなり、ヒリヒリしてくるようになるので、気を付けてトライしてください。
初心者はホールドを覚えて効率よくレベルアップを!
初心者はホールドの名前と持ち方を覚えるだけで、スムーズに登ることができます。またご紹介した指トラブルに気を付けながら、正しくホールドを持つようにしてください。
一日でも早くホールドの名前と持ち方を覚えて、勢いよく上達しちゃいましょう!