先週は、「宿命は変えられないが、運命は変えられる」という話を書きました。気になるのは、「どうやって変えるの?」という部分ですよね。今週は、「運命の変え方」に的を絞り、ご紹介します。
占い師としても活動している筆者ですが、女友達主催の合コンで一緒になった女性A子さんに、とある質問を投げかけられました。
A子さんには、生年月日が全く同じ親友がいるとのこと。親友の女性は、20代前半に結婚し、専業主婦として家庭を守る生活です。
一方のA子さんは、いわゆる「バリキャリ女子」同じ生年月日にも関わらず、なぜこんなにも人生が違うのかと、首を傾げていました。「別に、専業主婦になりたいわけじゃないんだけどね」と、笑っていましたが。
A子さんは、専業主婦になりたいわけではないとのこと。はい、もう答えは出ています。
A子さん自身は、専業主婦として家庭を守る生活を望んでいなかった。そして同じ生年月日の親友の女性は、専業主婦として家庭を守る生活を望んでいた……。この部分が重要ポイントです。
西洋占星術で占うと、A子さんも親友女性も「豊かな人生」に恵まれた生まれでした。ひとくちに「豊か」といっても色々です。
たとえば「恋愛」は、人生を豊かにします。親友の女性は、豊かな人生の選択肢として「恋愛」をセレクトし、その結果、愛する男性との結婚に至ったのでしょう。
A子さんは「バリキャリ女子」として、羨ましいくらいの年収を得ている身。「お金」も、人生を豊かにしてくれるものです。
A子さんは、豊かな人生の選択肢として、お金を稼ぐことをセレクトし、バリバリ仕事してキャリアを積んでいるのでしょう。
同じ運命も、活かし方は当人の人生選択肢次第といったところでしょうか。
A子さんの運命が「バリキャリ女子としてお金を稼ぐ」というふうに初期設定されていたとしましょう。
この運命を変え、今から結婚や専業主婦の道に路線変更するならば!まずは、心の底から「結婚したい!」と思うことが大事です。
「別に、専業主婦になりたいわけじゃないんだけどね」という本音があるうちは、運命は変わらないでしょう。
『思う』だけで運命を変えられるって、そんなバナナ!などと疑うなかれ!
運命の変え方の基本は、まず「思うこと」です。ポイントは、心の底から思うこと! 一般的にも言われている「紙に書く」とか「言葉に出す」などは、心の底から「思う」ための手段です。
来週は「思う」の次のステップとして、運命を変えるアクションをご紹介しますね。
written by 菊池美佳子
Photo by Caden Crawford