ボルダリングジムに通っている女子の中で、「妊娠した!」という嬉しいニュースも飛び込んできます。
しかしどハマりしているボルダリング女子からは、「妊娠中は登れないの?」「体力が落ちてしまうんじゃないか……」というボルダリングを休んでいる間の悩み事もちらほら。
そこで今回は妊婦ボルダリング女子のリアルな悩みを聞いて、できる限りアドバイスしていきます。
妊娠中に体力を落としたくない……
はじめまして! ボルダリング大好き女子です。
4年ほどボルダリング生活を送っていたんですけど、その間に結婚をして、つい最近妊娠が発覚しました。
もともと週3~4回ぐらいのペースで、旦那と一緒にボルダリングジムに通うほど、ボルダリングが大好きで、そんな生活を4年続けていました。
妊娠自体は家族ともども望んでいたことなので、とても嬉しい気持ちなのですが、そのあとに「ボルダリングができない!」「妊娠中に体力が落ちたらどうしよう!」と次々にボルダリングの悩みが出てたのです。(笑)
もう自分に対しても、どれだけボルダリングバカなのか……と笑いさえ込み上げてきます。
妊娠が発覚してからは全く登っていません。
インターネットでは、妊娠中は過度な運動は禁止と言われていますが、検索すると妊婦が登っている画像とかも見つけたので「妊娠中でも登れるなら登りたい」「登らないなら、身体が衰えないようにするために、何かトレーニングがしたい」とまで正直考えています。
そこで、
・妊娠中はボルダリングを控えた方がいいのでしょうか。
・登っても大丈夫な場合は、どんな登り方をすればいいのでしょうか?
・登ってはいけない場合は、身体を衰えないようにするための、妊婦でもできるトレーニングがあれば教えてください。
アドバイスのほど宜しくお願いします。
(30代/女性/H・Yさん)
産婦人科の先生とよく相談してください!
こんにちは! まずはご懐妊おめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。
さっそく、相談者さんの「①妊娠中はボルダリングを控えた方がいいのでしょうか。」についてですが、
A.通われている産婦人科の先生とよく相談してください。
相談者さんの体を把握できる専門医ではありませんので、申し訳ないのですが「ボルダリングをしても大丈夫、大丈夫ではない」という判断をすることが難しいです。
そのため、相談者さんは主治医の先生にボルダリングをしていることを相談して、妊娠中も登っても大丈夫なのかどうか、判断してもらいましょう!
落下しない高さで登る!
相談者さんの「②登っても大丈夫な場合は、どんな登り方をすればいいのでしょうか?」についてですが、主治医の先生が「今まで通り登っても大丈夫」という判断をしたときは、登り方に注意してボルダリングを楽しみましょう。
どのように登るかというと、
A.落下しない高さで登ることです。
今までガッツリ登っていた相談者さんからすると、「落下しない高さなんて楽しくない」そう思うかもしれません。
しかし、ある程度の高さから落下するとそれだけで身体、赤ちゃんへ負担をかけてしまう可能性が高いです。
そのため、すぐ足のつく高さでトラバース課題を行ないましょう。
また、腹筋に力を入れるのもあまりよくありませんので、腹筋の力を使わないで登れる簡単なグレードにとどめておきましょう。
産婦人科で行われるマタニティヨガやトレーニングなどで妊娠中の腹筋の入れ方をマスターしている場合は、無理のない程度に腹筋を使う課題にトライしてみましょう。
ただいずれにせよ、腹筋を使う課題を行なってもいいかどうか、主治医の先生によく相談してからにしてくださいね。
妊娠中にできるトレーニングのご紹介
相談者さんの「③登ってはいけない場合は、身体を衰えないようにするための、妊婦でもできるトレーニングがあれば教えてください。」についてですが、主治医の先生がボルダリングは禁止という判断をした場合、ご紹介するトレーニングを行なってもいいかよく相談をしてくださいね。
まず一つ目は、「階段を登ること」です。
どれだけ登るのかというのは、“身体の調子に合わせて”になりますので、何段登りましょう! とはお伝えできかねますが、主治医の先生に相談して、一緒に登ってもいい段数や、どういう状態になるまでなら大丈夫かというのを確認しましょう。
二つ目は、「スクワット」です。
こちらも主治医のOKが出てからでお願いします。妊娠中にもできるスクワットの方法はこちらです。
①足を肩幅より少し広めに開く
②一度しゃがんでみて、膝の向きとつま先の向きを揃える。
③背筋をピンと伸ばして、そのままゆっくり腰を下げる。
※呼吸することを意識してください。
④状態を上げるときもゆっくり上げる。
回数やセット数は体調に合わせて柔軟に変えていきましょう!
身体の調子に合わせるのが優先!
今回は妊娠中でも、ボルダリングをしてもいいのか、する場合の登り方や、してはいけない場合のトレーニング方法をご紹介しました。
妊娠とは、もう一つの命を身体の中で育てていくことなので、絶対に無理をしないこと、また必ず主治医の先生とよく相談して、行なうことが必須ですよ!
無理せずお身体を大事にして、過ごしてくださいね。
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