猫には癒しパワーがあるといわれているけど、それって本当なのでしょうか。
いったいどんな癒しパワーなのか詳しく調べてみました。かわいい猫と直接触れ合えるスポットもご紹介します。
猫には癒しパワーがあるって本当?
かわいい猫の動画や写真を見ているだけでなぜか心が穏やかになったり、気持ちがホッとした気分になったりした経験はありませんか。
見ているだけでも「かわいい」と感じる気持ちがあれば癒しを得ることができます。
さらに柔らかな毛を撫でたり、あたたかいぬくもりを感じたりするとより大きな癒しを得ることができます。
それはなぜかというと本能的に人間は柔らかい感触で気持ちよさや心地よさを感るからです。
気持ちよいと感じると脳からオキシトシンというホルモンが出るといわれています。
ぬるいお風呂のような人の肌と同じくらいの温度は、オキシトシンをたくさん出させる効果があるので心地よさや癒しを感じるのでしょう。
オキシトシンは高ぶった神経を落ち着ける効果のあるセロトニンや、幸せを感じやすくするドーパミンなどとも深いつながりがあると考えられています。
猫は犬のように芸をしたり人のために尽くしたりすることはありませんが、その気ままな姿を見ているだけで「何もしなくてもよい」という肯定感を得ることができるといわれています。
一生懸命頑張ってストレスがたまっている時でも、なぜか気ままでのんびりした猫を見ているだけで笑顔になるという人もいるのではないでしょうか。
私たち人間は野生の魅力を残した猫の姿を見たり、撫でたりして癒しを得ているといことはどうやら本当のようです。
他にも猫だけができる癒しがあった
猫を撫でるとのどをゴロゴロと慣らしますよね。こののどのゴロゴロという音はフランスではロンロンといわれているのですが、薬と同じような効果があると信じられているようです。
その理由は猫ののどのゴロゴロの周波数が25~150なのですが、この周波数は人間の心をリラックスさせる効果があるといわれているのです。
血圧を下げたり、体温をあげたりして副交感神経に働きかける周波数でもあると考えられています。猫のゴロゴロを手や体で感じることで自然と体に良い周波数を得ることができるのです。
猫カフェだけじゃない! 猫と触れ合える場所はここ
猫と触れ合える場所というと「猫カフェ」を一番に思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
でも今や猫と触れ合える場所は猫カフェだけではないのです。他にもこんなところで猫と触れ合うことができちゃいます。
東京池袋にある「ねこぶくろ」
池袋駅から数分のところにある東急ハンズの8階にたくさんの猫が遊ぶスペースがあるのです。まさにここは猫カフェとは一線を画す猫のテーマパーク。
いたるところに猫がいる異空間です。常時15~20匹の猫が思い思いの場所で毛づくろいをしたり、昼寝をしたり、遊んだりしているのです。季節ごとにイベントが行われているのでいつ行っても新しい発見があります。
中野、池袋、お茶の水にある「ネコパブリック」
普通の猫カフェと思いきや、実はここにいるのは保護猫たち。猫の里親探しを行っているのです。いつかで会えるはずの一生のパートナーとなるご主人様を待っている猫たちなのです。
里親になりたい人はもちろん、保護猫に癒されたくて訪れる人も多いようです。人に慣れている猫が多いのですり寄ってくるのが嬉しいですね。
伊豆高原にある「ねこの博物館」
なんと猫の博物缶まであります。「野生ネコの世界」「絶滅ネコ類」「世界のねこちゃん」「ふれあい広場」の4つのゾーンで構成されていて、様々なねこ科の動物の歴史を知ることができます。
もちろんふれあい広場ではねこと直接触れ合うことができるので癒されたい人にもおすすめ。
また「ねこの美術館」には世界中から集められた猫に関する美術品やおもちゃがところせましと並べられています。レアなねこグッズを見にくる人もたくさんいるようです。
富士サファリパークの中にある「ネコの館」
富士サファリパークにはライオンやトラ、キリンや馬などが自然界で暮らしている様子を垣間見られる貴重なお出かけスポットですが、その中に「ネコの館」という世界のめずらしい猫が集められたパークがあるのをご存知でしょうか。
猫カフェにはあまりいないようなマンチカンやソマリ、ラグドールやシャルトリューなどもいます。もちろんアメリカンショートヘアやロシアンブルーのようなおなじみの猫たちもいます。
餌あげ体験やふれあいもできるので動物は見るだけじゃいやという人にもぴったりです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。普段お世話をしていると思っていた猫ですが、実は私たちの方がお世話されているのかもしれません。
フワフワの毛を撫でて、暖かい体温を感じるだけでこんなにも私たちにとってメリットがあったなんて驚きですね。
何の目的もなく昼寝をしたり気ままに遊んだり、本能のままに生きている猫たちを見ているとうらやましいと思うこともあります。
もしかしたら私たちは猫に憧れているのかもしれませんね。
Written by miichikin