「聞き上手はモテる」――そんな言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
自分の話をしっかりと受け止めてくれる相手には、自然と心を開きたくなるものですよね。
安心感や信頼感が、「この人ともっと話したい」という好意に自然とつながるのです。
そこで今回は、誰でも実践できる「聞き上手になるコツ」を一挙ご紹介。ぜひ、今後のコミュニケーションの参考にしてくださいね!
「聞き上手になりたいけれど、何から始めればいいかわからない」という人にまずおすすめしたいのが、相づちのバリエーションを増やすことです。
相づちは「あなたの話をきちんと聞いていますよ」と伝える大事なサイン。だからこそ、相づちのバリエーションが豊富な人はそれだけで印象がアップします。
会話中、つい「へぇ〜」「そうなんだ」と似たような言葉を延々とくり返していませんか?
同じ相づちばかりだと、相手側も「ちゃんと聞いてる?」と感じてしまうことも。
「それは大変だったね」「なるほどね! たとえば〜な感じ?」など、相手の気持ちに寄り添った一言を添えると信頼感が格段に上がります。
まずは意識して、いろいろな相づちを試してみましょう。
言葉での相づちとあわせて意識してほしいのが、表情でのリアクションです。
話している相手は、こちらの言葉だけでなく表情もしっかり見ているもの。
こちらは真剣に聞いているつもりでも、無表情だと相手は「興味なさそう…」と感じてしまうことも。
だからこそ、驚いたときに目を大きく見開いたり、共感したときにやさしくうなずいたりといった細かいリアクションは意外と大切です。
リアルでもオンラインでも使えるテクなので、ぜひ意識してみてくださいね。
聞き上手になりたいならぜひ試してほしいのが、会話の中で相手の名前を呼ぶことです。
これは簡単なテクニックではありますが、意外とやっていない人が多いのです。
人は名前を呼ばれるだけで「自分に関心を持ってくれてるんだな」と自然に感じるもの。
会話の中に相手の名前”を自然にちりばめるだけで、親近感や安心感がグッと高まります。
ただし、不自然に連呼するとむしろ逆効果なので要注意。挨拶の際や話題の切り替えのタイミングなどにさりげなく呼ぶのがポイントです。
聞き上手の条件として、相手の話の腰を折らないことが挙げられます。
これは基本的な礼儀ではありますが、意外とできていない人も多い様子。
特に親しい仲である場合、つい相手の話にかぶせて自分の意見を言いたくなったり、「それってさ〜」と先回りしたくなったりすることがありますよね。
しかし、途中で話を遮られると相手のテンションは確実に下がるものです。
モテる人の多くは、どのような場面でも絶対に話を遮らずに、最後まで集中して聞いてくれます。
徹底して話し手に寄り添うこの姿勢が、安心感や信頼感につながるのです。
相手の話に対して「それってさ〜」「でもさ〜」と、つい否定から入ってしまうことはありませんか?
実はこれは、聞き上手からはちょっと遠ざかるNGパターンの一つ。
たとえ悪気はなくても、相手がせっかく話してくれたのに否定的な返しをされると「この人には話しにくいな」と思われてしまうことがあります。
聞き上手になりたいなら、まずは相手の意見を肯定する意識を持つことがとても大切です。
たとえ自分の意見と違っても、「そうなんだ〜」とか「なるほどね」と、一度受け止める姿勢を見せることが信頼感につながりますよ。
聞き上手になるために大切なのが、会話中の沈黙を怖がらず、間があっても穏やかに待てる余裕を持つことです。
沈黙には、相手が考えを整理したり、適切な言葉を探したりしているサインが隠れていることがあります。
そこで焦って話をかぶせてしまうと、大事な気持ちを聞き逃してしまうかもしれません。
だからこそ、相手が話している途中で黙り込んでしまった場合も、無理に間を埋めようとしないほうがよいでしょう。
特に話すことがあまり得意でない人にとっては、途切れがちな話をきちんと聞いてもらえる安心感はとても大きいものです。
沈黙を味方につければ自然と会話に深みが出て、相手との距離もグッと縮まりますよ。
聞き上手と言われる人に共通するのは、相づちや表情だけでなく、会話中のアイコンタクトをうまく使っていることです。
話をしている相手の目をしっかり見ることで、「あなたの話に関心がありますよ」というメッセージが自然に伝わります。
逆に、スマホを見たり食事をしたりしながら相づちを打っていると、どんなに言葉を重ねても印象はマイナスになりがち。
恋愛はもちろん、職場や友人との関係においても「信頼される人」になりたいなら、まずは相手の話にしっかり向き合うことから始めましょう。
まっすぐに目を見て話を聞くだけで、相手の反応が驚くほど変わることもあります。
相手の話を上手に聞くスキルは、恋愛にかぎらず、仕事や友人関係などあらゆる場面で役立ちます。
ただ黙って聞くだけではなく、相づちのバリエーションや表情、アイコンタクトなど、細かな部分に気を配ることがとても大切。
相手に「きちんと聞いているよ」という姿勢を見せることが信頼感につながり、人間関係がより良いものになります。
小さな心がけでも、日常的に続けることで確実に周りの反応が変わってくるはずです。今回の記事を参考に、話を聞く際の態度をあらためて意識してみてくださいね。
Written by 糸野旬