ボルダリングに興味を持ってもなかなか始めるキッカケがない……。1回やってみたけどよくわからなかった……。そんな方、けっこう多いんじゃないでしょうか?
新しいことを始める時、最初の一歩がなかなか踏み出せないものですよね。
私たちリンクバル -ボルダリング- 編集部は、初心者・未経験者の皆さんにボルダリングの魅力をお伝えすべく、ボルダリングを趣味にしている皆さんに実際に始めたキッカケとボルダリングを続けている理由を伺いました!
誰でも最初は初心者だ! インタビュー回答者プロフィール
名前:さき さん
年齢/職業:24歳/学生
ボルダリング歴:5年
現在のグレード(レベル):インドア 3級/外岩 初段
ボルダリングに通っている頻度:週5回のときもあれば、月2回のときもあります。
初めて行ったボルダリングジム:ジムではないんですけど、大学にあるボルダリングの壁に行ったのが初めてです。
初めてボルダリングに行ったときのことを覚えていますか?
壁にホールドがたくさんついているのに、“テープがついているホールドしか触れない”というボルダリングのルールを聞いて「なんで他のホールドは触れないの?」って疑問に思ったのを覚えています。
高校のときに、一人の先生が山とか自然が好きな方で、ボルダリングをしていたんですね。毎週三人ずつくらいの生徒を引率して大学の壁に登りにいっていたので、そういうの楽しそうだなって思って、私も連れて行ってもらいました。
初めてボルダリングをやってみてどうでしたか?
とても楽しかったです! 小さい頃って「自転車が乗れるようになった!」とかはあると思うんですけど、高校生くらいになると“新しいことができるようになること”が少ないんですよね。
あきらかな成功体験がボルダリングで体感できたことが“楽しい”と感じました。課題が登れなかったのに登れるようになった! っていうのが好きなんですよね。
2回目のボルダリングはなぜ行こうと思いましたか?
1回目がとても楽しかったからですね。授業や先生の都合が合わなくて、連れて行ってもらえなくて、「はやく連れてってください!」「またボルダリングやりたい!」って先生にせがんでいました。(笑)
やっと2回目に行けたときは、すごい嬉しかったです。
ボルダリングを続けている理由は?
もともとたくさんの人とコミュニケーションをとる方ではなく、ボルダリングを通じて人間関係が出来上がっていたんですよね。
だけどボルダリングから離れていた時期には、ボルダリングをしないので人との関わりが全くなくなったんです。
「そういうのはダメだ!」と思い、積極的にジムへ行って人との関わりを大事にしたいという思いがボルダリングを続けている理由のひとつですね。
ボルダリングを始めて変わったことはありますか?
今まで他のスポーツをやっていたんですけど、頑張って練習しても結果がついてこなくて。努力しても結果が出ないことに不公平さを感じてたんですよね。(笑)
だけどボルダリングは一生懸命努力したら、努力した分自分に結果として返ってきたんです。
努力して結果が返ってくることが「楽しい!」と感じられたのは、ボルダリングを始めてから、そう思えるようになりました。スポーツに対しての価値観がとても変わりましたね。
よく行くボルダリングジムは? そのジムに通っている理由は?
秀岳荘で、秀岳荘に行けないときは大学にある壁を登っていますね。
秀岳荘に行く理由は、課題とか人間関係など全部含めて一番好きだからです。
ボルダリングをするときの服装は? どこで購入している?
クライミングパンツとTシャツですね。クライミングパンツは秀岳荘で購入することが多くて、Tシャツは今まで大会やコンペに出たときの賞品でもらったものを着ることが多いです。
クライマーならではの悩みはありますか?
あえて言うなら、成人式のときの謝恩会のために購入した服やスーツがパツパツになってしまったことですかね。
だけど、もともと筋肉ムキムキになりたい! と思っていたので、パツパツになってもあまり気にならなかったんですよね。
なので、クライマーならではの悩みとかはあまりないですね。
今後もボルダリングを続けていきたいと思いますか?
ボルダリングは続けられるだけ続けていきたいです。
ボルダリングの大会に出場したときに、あまり良くない成績だったこととか、楽しくなかったことはたくさんあるんですけど、いざ思い返してみると“楽しかった!”っていうボルダリングへの気持ちが大きいんですよね。
それにジムで出会う人とコミュニケーションがとれるから、できるだけボルダリングは続けていきたいと思っています。
ボルダリングを始めたいと思っている人へ一言!
ハードルを高く考えがちだけど、とりあえずやってみたらいいと思う。
「体重が重いから」とかいろいろボルダリングを始めることに対して、ネックになっている部分がある人もいると思うけど、ジャングルジムが登れたら登れるよ!って伝えたいですね。
実際に自分の周りの人を誘うときも、同じ言葉を言っています。(笑)
(インタビュー:高松 未樹)
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