ショートリーチクライマーともいわれている、低身長のボルダリング女子。
身長の低いボルダリング女子たちから「リーチが足りない」という悩みは、とても多く聞こえてきます。
「あの人はホールドに届くのに、私は届かない」「あのホールドが取れれば、完登できるのに」などなど悩んでしまうことはありませんか?
今回は30代のボルダリング女子が悩んでいる“リーチが足りないこと”について、詳しくアドバイスをしていきたいと思います。
リーチが足りなくて悩んでいる人は、ぜひご覧ください。
ボルダリング女子の悩み:リーチが短くて、あと少しが届かない……。
ボルダリングを始めて2年ほど。今は4級ぐらいの課題に打ち込んでいます。
しかし少し前から、“リーチが足りない問題”の壁にぶつかりました。実は、私身長が152cmと小さいのです。
最初のころはあまり気にしなかったのですが、どんどんグレードが上がるにつれて、リーチが足りなく完登できない課題が増えてきている気がするのです。
登れない課題があって、ジムの上手な常連さんにアドバイスをもらったとき、手が届かなかったり、足が届かなかったりして、「リーチが足りないからしょうがないね。」と言われました。
当初は「リーチが足りないから登れなくても、しょうがないんだ」と諦めていたのですが、最近「リーチが足りないことを言い訳にして、完登を諦めている」ということに気づきました。
もっと上達したいし、苦手な課題も完登できるようになりたいので、「リーチが足りないときは、どうしたら克服できるのでしょうか?」
詳しいアドバイスをお願いいたします。
(T・Hさん/30代/女性)
リーチ問題の克服には、「メンタル強化」と「分析」がポイント
登っているとき、身長が低いボルダリング女子は「あの人は届くのに、私は届かない!」という場面がたくさんあったと思います。
けれど、相談者さんのように「リーチを言い訳にして、完登を諦めている」と気づき、自分に厳しく打ち込んみたい人は、これを乗り越えてることでグンッとさらにグレードが上がること間違いなしでしょう。
同じ悩みを共有したい女性の皆様、ボルダリング女子会でストレスを発散しましょう!
「メンタル強化」で諦めず何度もトライ!
さて、お悩みの「身長が低くてリーチが足りないこと」についてですが、一番重要なことはメンタルを強化することです。
どういうことかというと、「リーチが足りないから、課題を諦める」のではなく、「リーチは足りないけれど、トライしてみよう!」という気持ちになることです。
また、“自分はリーチが足りない!” と自覚することも大切なんですよ。
リーチが足りなくて届かないホールドを掴むためには、物理的にホールドに掴みかかるしかありません。一回でホールドを掴められると良いのですが、ほとんどの場合は保持することができず、落ちてしまいます。
そうなったときに、「諦める」か「諦めない」か、どちらかの選択をすることによって、リーチ問題を克服できるかどうかが決まります。
諦めないで何回もトライしていくことで、ホールドを保持する力が鍛えられ、結果掴みかかってキープできるようになるのです。
ホールドの形状にもよりますが、細かな筋肉を鍛えることはもちろん、バランス力も養われますので、リーチ問題を克服&レベルUPにも繋がります。
失敗から何が足らないのかをしっかり「分析」!
何度もトライしていくときにも、大切なことがあります。
それは、失敗したときに何が足りなかったのかを考えることです。むやみに何も考えずトライしても、何も変わりません。
・どんなムーブがいいのか
・足はどうしたらいいのか
・身体の重心はどこがいいのか
・足を置く位置はどこがいいのか
など……。詳しく分析することが重要ですよ。登って落ちたときに、「今落ちたのは、何が原因で落ちたのか」を確認すると、分析しやすくなるでしょう。
リーチ問題を克服して、レベルUPしよう!
課題に苦戦していると、どんどん完登できない自分に嫌気がさしてくるようになります。
そんなときに、「もうこの課題は絶対触らない! 嫌だ!」となる気持ちを「ちょっと気分転換に違う課題をやって、またトライしてみよう!」という気持ちに切り替えてあげましょう!
そうすることで、メンタルを強化できることはもちろん、他の課題でいきなりインスピレーションが生まれて、リーチが足りない課題のムーブのひらめきがあるかもしれません。
「メンタル強化」と「分析」を行なって、ボルダリング女子のリーチが足りない問題を克服してくださいね!
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