夏といえば、開放感あふれる季節。
海やフェス、ビアガーデン、花火大会など、デートスポットも盛りだくさんです。
しかし、そんな楽しい夏デートには、思わぬ落とし穴が。
そう、「体臭」です。
「汗かいちゃったから仕方ないよね」では済まされない、相手に「くっさ…!」と思わせてしまう体臭トラブルは、恋愛のチャンスを一瞬で壊してしまうことも。
今回は、夏デートでの体臭トラブルを防ぐための具体的な対策をご紹介します。
まず押さえておきたいのが、「汗そのものは無臭」という事実です。つまり、汗をかいたからといって必ず臭うわけではありません。では、なぜあの嫌なニオイが発生するのか?
その答えは、汗をかいた後の肌に存在する「皮脂」と「菌」にあります。肌表面の皮脂や古い角質をエサにして、皮膚常在菌が繁殖し、分解されたときに発生する物質こそが、いわゆる「体臭」の正体です。要するに、汗そのものではなく「汗をかいたまま放置する」「皮脂や汚れがたまっている」ことこそ、イヤな体臭の原因なのです。
夏のデートシーンは、体臭が強まりやすい環境がそろっています。
・気温や湿度が高く、汗をかきやすい
・外を長時間歩いたり、アクティブなデートが多い
・屋外イベントで風通しが悪い場所に行くことも
・緊張や興奮で、普段より汗の量が増える
つまり、汗・皮脂・菌が活発になる条件がそろいまくっているわけです。
しかも、恋人や気になる相手と距離が近くなるタイミングでもあるため、「あれ、なんか臭う?」と気づかれやすいのがポイント。
せっかくの恋が体臭で台無しにならないよう、しっかりと体臭ケアをしておきたいですね。
では、体臭トラブルを防ぐために、夏デート前にどんな対策をしておけばいいのでしょうか?
今日からすぐできるケアを5つご紹介します。
夜だけでなく、朝もシャワーを浴びて清潔な肌で1日をスタートしましょう。
寝ている間にも皮脂や汗は分泌されています。
できれば殺菌効果のあるボディソープを使用し、汗腺や皮脂の多い箇所(ワキ・背中・首・耳の裏)を重点的に洗いましょう。
制汗剤は「汗を抑える」、デオドラントは「ニオイ菌を殺菌する」という役割があります。
両方を活用することで、汗の量もニオイの原因菌もダブルでブロックできます。
出かける30分前までにスプレーやクリームを塗布しておくと◎。
服の素材も大事なポイント。
ポリエステルなどの化学繊維は蒸れやすく、汗が乾きにくいので注意が必要です。
通気性の良いコットンやリネン素材、ゆったりめのシルエットを選ぶことで、ムレ防止&清潔感アップにつながります。
脂っこい食事やニンニクなどの刺激物は、皮脂や汗に臭い成分が含まれやすくなります。
デート前日・当日は、野菜やフルーツ、和食中心の軽めの食事を心がけましょう。
さらに、睡眠不足やストレスも体臭の原因になるので、できる限りリラックスして過ごすことも大切です。
汗拭きシートやボディミスト、替えのTシャツなどをバッグに忍ばせておけば、汗をかいたあともすぐに対処できます。
特に汗をかきやすいお昼過ぎや屋外から屋内に移動したタイミングで、こまめにケアするのがおすすめです。
どれだけ準備をしても、長時間のデートでは汗もかきますし、体臭ゼロは難しいもの。
だからこそ「デート中のリセットタイミング」を作ることが重要です。
おすすめは、次のようなタイミングでササっとケアすること。
・トイレ休憩のときに汗拭きシートで全身をリセット
・カフェなどで座る前に首元・耳裏をミストでケア
・外から室内に移動する前にTシャツを着替える
この小さな心掛けが、ニオイによる悪印象を防ぎます。
万が一、相手に体臭を気付かれた場合は、以下のように対応するのがおすすめです。
・正直に「ごめんね、暑くて汗かいちゃった」と爽やかに伝える
・その場ですぐにケアする(ミストを使うなど)
・「次は涼しい場所で会おうね!」と前向きな提案をする
自分でも清潔感を意識している姿勢を見せることができれば、むしろ好印象につながることも。
大切なのは、体臭そのものよりも体臭ケアに配慮する意思がどれだけあるか示す態度なのです。
夏は汗をかくのが当たり前。だからこそ、普段からのケアやデート前の準備が、相手に「この人、ちゃんとしてるな」と思ってもらえるポイントになります。
体臭対策は、相手への思いやりのひとつ。楽しいデートの思い出を「くっさ…!」で終わらせないためにも、できることから始めてみましょう。
今日から実践できるケアで、夏デートも爽やかに、素敵な恋愛を楽しんでください!
Written by はるお