学生時代は彼氏と別れてもすぐに新しい彼氏ができたのに、社会人になると彼氏ができづらい……こういう話をわりとよく聞きます。
自分が適齢期と思う年頃にさっと結婚した女子の話としてよく聞くのが「結婚相手は大学時代の友だち(あるいは大学時代からの恋人)」というものです。潜在的に、社会人になると恋人ができづらいということを知っていたのかもしれません。
社会に出てしまうと恋人ができづらい。これは1つのマジックだろうと思います。女子で、たとえば職場は女子だらけとなれば、当然のように恋人ができづらいですよね。
男で職場は男だらけ……という人も大変そうです。もう「女」を探してさまよい歩き、スナックに通い詰めたり……必要以上の経費をそこに投入することになったりして、もう大変!
こういうマジックにハマってしまう理由は、学生のころは強制的なシャッフルがあったというところから説明が可能かもしれません。
学生時代は、クラス替えがあった、部活動をしていたら自動的に3年生は毎年卒業して、下から新しい人がどんどん入ってくる。大学生でも似たようなことがあるでしょう。
社会人になると行動範囲が狭く規定されてきます。毎年、おおがかりな人事異動があれば話は変わってきますが、中小企業に勤めていると、今年も来年も再来年も、メンツはほぼ一緒。お取引先の人の顔ぶれも同じ。こういうことになりがちですよね。
大企業に勤務している人たちは、ほどよいペースで転職をしているようなものであり、「今の若い人たちはよく転職する。なにごとか!」という指摘は当たらないとする専門家が出てきます。そこにいながらにして、転職的な空気を吸える大企業の人たち……仕事においても恋においても、得と言えば得なのでしょうか。
恋愛上手さんたちは、自分で意識して、自分の行動範囲を広くしている。こういう事例が散見されます。
趣味でフィットネスクラブに行く。これだって世界を広げる努力のひとつでしょう。趣味でテニスをしている(イケメンと出会えそう)とか、ダンスを習っているとか、Wワークをしているとか、とにかく「自分の財産」になりうることをなにがしかやっています。
こういうことは、もしかすれば、女子のほうがやりやすいのかもしれません。
男で仕事が忙しいと、「そこまで手が回らない」ものです。あるいは仕事脳になってしまって、自分の世界を広げるという発想そのものがなかったりもします。
対して女子は、そもそものその人生に、結婚や出産がデフォルトで組み込まれているので、男子ほど1つの世界に固執しないのかもしれません。
こういう思考回路を、女子の特性とするなら、女子の特性をおおいに活かしたほうが、彼氏ができやすいと言えます。