クライミングウォールを自作しようとする場合、コンパネなどで壁を作って、購入したホールドを取り付けるという方法をとる方がほとんどです。
ホールドは購入すると数千円から数万円が1セットで必要になり、自作クライミングウォールの材料の中で、最もコストのかかる部分となります。
実は、ホールドは自作することができます! 自作することでコストを抑え、愛着の湧くホールドが出来上がります。
今回は、ホールドの自作について、必要な材料や手順、木製ホールドなどを解説していきます。
ボルダリングホールドを自作するメリット・デメリット
ボルダリングホールドを自作するメリットは、大量にホールドを必要としないときにコストを抑えられることです。
粘土型や樹脂、シリコンで複数個作ることができ、コストを抑えられます。特殊の形のホールドは1個でも数千円で販売されているため、ピンポイントで欲しい形のホールドを作るときにも自作がおすすめです。
自分で一からホールドを作ることで愛着も湧きます。自作したホールドで壁を登っていくのは、ボルダリング好きにはたまらないでしょう。自分好みのホールドを作り、トレーニングに役立てるのも一つの魅力と言えます
デメリットとしては、手間や時間がかかることです。型や樹脂を固める手間や時間がかかり、すぐに設置することができません。手間と時間をかけて、大切にボルダリングホールドを作りたいという方に自作をおすすめします。
基本的なボルダリングホールドを自作する時に必要なものを揃えよう
基本的なボルダリングホールドは樹脂で作られています。ホールドの形を決めるためには型が必要になります。
樹脂と型を準備してボルダリングホールド作りを始めましょう。
①樹脂
樹脂は、1kgや1.5kgなど重さで販売されています。樹脂には、固形タイプ、棒タイプ、板タイプなどの種類があります。
ホールドを自作する場合には、型に樹脂を流し込めるように、液体タイプの樹脂がおすすめです。
②型
ホールドの形を作る型は、形を決めた粘土などにシリコンで固める方法をとります。
ホールドの形を作るための粘土、樹脂を流し込むためのシリコン型が必要です。発泡スチロールを切り抜いたり、造形したりすることでも、型を作ることができます。
基本的なボルダリングホールドを自作するための手順をおさえよう
ボルダリングホールドを作る準備が整ったら、次に手順を見ていきましょう。
基本の手順を覚えて、クライミングウォールづくりに生かしてみてくださいね。
①ホールドの形を粘土などで作る
まずはホールドの形を粘土などで作ります。ホールドの形状だけでなく、厚みも意識すると、バリエーションがあり、掴みやすいホールドを作ることができます。
粘土で作りにくい場合は、発泡スチロールや造形しやすい断熱材を利用しましょう。
②ホールドの形に型を固める
ホールドの形が決まったら、形を固めるために、シリコンをかけます。
形を作った素材によっては、シリコンがうまくとれないこともあるため、表面がざらざらしているなどの特徴がある素材は避けたほうが良いです。
③固めた型に樹脂を流し込む
仕上げにシリコンでとった型に、樹脂を流し込んで固まったら完成です。
木製ボルダリングホールドの自作にも挑戦してみよう!
樹脂で作るボルダリングホールドは、型作り、樹脂の流し込みなど手順が多く、固める時間がかかります。
樹脂ホールド以外にも、木製で作る方法もあります。
木製ホールドは、ホールドの形に木を削って、壁に固定することで作ることができます。
木の暖かみのあるホールドになり、自宅の中に設置するときなどに、部屋の雰囲気を壊さず、おしゃれなクライミングウォールを実現します。
木製ボルダリングホールドの自作方法をチェック!
木製ボルダリングホールドの自作の仕方は単純で、木を削るだけです。ただ削った木は戻すことができないため、繊細な手作業が必要になります。
一つ一つのホールドに時間がかかり、量産できないのも特徴です。
一つ一つ丁寧に愛着を持って作ることができるのは魅力で、一からじっくりクライミングウォールを自作することができます。
樹脂での自作や購入した方が簡単にホールドを手に入れられますが、「自分だけのホールドを作りたい!」という方には、木製ホールドの自作がおすすめです。
ボルダリングホールドから自作して自分だけのクライミングウォールを作ろう!
ボルダリングホールドの自作は、樹脂や木材を使う方法があります。基本の自作方法である樹脂ホールドは、型を作り、樹脂を流し込むことで作ることができます。
木製ホールドは、木を削って作ることができ、一からハンドメイドしたホールドが出来上がります。
コストや作成時間などを考慮して、ホールドを自作し、ホールドから壁まで自作のクライミングウォールを作ってみましょう!