一人暮らしは寂しいし、猫を飼いたいと思っている人は少なくないはず。
しかし、ペットは生き物なので無責任な気持ちで飼うことはNGであり、一人暮らしだからこそ注意したことがたくさんあります。
今回は猫を飼った後の生活の変化や、一人暮らしで飼育する際の注意点をご紹介しましょう。
1. 猫を飼った後の生活の変化
一人暮らしの人が猫を飼った場合、次のような変化を感じるでしょう。
癒される、一人暮らしが楽しくなった
猫を飼うことで癒しを感じたり、寂しさを感じなくなったりする人は多いです。
米国の大学の研究によれば、猫を飼っている人が心臓発作を起こす確率が、飼っていない人と比べて30%も低いことが明らかになっており、癒しは健康面でも影響を良い作用をもたらしてくれます。
猫を飼うことで、より充実した暮らしが待っていることでしょう。
部屋の環境は猫優先になる
猫はデリケートな生き物であり、ストレスを抱えず生活してもらうには部屋の環境は猫仕様にしなければなりません。
その為、今まで自分好みの部屋も猫優先の環境と変わるでしょう。
以前より出費は多め
自分一人の生活と合わせてエサ代やグッズを買い揃える、エアコンでの温度管理など色々な面で出費が重なります。
一人でいた時よりも出費が多くなるので、お金の管理する習慣を見に付けていきましょう。
2. 猫に必要なものや環境について
猫を買う時、事前に色々と準備が入るので、必要なものや整えておくべき環境についてご紹介しましょう。
猫用トイレ
室内で飼育する場合、排泄を行うトイレが必要なので猫トイレの砂とトレーを用意しましょう。
猫トイレの砂は砂状のものからパルプ、チップなど様々あり、消臭性や処理方法は種類ごとに変わってきます。
砂の性能やトイレの機能性などを確認した上で用意するようにしましょう。猫は清潔を好むので、トイレの掃除はこまめに行うことも大事です。
高い場所や外を眺められる場所を用意
高低差のあるキャットタワーを置くことで、上下運動ができる環境を整えられるので、猫のストレスや運動不足の解消になります。
また、猫は外の景色を見ることが好きなので、窓から外を眺められるように工夫をしておくと良いでしょう。
爪とぎで対策を取る
猫は壁や柱、障子などで爪とぎをする場合があるので、その対策として部屋の至るところに爪とぎを起きましょう。
デザイン性に優れた爪とぎもあるので、置く場所に合わせて選んでみると良いですよ。
寝床を準備する
寝ていることが多い猫が安心して眠れるように、専用ベッドやクッション、座布団など寝床を用意しておきましょう。
寒さ対策に、毛布やペット用の電気カーペットなどもあると安心です。夏は暑さ対策には、冷感パットがあると熱中症対策になります。
自動エサやり器や給水器
一人暮らしだと外出中に猫のエサやりや給水が難しくなるので、セットした時間帯に自動供給してくれるエサやり器や給水器があると便利です。
猫は音に敏感なので、静音性の高い機器を選ぶようにしましょう。
3. 猫を飼いたいと思った時に知っておくべき注意点
一人暮らしでも安心して猫を飼育するにも、事前に注意点を覚えておきましょう。
マンションやアパートで飼育できるか確認
一人暮らしだと賃貸マンションやアパートで暮らす人がほとんどだと思いますが、猫が飼えるかどうかは物件によって異なります。
物件によっては事前に別途で礼金の支払いが必要になるケースもあるので、管理会社や大家に飼育できる条件を確認しておきましょう。
人の食事を与えない
猫に人間の食べ物は与えず、必ずドライフードかウェットフードを与えてください。
玉ねぎや長ネギ、ニラなどは猫にとって毒であり、他にも塩分の過剰摂取やエビやイカなどの魚介は皮膚病を招く恐れがあります。
他にも牛乳や加工食品、チョコなど様々な食べ物が猫にとって有害なものになります。
調理が不十分だと体調不良を招く可能性もあるので、自作のフードを与える行為もオススメしません。おやつをあげる時も猫用のものを与えるようにしてください。
怪我や事故、脱走の対策を行う
コンセントや配線は猫がかじると感電したり、じゃれて絡まったりする恐れがあるので、保護カバーで対策するようにしましょう。
他にもガラス製品や刃物、誤飲しそうなものなど危険物は片付けるようにしてください。
玄関や窓から脱走する恐れもあるので、網戸や玄関前に柵を置くなど脱走対策も大事です。
もし脱走した時のことを考えて、位置を把握できるようにマイクロチップを内蔵しておくのも1つの手段です。
エアコンで温度管理は徹底に
猫は体温調節が苦手なので、飼い主は体調管理に徹底しなければなりません。
特に夏場は人間と同じく熱中症や脱水症のリスクが高まるので、外出時も含めてエアコンで温度管理をしてください。
人間よりも毛皮がある分体温が高めなので、28度が理想です。
遊ばせてストレスを発散させる
ストレスは体調不良や脱毛を招く原因となります。発散には遊ばせることが一番なので、おもちゃを用意して遊ばせましょう。
自動で動くものがあれば、外出中や手が空かない時も遊んでストレス発散させられるのでオススメです。
室内で飼育する場合、定期的に安全な場所でハーネスとリードを付けて散歩させるのも良いでしょう。
4. 終わりに
猫を飼うことで、一人暮らしの生活はより豊かなものとなるでしょう。
動物も人間と同じ命あるものなので、飼いたいと思っている方はご紹介した注意点や準備するものを頭に入れ、責任を持って飼育してくださいね。
Written by 綾崎リコ