自分のボルダリングレベルをどのように把握していますか。
ボルダリングジムの課題で上達したかを把握していたり、ボルダリングコンペに出場したりするなどが実力を測る方法として挙げられます。
もう一つのボルダリング力を測る方法に、ボルダリング検定があります。ボルダリング力に合わせて級が認定され、実力を知ることができます。
今回は、ボルダリング検定について、内容やルール、受けるメリット、当日の流れなどを解説していきます。
ボルダリング検定とは?
ボルダリング検定とは、ボルダリングの実力を認定する試験です。1級~5級までの級があり、級に合った課題に取り組みます。
課題に対するトライ数や完登数によって、級の中でもゴールドマスター、シルバー、ブロンズに分かれます。
ボルダリングの実力に対して、級やゴールドマスターなどの称号が認定され、自分のレベルを知ることができます。
何度も挑戦できるボルダリングジムでの課題とは異なり、検定会場での一発勝負となり、本物の実力が発揮されると言えます。
ボルダリング検定を受けるメリットを知ろう
ボルダリング検定は、自分のボルダリングレベルを知ることができる機会です。ボルダリング検定を受けることだけでなく、受けようと準備することにもメリットがあります。
受験しようか迷っている方は、ボルダリング検定を受けるメリットを要チェックです。
①ボルダリングの実力が客観的にわかる
ボルダリング検定では、課題に対する達成度に合わせて、級や称号が認定されるため、客観的な実力がわかります。
ジムで何度も取り組んだ課題とは違い、検定で始めてみる課題をクリアするためには、ボルダリングの技術やオブザベーションも求められます。
「ボルダリングがどれほど上達したか知りたい」という方には、絶好の機会です。
②検定を目標にしてモチベーションを上げることができる
ボルダリング検定は、日頃のボルダリングの目標として設定することができます。
一人でボルダリングに取り組んでいると、目標がなく、モチベーションが落ちてしまうこともあります。
「ボルダリング検定5級合格!」「ゴールドマスターになる!」といった目標があると、モチベーションが上がり、ボルダリング力の向上に向けてやる気がでてきます。
ボルダリング検定の試験方式を確認
ボルダリング検定の試験方式は、セッション方式とベルトコンベア方式を採用しています。
3級~5級までがセッション方式5課題、1級・2級がセッション方式3課題、ベルトコンベア方式2課題となっています。
セッション方式とベルトコンベア方式について、詳しく解説していきます。
①セッション方式
制限時間内で参加者が一斉に複数の課題に取り組む方式です。制限時間内にどれだけ課題を完登できるかが評価基準となります。
課題を見極めるためのオブザベーションや他のクライマーの観察が、課題をクリアするコツです。
②ベルトコンベア方式
ベルトコンベア方式は、一人ずつ課題に取り組む試験方式です。セッション方式とは違い、他のクライマーの登りを見ることはできません。
課題に対して、何も情報がない状態で登ることになるため、オブザベーション力が求められます。
ボルダリング検定の当日の流れをおさえておこう
試験以外で失敗や緊張をしてしまうと、ベストパフォーマンスが出せないこともあります。ボルダリング検定の当日の流れをしっかりとおさえておきましょう。
まずは受付を済ませます。検定料の支払いやゼッケンの受け取りなどが主な受付内容です。
参加者の受付が済み、検定時間になったら、セッションから始まります。全ての試験が終わると、級や称号の認定、合格証の配布を行い、ボルダリング検定は終了です。
受付を済ませれば、後は登るだけであるため、なるべく受付を早く済ませて、ウォーミングアップの時間を作るのがおすすめです。
2019年のボルダリング検定はいつ行われるの?
2019年のボルダリング検定のスケジュールは、まだ決まっていません。
これまでは、10月・11月・1月・2月に実施されています。基本的に1ヶ月スパンで開催されています。
ボルダリング検定のスケジュールは、JCGA(日本クライミングジム連盟)のホームページに更新されていきます。
1ヶ月ごとに開催される傾向を考慮して、定期的にチェックしましょう。
公式HP:http://www.jcga.co/bouldering.html
ボルダリング検定に挑戦してボルダリング力を確かめよう
ボルダリング検定は、級や称号によって、実力を客観的に知ることのできる機会です。
実力の確認や目標として、ボルダリング検定を位置づけると、ボルダリングの上達につなげることができます。
セッション方式、ベルトコンベア方式を理解して、オブザベーションに力を入れることなどの対策で、級の認定が実現されます。
2019年のスケジュールはまだ未定ですが、これから行われるボルダリング検定に向けて、日々のボルダリングに取り組んでいきましょう。