付き合っている彼の感情が読めず、困っている女性はいませんか?
例えば彼が弱音を一切吐かないタイプの場合、本人も知らず知らずストレスを抱えてしまっていることは少なくないもの。おかげでガマンが積もりに積もって、突然爆発してしまう……なんて恐れも。
そのため、彼の言動を注意深く観察しながら、できるだけ本音を察知してあげようとしている女性は多いかもしれません。
でも、まだ付き合ったばかりで、今ひとつ彼の心が掴めない……。そんな時は彼の言動に注目してみると、どんなに無口な彼でも本音が見えてくるかもしれません。
一般的に男性は無表情な人が多く、女性のように喜怒哀楽を激しく表情で表す人が少なくないもの。でも、一見ポーカーフェイスの彼も、ある部分に注目してみると、意外と表情の変化が表れていることに気づくかもしれません。
というのも、笑顔を作れるのは人間だけというように、人間の顔の筋肉は私たちが思っているよりも、実は複雑にできているのです。
その証拠にカシオッポという心理学者が、被験者の顔に電極をつけて人やモノなどのスライド50枚を見せ、どれが好きで嫌いかという確認実験を行ったそう。
すると、「好き」と答えていたスライドが出たとき、被験者の頬骨筋という口と目の間にある筋肉が反応したのだとか。対して「嫌い」と答えていたスライドが出たときは、眉間にある皺眉筋という筋肉が反応したそうです。
すなわち、顔のそれらの筋肉の動きを見れば、どんなに言葉数の少ない彼でも好き嫌いの見極めができるということかも!?
もし彼の眉間の筋肉がピクリと反応したら、「平気」と口にしていながらも、実は苦手な可能性が高いかもしれません。その時は「じゃあ●●にしよっか!」と気遣ってあげると、サポート上手な一面を見せることができるのでは?
言葉でうまく説明できない時、少しでも相手に分かって貰おうと、無意識に手と体が動いてしまうことって少なくないもの。このように口にしなくても、身振り手振りで感情を伝える行動を心理学ではノンバール行動と言います。
ほかにも喉元に手を当てたり、額を手でこするのもノンバール行動のひとつ。いずれも後ろめたいことがあると、人はこうした言動を取ることが多いのだとか。特に喉元に手を当てるのは女性に多いそうです。
ですので会話中、彼がこうした言動を取ったら、何か隠し事があると睨んでみては。彼を突き詰めると、浮気を始め、何か意外な事実が発覚するかもしれません。
足にもその時の心理状態が表れやすいって知っていましたか? それこそ好意や関心の矛先に、人のつま先は向くのだとか。
反対に、相手のつま先が逆を向いていると、それはあなたに関心がない。あるいは飽きてしまっている恐れも。
実際、人と話す際は、大抵相手に体を向けて話すもの。もし立ち話や座った状態で、彼の体が違うところに向いていたら、会話に飽きているか。あるいは、関係が冷めきっている恐れがあるかもしれないので、注意した方が良さそうです。
いかがでしたか。言われてみれば、いずれも心当たりがあるものばかり。彼の本音が分からない時は言動に注目してみると、彼の気持ちが少しずつ見えてくるかもしれません。
(恋学・ライター/柚木深つばさ)
【参考文献】
『植木理恵の行動心理学入門』植木理恵著(宝島社・刊)
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