幸せホルモン「セロトニン」はここで作られる

セロトニン」と言う言葉を聞いた事がある方も多いですよね。「幸せホルモン」と言った方がピンとくる方もいるはず。このセロトニンはよく脳で作られると思われがちですが実は95%は腸で作られているというのをご存知でしたか?

■ どうして「幸せホルモン」なの?

セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンとあわせて三大神経伝達物質と言われるとても大事なものです。
セロトニンは人の精神面に大きな影響を与え、不足すると鬱病の原因や切れやすくなるとも言われています。
セロトニンが増えると質の良い睡眠に必要なメラトニンが増えたり、気持ちが明るく前向きになったりストレスに強くなったり、そして朝の目覚めもよくなるなど心身共にとてもいい効果をもたらせてくれることから幸せホルモンと言われています。
セロトニンが多い方は若々しく生き生きと元気な方が多いようです。

■ セロトニンを増やすには

セロトニンはトリプトファンと言うアミノ酸の一種から生成されます。トリプトファンは食品のタンパク質に含まれているのでそのトリプトファンを多く含む食品を食べて増やす事が出来ます。ちなみに人間の体内ではトリプトファンを作る事は出来ません。

トリプトファンを多く含む食品は
お肉、たらこ、魚、納豆、豆腐、チーズ、アーモンド、胡麻、おそば、パスタなどです。お肉の中でも牛のレバーや豚のロース鶏の胸肉など、魚介類だとすじこ、かつお、くろまぐろなど、野菜だとほうれんそう、豆もやし、大根などに多く含まれます。

ダイエット中の方には鶏胸肉やお豆腐などをうまく取り入れるのがおすすめ。パスタやおそばなどはどうしてもカロリーが気になりますので。

■ 第二の脳「腸」

腸は第二の脳とも言われています。それは腸と脳波神経によってつながっているからや脳にしかないはずのセロトニンが存在するからです。ストレスが溜まると腸の働きがおかしくなり腹痛や下痢などになるのはそのためです。
セロトニンは脳のホルモンと考えられがちですが、実は95%は腸で作られると言われていて、脳にはほんの数%しか存在していません。

そこで先ほどお伝えしたトリプトファンを摂ることと腸内環境を整え腸内細菌を増やすことも大切になってきます。そのためには便秘は大敵。普段から食物繊維や水分をたくさん摂るようにしましょう。(珈琲やアルコールでは無くお水でお願いします)あとは冷えないようにすることも大事。または腸内環境を整えるサプリメントを飲むのもいいかもしれません。腸はデトックスにも大切な役割を担っているので大切にしましょうね。

最近疲れが取れない、なんか元気が出ない、イライラする。そんな方はもしかしたらセロトニン不足かもしれません。トリプトファン(タンパク質)をしっかり摂ってセロトニンを増やしてイキイキ元気になりましょう。

Written by 岩瀬 玲

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