野中生萌(のなかみほう)選手は、16歳で日本代表入りしてから21歳となる現在まで、数々の国内・世界大会で上位入賞を遂げています。
2019年に入ってからも第1回スピード・ジャパンカップ女子スピード部門1位、第14回ボルダリング・ジャパンカップ女子ボルダリング部門1位と絶好調です。
「ただ強いクライマー」になることを目指す野中選手。東京オリンピックに向けて、今後さらなる活躍が期待されます。
今回は、野中生萌選手のこれまでの戦績や、その魅力についてご紹介します。
野中生萌選手のプロフィール
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1997年5月21日生まれの21歳。東京都出身。9歳のときに登山が趣味の父親にトレーニングの一環でクライミングジムに連れて行かれたことでクライミングと出会います。
3人姉妹の末っ子で、姉2人もクライミングを行っていました。負けず嫌いな性格で、自身を練習で追い込みクライマーの才能が開花します。
2013年、16歳で初めて日本代表入り。2016年ボルダリングワールドカップ・ムンバイ大会で初優勝、ミュンヘン大会でも優勝し世界ランキング2位を獲得します。
2017年に中国で開催されたChina Openではボルダリング、リード、スピードとすべての種目に出場し、ボルダリング優勝、リード7位、スピード6位と全ての競技で入賞を果たします
2020年東京オリンピックでは史上初の金メダルを目指し、日々トレーニングを続けています。
野中生萌選手の戦歴、これまでの活躍について
第13回JOCジュニアオリンピックカップ ユースC女子 リード1位 13歳
IFSC クライミング・アジア選手権 ロンボク 2014 女子 ボルダリング1位 17歳
クライミング・日本ユース選手権2015ジュニア女子 リード1位 17歳
全日本クライミングユース選手権ボルダリング競技大会 2015ジュニア女子 ボルダリング1位 17歳
IFSC クライミング・アジア選手権 寧波 2015 女子 ボルダリング1位 18歳
IFSC クライミング・アジアユース選手権 プトラジャヤ 2015 ジュニア女子 ボルダリング1位 18歳
全日本クライミングユース選手権リード競技大会2016ジュニア女子 リード1位 18歳
IFSC クライミング・ワールドカップ (B) ナビムンバイ 2016 女子 ボルダリング1位 18歳
IFSC クライミング・ワールドカップ (B) ミュンヘン 2016 女子 ボルダリング1位 19歳
チャイナ オープン 広州 2017 女子 ボルダリング1位 20歳
IFSC クライミング・ワールドカップ(B)マイリンゲン 2018女子 ボルダリング1位 20歳
第14回ボルダリング・ジャパンカップ女子 ボルダリング1位 21歳
第1回スピード・ジャパンカップ女子 スピード1位 21歳
野中生萌選手の日常
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野中選手は日々の練習風景や大会の様子などをインスタグラムで公開しています。
オシャレな私服のスナップも多く、2019年はスニーカーベストドレッサー賞を受賞するなど野中選手のファッションにも注目が集まっています。
2018年9月には、スピードクライミング壁を設置するためのクラウドファンディング募集を行っています。
野中選手はオリンピックでのメダル獲得に向けた練習環境を作るために、豊島区に23区内初のスピードクライミング壁を設置するプロジェクトを進めてきました。
すでに募集は終了しており、目標金額を上回る資金が集まっています。野中選手の熱意が伝わり、今後への期待もうかがえますね。
野中生萌選手の強さの秘訣は?
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幼い頃からクライミングで好成績を修めてきた野中選手ですが、中学生になると成長期に入り、体とクライミングのイメージが合わずにこれまでのようなクライミングができなくなります。
思うような成績が出ずに悩みながらも、クライミングの動画を確認して分析するなど努力を続けた野中選手。
徹底的に自分と向き合うことで困難を乗り越えることができるのも強さの秘訣ですね。
野中生萌選手を応援するなら
野中選手は2019年1月のボルダリングジャパンカップを始め4月に行われるボルダリングワールドカップなど、今後も国内外の様々な大会への出場が決まっています。
ぜひ一度、会場に足を運んで応援してくださいね。