ふとした瞬間に、名字ではなく下の名前で呼ばれてドキッとした経験はありませんか?
呼び方ひとつで、距離感や関係性は大きく変わるもの。嬉しかったり照れくさかったりする一方で、少し戸惑ってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、男性が女性を下の名前で呼ぶ主な理由や心理を一挙ご紹介。
ぜひ今後のコミュニケーションの参考にしてくださいね。
男性が女性を下の名前で呼ぶ心理として多いのが、異性としての好意や恋愛感情があることを示すサイン。
下の名前で呼ぶことで、他の人とは違う特別な存在であることをアピールし、心理的な距離を縮めようとしているのです。
もともと苗字呼びだった場合は、あえて呼び方を変えることで関係を一歩進めようとしていている可能性が高いでしょう。
また「名前で呼んだらどう反応するかな?」と、相手の気持ちを探る駆け引きとしての意味合いがあることも。
気になる相手がふいに下の名前で呼んできたら、それはあなたへの意識が変わりつつあるサインかもしれません。
急に下の名前で呼ばれると、「もしかして好意があるのでは?」とつい勘ぐってしまう人も少なくないはず。
しかし、実際は異性としてではなく、あくまで友人としての親しみや仲間意識を示すために呼んでいるケースもあるようです。
特に、男友だちを気軽にあだ名で呼ぶことが多い男性が、女友だちに対しても同じように接するケースが多い様子。
恋愛感情があるのか、それとも単なる友情なのか見極めたい場合は、言葉以外の態度や他の人との接し方にも注目するとよいでしょう。
下の名前で呼ぶ男性の心理には、親しみや好意だけではなく、強い支配欲や独占欲が潜んでいることもあります。
たとえば、周囲には名字で呼ばせておきながら、自分だけは下の名前で呼ぶような先輩や上司には注意した方がよいかもしれません。
距離を縮めるためではなく、コントロールの手段として下の名前を呼んでいる可能性もあるからです
人によっては、「俺だけがこう呼べる」と優越感を得ようとしていたり、他者と自分との関係性の差を強調しようとしていたりすることも……。
自分の気持ちを無視して強引に呼び方を変えてくるような相手には無理に合わせず、自分の違和感を大切にしましょう。
下の名前呼びに深い意味はなく、単にグループや職場などの場の雰囲気に合わせているというケースも少なくないようです。
前提として、日本人は周囲に合わせる和の文化を大切にします。
そのため、周囲がすでに下の名前で呼んでいる場合、むしろ「自分だけが名字呼びなのはまずいのではないか……」と感じて、自然と同調してしまう人も多いのでしょう。
恋愛経験が豊富な男性の中には、フランクな呼び方に慣れているため、恋愛感情などなくてもすぐ下の名前で呼ぶ人も多いようです。
雰囲気やノリで関係を進めることに長けている男性にとっては、下の名前呼びは相手との距離を一気に縮めるためのテクニックのひとつ。
中には、女性側が「特別扱いされた!」と感じてしまう可能性まで計算しているケースも少なくありません。
ドキッとしたからといって、すぐに「脈あり」と判断するのは要注意。
このような場合、他の女性への言動や接し方も冷静に観察することが大切です。
下の名前で呼ぶ人の心理として意外と多いのが、名字が同じ人が他にもいるから区別のために呼んでいるケースです。
特に職場や学校など、集団生活の場ではよくある話。
また、名字が同じ人がいないとしても、名字が変わっていて言いにくい場合などは、呼びやすさを重視して下の名前で呼ぶ人もいるようです。
とはいえ、呼び方が変わることでぐっと距離が縮まったように感じてしまうという人も多いのは事実。
きっかけは混同を避けるためだとしても、しだいに下の名前を呼ぶ側も呼ばれる側もお互いを意識してしまう……なんてこともあるかも。
恋愛のきっかけは、案外こんなところに隠れているのかもしれません。
SNSやマッチングアプリなどを通じて出会う機会も増えている近年。
オフラインで直接顔を合わせる前にインターネット上でやりとりをしている場合は、自然と下の名前で呼ぶケースが多いようです。
SNSやアプリでは、プロフィール上に表示されているのがファーストネームであることが多く、やりとりも最初からフランクな雰囲気で始まります。
そのため、実際に会ったときもその呼び方や親しげな話し方が定着していることが多く、職場や学校などで出会うケースに比べると距離が自然と近くなりやすいのです。
男性が女性を下の名前で呼ぶ理由や目的は、人によって本当にさまざまです。
恋愛感情があるからこそ特別な呼び方をしたいという場合だけでなく、ただ呼びやすいから、周囲の雰囲気に合わせているだけなど、特に深い意味がないケースも少なくありません。
だからこそ、下の名前で呼ばれた=脈ありと決めつけるのはちょっと早いかも……。
名前の呼び方だけでなく、相手の声のトーンや態度、ふるまいなどから真意を読み取ることが大切です。
Written by 糸野旬