クライミングのシューズブランド、ペルアドラをご存知でしょうか。海外ブランドのクライミングシューズが並ぶ中、日本製にこだわったブランドです。
日本人の足の形に合わせたシューズの作成を行っており、これまで海外ブランドのシューズがしっくりこなかったという人も一度は履いてみる価値があります。
今回はペルアドラのシューズの特徴、クライミングシューズの製作にかける思いについてご紹介します。
ペルアドラはどんなブランド?
ペルアドラは2017年創業。日本人の足に合わせて作成されたクライミングシューズのブランドです。
クライミングを始めてマイシューズを購入したものの、既存のシューズがフィットしなかったことから「日本人に合うシューズを作ろう」と、現在の取締役である川口氏が立ち上げました。
履き心地が良く、既存のものにも負けない性能を持つシューズを求めて、製作に協力してくれるメーカーを探すところからスタート。多くの困難を乗り越えて、ペルアドラのシューズは作り上げられました。
PER-ADRAとは「Per aspera ad astra 困難を乗り越えて星のように輝く」というラテン語の格言に由来。
クライミングを愛する全ての人がペルアドラのシューズで輝くようにという願いが込められています。
ペルアドラのロゴもここから来ているのですね。作り手のシューズへの思い入れの強さがみえるブランドです。
ペルアドラは「日本人の足に合わせたシューズ」
日本人の足に合わせたシューズをつくるため、ペルアドラでは膨大なデータから日本人の平均的な足のサイズを抽出し、それをもとに靴の原型となる木型を作成しています。
特に曲線にこだわり、かかとが小さい日本人に合わせて欧米のシューズブランドよりもかかと部分の曲線をなだらかにするなどしてフィット感を向上させています。
靴底の反り具合も偏平足気味な日本人に合わせて緩めにしています。自然な曲線とすることで、痛みの軽減にもつながっているのですね。
国内生産の受注限定生産モデルであるK-01 JAPAN-LINE、基本的な性能はそのまま、普及モデルとして海外で生産されているK-01 BASIC-LINEの2つのモデルを展開しています。
セミオーダーができる
K−01JAPAN LINEは受注限定生産のセミオーダーモデルで、日本の職人の手によってひとつひとつ作られています。
デザインが選べるのも特徴で、カラーリングはボディ、インナー、ベルクロとそれぞれ6色の中から選ぶことができます。
ベルクロ部分の刺繍を好きな文字に変えることができるので、名前や好きな言葉を入れるのもおすすめです。
細部まで自分でこだわって決めたシューズは、お気に入りの一足となること間違いありません。
「履き心地は良いけど好きなカラーがなかった」などの悩みもなくなりますね。注文はペルアドラオンラインショップで受け付けています。
職人の手で丁寧に作られるため、シューズの製作には7週間前後かかります。
また、製作できる数に限りがあるため注文が規定数に達した場合は、その都度受注が一旦停止されます。受注状況はペルアドラサイトのニュースや SNSで確認できるので、購入を考えている人はチャンスを逃さないように気をつけてくださいね。
試し履きができる
「ペルアドラのシューズを履いてみたい」と思った人は、試着・試登会への参加がおすすめです。
ペルアドラは全国各地のジムで試着・試登会を開催しています。試着だけでなく、実際にクライミングできるのは嬉しいですね。
試着・試登会の日程はペルアドラのホームページで確認できます。近くのジムで行われるかチェックしてみてくださいね。
今後にも注目
ペルアドラのオンラインショップでは、シューズだけでなくブランドロゴをモチーフとしたTシャツやソックスも販売しています。
TシャツはSASUKE2018でペルアドラ代表の川口氏が着用していたことでも話題になりましたね。
ペルアドラはジュニアやユースで活躍する若手クライマー、辻本匠選手、加藤頼斗選手、大下賢実選手、青木大輔選手とサポート契約を結んでいます。
ペルアドラのシューズを履いた選手が活躍する機会も増えてくるでしょう。今後も注目のブランドです。