特に大きな出来事があったわけでもないのに、なぜか物事がうまくいかない……そんな時期を経験したことはありませんか?原因は環境ではなく、日々の小さな習慣にあるのかもしれません。今回は、不幸を呼びやすい人に共通する習慣と、運を遠ざけないためにできることを紹介します。
不幸を呼ぶ人は何かに挑戦する前から「どうせ私なんて」と口にしてしまいがちです。謙遜のつもりでも、言葉にするたびに自分の可能性を自分で狭めてしまうことになりかねません。
周囲からすると、励ましても否定される、というやり取りが続くうちに、声をかけること自体を控えるようになっていきます。誘いやチャンスを持ちかける側も、乗り気ではない反応が続けば、次第に声をかける相手を選ぶようになるものです。
SNSで友人の結婚報告や仕事の成果を見るたびに、「それに比べて自分は」と落ち込んでしまう。比較そのものが悪いわけではありませんが、他人を基準にしている限り、満たされる瞬間はいつまでも訪れません。
気づけば誰かの幸せを素直に喜べなくなっていた、なんてこともあるんですよね。落ち込む時間が増えるほど、目の前の小さな良い変化にも気づきにくくなっていきます。
不幸を呼ぶ人は、自分に起きた悪いことを人のせいにしてしまう癖があります。先日、ある友人がこんな話をしていました。仕事で思うような結果が出なかったとき、「上司の指示が悪かった」「環境が悪い」とすぐに原因を外に求めてしまう自分に気づいたというのです。
自分の行動を振り返る前に誰かのせいにする癖がつくと、同じ失敗を繰り返しやすくなります。原因を外に置き続ける限り、次に活かせる気づきは自分の中に残りません。
してもらって当たり前だと感じてしまい、「ありがとう」を言葉にする機会が減っていく人もいます。思っていても伝えなければ相手には届かず、次第に手を貸してくれる人が少しずつ離れていきます。
特に身近な相手ほど感謝を後回しにしがちですが、当たり前だと感じている行為ほど、実は言葉にする価値があります。
言いたいことを飲み込み続け、あとで一気に爆発させてしまう人もいます。溜め込んだ不満は、思わぬタイミングで人間関係のトラブルにつながることも少なくありません。
我慢強さは長所である一方、限界まで抱え込む癖は関係をこじらせる原因になりがちです。爆発したあとに関係を修復するには、日頃伝えるよりずっと多くの時間がかかります。
小さなことでも「ありがとう」を言葉にする習慣をつけてみましょう。口に出すことで自分の気持ちも整理され、相手との関係も自然と良い方向に向かいやすくなります。慣れないうちは、1日1回誰かに伝えると決めておくだけでも続けやすくなります。
誰かと比較しそうになったら、半年前や1年前の自分と今を比べてみましょう。小さな変化でも積み重ねに気づければ、他人の幸せも素直に喜べる余裕が生まれます。
比較の軸を自分に戻すだけで、焦りよりも達成感を感じやすくなるものです。手帳やメモに一言残しておくと、変化を振り返るときの目安になります。
我慢して抱え込む前に、「ここは困っている」と早めに一言伝えてみましょう。溜め込む時間が短いほど、伝え方も感情的にならずに済みます。伝えるタイミングを先延ばしにしないことが、関係を長く保つ一番の近道になります。
何もかもうまくいかないと感じた日ほど、その日にあった小さな良いことを一つメモしてみましょう。書き出す習慣を続けるうちに、物事の見方が少しずつ前向きに変わっていきます。
ノートやスマホのメモ機能に一行残すだけでも、後から見返したときに気づけることが増えていきます。
不幸を呼ぶ習慣の多くは、特別なことではなく日々の小さな考え方や言葉の選び方の積み重ねです。感謝を言葉にする、比較の対象を変える、不満を溜め込まない。どれもすぐに始められることばかりです。
完璧にできる日ばかりでなくても、意識するだけで受け止め方は少しずつ変わっていきます。小さな習慣を変えることが、巡ってくる運を少しずつ味方につけていきます。
Written by 紬(つむぎ)