気になる存在がいる人にとっては、バレンタインは特別なイベントですよね。しかし、バレンタインの発祥や贈るものそれぞれの意味まで知っている人は、少ないのではないでしょうか。バレンタインの由来やプレゼントの意味を知っていると、より気持ちを込めた贈り物を選ぶことができるでしょう。
この記事では、バレンタインについて詳しく解説していきます。あなたも原点に戻り、好きな人に向き合ってみてくださいね。
そもそも、バレンタインの原点はいつ頃までさかのぼるのでしょうか。バレンタインは、ローマの国民がお祈りをする日とされたのが発祥だと言われています。
西暦269年2月14日に、司祭だったヴァレンタインが法に背いた罰として処刑されたのがきっかけでした。
もともと、戦争によって結婚を禁じられていた若者をかわいそうに思って取り計らった結婚式が原因でバレンタインが処刑されたことにより、国民の間では「聖バレンタイン」との呼び名が広まり、そこから2月14日はローマ国民にとって特別な日となったのです。
その後、14世紀頃から恋愛に結び付けるイベントになり、現在の恋人たちの日として発展していったと言われています。
バレンタインの贈り物として定番なものに、お菓子の存在がありますよね。お菓子の種類はいくつかありますが、それぞれに違った意味が込められているとされています。そのため、贈る相手によって選ぶ必要があるのです。
マカロンには、「特別な人」という意味が込められており、渡した相手に対して特別な感情を持っていますとのメッセージが含まれています。さまざまなフレーバーやカラーがあるマカロンですが、作るとなると非常に多くの工程を経て完成させなければならないお菓子です。
それだけの時間と手間をかけても、好意を伝えたい相手に贈るお菓子としては、最適な贈りものと言えます。
マドレーヌには「あなたと寄り添っていたい」という意味が込められており、ずっと一緒にいたいという情熱的なメッセージを伝えることができます。もともと、マドレーヌの形は二枚貝を模したものであるため、このような意味が込められるようになったと言われています。
焼き菓子の中では、わりと簡単に作ることができるので、手作りで情熱的な想いを伝えたい場合には、マドレーヌを選ぶのがおすすめです。
キャラメルには、「あなたは私にとって、安心できる存在です」という意味が込められています。恋人だけでなく、父親や兄弟に対して贈る際にも重宝されるお菓子です。
口の中で、甘さを十分に堪能したあとも、いつまでも味わいが口の中に残ることで、自分の存在をいつでも身近に感じていてほしいというメッセージも伝えられます。
クッキーは、手軽に食べられるお菓子としても人気がありますよね。クッキーには、「良き友人として仲良くしていきたい」という意味が込められています。恋人になりたいというよりも、友達としてフレンドリーな関係をつづけたい相手に贈るお菓子と言えます。
手作りの工程も、お菓子の中では簡単なので、バレンタインに作りたいと思っている人は多いかもしれません。しかし、本命に贈るものには適さないため、特別な相手にはクッキーは渡さないようにしましょう。
先ほどもお伝えした通り、バレンタインで贈るものには、それぞれ意味が込められています。そのため、バレンタインにふさわしくないメッセージが込められているお菓子を贈ってしまうと、相手に驚かれる可能性があるので注意が必要です。
たとえば、「マシュマロ」は、口の中ですぐに溶けてしまうので「消えてほしい」という思いが込められており、好きな相手に渡すお菓子としては好ましくありません。
また、マシュマロほどではありませんが、バレンタインの定番ともいえる「チョコレート」には、「私も同じ気持ちです」との意味もありますが、特別な意味はないという説もあるため、どうしても好意を伝えたい相手には、他のお菓子をおすすめします。
ただ、時間や予算の関係で他のお菓子を用意できない場合もありますよね。そのときは、「あなたが大好きです」という言葉やメッセージを添えて渡せば、誤解されないでしょう。一番大切なのは、お菓子の意味よりもあなたの素直な気持ちです。
好きな相手に想いを伝えるイベント・バレンタイン。男女共に気持ちがソワソワする特別な日ですよね。バレンタインの発祥も、戦争中でありながら、男女が想いを通わせて夫婦になるのを応援した司祭ヴァレンタインの処刑にちなんでいるため、当時から恋人たちにとって特別な日であることに変わりありません。
今回は、お菓子のそれぞれの意味も紹介したので、ぜひ渡す相手に合わせて選んでみてくださいね。
Written by 久木田(くきた)みすづ