【連載】ボルダリング女子の悩み第10回・「足使いが上手くなるためには?(女子ならでは)」

ボルダリングを半年ほど続けていると、「足使いが難しい!」そう感じる女性が多いです。

けれど苦戦していても、「もっと上手になりたい!」そう思いますよね。

そこで今回は、30代のボルダリング女子の切実な悩みを聞いて、詳しくアドバイスしていきたいと思います。

ヒールフック・足の入れ替えなど足使いが本当に苦手……。

ボルダリングを始めて約半年ほど経ちます。初めて体験コースでボルダリングをしてから、楽しさにハマり今では週4回のペースで通い続けています。

最近は中級課題をトライしているのですが、とても足使いが難しく悩んでいて、特にヒールフックを使う課題の時に、足が抜けて落ちてしまったり、きちんとかかっても、乗り込むことができなかったりすることが多々あります。

そして今では、ヒールフックを使う課題は避けがちになってしまっている状態です……。それではダメだと思っているんですが、どうもヒールフックを使う課題が合わないのです。

あと、こまかいホールドで足を入れ替える時なども難しく、少しジャンプしながら入れ替えをしているのですが、足がずり落ちてしまいます。

ヒールフックと足の入れ替えを、強いクライマーの動きを見て真似しようとしても、上手にできません。(笑)

なので、

① 中級者の女性クライマーで、同じ悩みを持っている人はいるのでしょうか。
② ヒールフックが上手になる女性ならではの方法はありますか。
③ 足の入れ替えで重要なことを教えてください。

アドバイスよろしくお願いします!

(A・Nさん/30代/女性)

【連載】ボルダリング女子の悩み第10回・「足使いが上手くなるためには?(女子ならでは)」

誰もが通る悩みです!

ヒールフックや足の入れ替えなどの足使いにつまずいているんですね。

まず「① 中級者の女性クライマーで、同じ悩みを持っている人はいるのでしょうか。」についてですが、

A.もちろんいます! むしろ、誰もが通る「悩み」です!

安心してください! 今はめちゃくちゃ強い女性クライマーでも、中級レベルをトライしている時は、必ず「足使いが上手くいかない」と悩んだ時期はありますよ。

ヒールカップは合っている? 脚力をつけよう!

続いて、「② ヒールフックが上手になる女性ならではの方法はありますか。」についてですが、これには2つアドバイスがあります。

A.
① 脚力をつけること
② シューズのヒールカップがご自身に合っているものを選ぶこと

大前提として、ヒールフックで足を置く位置は、慎重に確認しながら抜けないところを探します。

抜けないところにしっかりハマったら、その状態がキープされて次のムーブがおこしやすいのですよ。

ヒールフックには不可欠! ハムストリングを鍛えよう!

男性に比べて女性は脚力が弱いので、ヒールをかけても乗り込められずに落ちてしまうことがあり、これは筋力の問題になります。

そのため、ヒールフックで乗り込めない=筋力が弱い人は、ハムストリングを鍛えましょう!

ハムストリングを鍛える詳しい方法は、こちらをチェックしてください。「自宅でできるクライミングのトレーニング方法が知りたい」

ハムストリングを鍛えることで、今まで乗り込むことができない課題が、すんなり乗り込めるようになりますよ。

ご自身のかかとにフィットしたクライミングシューズを!

相談者さんは、ご自身のクライミングシューズのヒールカップとかかとの形はフィットしてますでしょうか。

マイシューズの購入をした人によくあることが、「全くヒールカップが合っていないこと」。

ヒールフックをかけたときに、ヒールカップ部分が折れ曲がる、シューズ内でかかとがズレる人は、クライミングシューズが合っていない証拠です。

ご自身のかかとにフィットするクライミングシューズの購入を、検討してみてはいかがでしょうか。

【連載】ボルダリング女子の悩み第10回・「足使いが上手くなるためには?(女子ならでは)」

ダルマ落としが理想!

足の入れ替えのときに、「どうしてもずり落ちてしまう」という悩みも、誰もが通る悩みです。

アドバイスは、

A.ダルマ落としをイメージ&反復練習しよう!

相談者さんは少しジャンプしているとのことですが、ジャンプしながらの足の入れ替えは腕の筋力を消耗してしまいますので、ジャンプせずに足の入れ替えが理想です。

ダルマ落としをイメージして、足の入れ替えを練習してみてはどうでしょうか。

最初はガバホールドなど乗りやすいホールドを使い、慣れてきたら徐々にこまかいホールドに挑戦していきましょう。

悩みがある=レベルアップができる!

今回は30代女性のヒールフックや足使いができない悩みに対して、アドバイスをしていきました。

悩みがあるということは、まだまだご自身のレベルをあげられるチャンスです!

ぜひ苦手な課題を克服して、レベルアップしてくださいね。応援しています!

 

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