現代人は仕事やプライベートで多くのストレスを抱えており、心身共に癒してくれる犬カフェや猫カフェなどの様々な動物と触れ合える場所が多くなってきました。
そこで今回は、癒し効果を与えてくれる存在として評価が高い犬の魅力についてご紹介していきます。
犬と触れ合うことによってもたらされる、素晴らしい癒し効果を知っていきましょう。
1. 幸せホルモンが分泌される
動物と触れ合うことで、幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌されると言われています。
この幸せホルモンは、人間の赤ちゃんを抱っこした時にも出てくるホルモンで、「可愛い」や「守りたい」、「癒やされる」といった様々な感情をもたらしてくれます。
実は、オキシトシンがたくさん分泌されると心が穏やかになるだけではなく、健康的にも良い効果が発揮されるのです。
特に犬や猫などの毛がもふもふしている動物は、可愛がっている時は特にたくさんの幸せホルモン出ると解明されています。
動物は研究結果としてきちんと癒し効果がある存在なのです。その為、独身で一人で過ごす人にはペットを飼うことをオススメされています。
ペットと触れ合うことで幸せホルモンが寂しさを感じさせにくくしてくれて、充実した暮らしになるでしょう。
2. セロトニンとフェニルエチルアミンも癒し効果がある
動物と触れ合うことで、オキシトシンだけではなくセロトニンやフェニルエチルアミンという物質も分泌されます。
幸せホルモンとして特に癒し効果が高いのはオキシトシンですが、セロトニンやフェニルエチルアミンにも人間の心を穏やかにしてくれる効果を持っています。
セロトニンは感情や気分をコントロールしてくれている存在であり、精神を安定させる為の作用があります。
セロトニンが不足してしまうと心のバランスが崩れ、ストレス障害やうつといった重大な病気を引き起こしてしまうでしょう。
また、フェニルエチルアミンは抗うつ薬にも用いられている物質であり、セロトニンと合わさることで更なる癒しや健康効果を発揮しています。
そんなセロトニンやフェニルエチルアミンが分泌されることで心が穏やかになるので、一人でいることに不安を感じやすい人に適しています。
怒りやすい性格の人も、ペットによって晩年穏やかに過ごせることかできるようになったという人もいます。
3. なぜ犬が高い癒し効果を持っているのか?
ペットとして飼うことができる動物にはたくさんの種類がありますが、なぜ犬が一番良いとされているのでしょうか?
その理由は、犬の好奇心の高さにあります。ペットとして飼う動物には犬以外にも猫という選択がありますが、猫は基本的には自由奔放な性格であり性格によっては全然遊んでくれない子もいます。
しかし、犬は好奇心が旺盛であるが故に散歩や遊び、トレーニングといった様々な形で触れ合いを作ることができます。
もちろん猫にもたくさんの癒し効果を得ることはできますが、犬には猫以上に楽しい触れ合いができるペットとして、非常に多くの癒し効果を感じ取れるはずです。
運動量が猫よりも多い為、一緒に散歩できることでダイエット効果も期待されていることから、犬は一人の寂しさを埋めてくれるには最適なペットと言えるでしょう。
4. ペットは子どもも泣き止ませる力を持っている
小さな子どもがいる家庭では、子どもが泣き止まない、寝てくれないなどの様々な悩みを抱えていることでしょう。
ペットというのは意外にも子どもとの相性が良く、特に犬は人懐っこい性格であるが故に子どもに怯えることなく、親の代わりとなって相手をしてくれます。
犬は忠実である為、多少赤ちゃんに叩かれてもへっちゃらです。時には親の代わりに躾けてもくれるので、慣れてくれば長々と子どもの相手をしてくれますよ。
犬のふわふわな触り心地によって赤ちゃんの体内でもオキシトシンが分泌され、安心や元気を与えてくれる存在になります。
5. 犬を通してできる友達
寂しさを感じている人は犬に頼るだけではなく、犬を通して知り合った友人と関わるのもオススメです。
犬を遊ばせることができる場所に連れて行き、友達を作ったりSNSで犬好きに知り合ったりと、犬を飼っている人にはたくさんの出会いがあります。
こうして犬は人と人との関わりも支えてくれており、助け役として存在となっています。知り合った友人とペットと一緒に遊びに行くのも良いでしょう。
色んな場所に連れて行ける犬だからこそ、様々な場所にて色んな人に知り合うことができます。友達が少ないと悩む方や、友達を作りたいと考えている方も犬を飼ってみてはいかがでしょうか?
6. 終わりに
犬と人は1万年も前から共存してきたと伝えられています。それだけ歴史があるということは、犬と人との相性はピッタリだということが分かるでしょう。
人間の心を癒しながら健康にしてくれたり、お手伝いをしてくれたりと他の動物にはないたくさんの魅力が犬にはあります。
いつでも飼い主に寄り添ってくれる存在である犬を、ぜひ飼ってみてはいかがでしょうか?
Written by 綾崎リコ