付き合い立ての頃は優しかった恋人が、時が経つにつれてだんだん威圧的に……。そんな経験はありませんか?
出会ったばかりの時期や婚活中の段階では、なかなか本性が見えにくいものですよね。
ただ、実はモラハラ予備軍の男性の言動や態度にはいくつかの共通点があるようです。。
そこで今回は、「これは赤信号!」と感じるべきモラハラ予備軍のサインをご紹介。ぜひ、今後の交際の参考にしてくださいね。
モラハラ予備軍の男性は、相手をコントロールしようとする支配欲が強く、普段から他人を見下す言動が多い傾向にあります。
特に「あいつほんと使えないよな」とか「バカじゃね?」といった言葉を躊躇なく口にする男性はかなり危険。
たとえ冗談交じりの言い方であっても、こういった悪口が多い人には注意したほうがよいでしょう。
聞いているほうも気分が悪くなりますし、たとえ自分には優しくても、いずれはその矛先がこちらに向く可能性大です。
「これくらいいいじゃん」で済むような小さなことになぜか異様にこだわる人、いませんか?
たとえば、LINEの返信が数分遅れただけで不機嫌になったり、店員の態度が気に入らないと文句を言ったり……。
このように、世間的な常識よりも自分のルールを押しつけてくる人はちょっと危険かもしれません。
「神経質な人なんだな」と受け入れているうちにどんどんエスカレートして、気づけば自分の行動を監視されているような感覚になってしまうことも。
相手の機嫌を損ねないように常に自分を削っていく関係は健康的とはいえません。相手の感覚がおかしいと感じたら、すぐに距離を置くことをおすすめします。
自分の非を認めようとせず、決して謝らないことも、モラハラ予備軍の男性の特徴の一つです。
たとえば、自分が明らかに悪い場面でも「でもさ、お前だって○○じゃん?」と言い訳ばかりするような人には要注意。
「ごめん」の一言を素直に言えない人は、そもそも相手が傷ついていることを全く気にせず、自分が責められていることばかりにムキになりがちです。
話し合いをしようとしても「お前が神経質すぎ」とか「俺はそんなつもりじゃなかった」と論点をズラす始末。
最初は小さなすれ違いでも、これが積み重なるとじわじわ心にくるんですよね。
早めに見切りをつけて距離を取るのが正解かもしれません。
モラハラ予備軍の男性には、やたらと他人と比べてくる傾向があります。
たとえば「○○さんの彼女はもっと気が利くらしいよ」「俺の元カノはこうだった」など、聞いてもいないのに他人を持ち出してくる人には要注意。
このような男性の評価基準はいつも「誰かと比べてどうか」なため、こちらがどれだけ頑張っても、認めてくれることはほぼありません。
こちらの自尊心を削るような言葉をサラッと言ってくるような男性とは、できるだけ早く距離を取ったほうがよいでしょう。
少しずつ相手の自信を奪ってコントロールしようとしている可能性があります。
モラハラ予備軍の男性に多いのが、「お前のため」が口癖になっているパターンです。
「お前のためを思って言ってるんだよ」――これは一見すると優しさに聞こえますが、実は注意したいフレーズの一つ。
たとえば服装や交友関係、仕事への向き合い方まで、「君のためだから」と言いながら制限してくるケースも少なくないようです。
その裏には無意識の支配欲が潜んでいるかもしれません。
このように日常的に自分の意見や価値観を押し付けてくる人には要注意。優しさに見せかけた支配になっていないか、一度立ち止まって見直すことも大切です。
モラハラ予備軍の男性にありがちなのが、交友関係にやたら口を出してくること。
「あの友だち、俺はなんか好きじゃない」「あいつと会うと変わるよね」といった否定の言葉で、じわじわと人間関係を狭めてくるのです。
人によっては徐々に、「今日、誰と会うの?」「誰に連絡してるの?」とまるで監視のようになっていくことも。
自分の知らない時間や関係を不安に感じて、コントロールしたくなるのかもしれません。けれど、相手の不安を受け止めるのと自由を制限されることはまったくの別物です。
大人同士の付き合いはお互いに信頼して自由があってこそのものであることを忘れないようにしたいですね。
出会ったばかりの頃や付き合い立ての時期だけやたらと優しいのも、モラハラ予備軍の男性の特徴の一つ。
支配欲が強い男性は、最初だけ理想のパートナーを演じて相手の心を掴もうとする傾向にあります。
何をしても褒めてくれて、連絡もマメで、こちらが恐縮するくらい尽くしてくれる、まるで王子さまのような献身ぶり。
けれど、その優しさが異常に感じられるほどであれば、少し警戒したほうがよいでしょう。
人によっては信頼させた後で徐々に態度を変え、やがてコントロールや束縛が始まる可能性も……。
優しさの裏にある意図を見抜く目も、大人の恋愛においては大切かもしれません。
モラハラは、最初は小さな違和感として現れます。
だからこそ、「なんかモヤっとする」「これって普通なのかな?」と感じる瞬間があったら、その直感はとても大切。
はっきりとした暴言や態度ではなくても、小さな違和感の積み重ねが心にじわじわとダメージを与えていくことがあります。
「たまたまだよね」「機嫌が悪かっただけ」と見過ごしてしまうと、気づけばメンタルがボロボロに……。
小さなサインを見逃さないことが、自分を守る第一歩です。
違和感を感じたときは無理に我慢せず、信頼できる人に相談したり、一歩引いて状況を見直したりする勇気を持ってくださいね。
Written by 糸野旬