どんなに仕事にやりがいを感じていても、職場で孤独や寂しさを常に持っていると人間はストレスを感じてしまうものです。
一体どんな人が孤独を感じやすいのでしょうか?
今回は、会社で孤立していると感じる瞬間や、孤独を感じやすい人の特徴をご紹介します。人間関係で悩んでいる人に向けて、孤立していると感じているときの対処法もまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
新しい会社へ入社したての時期は、孤立していると感じる瞬間が多いでしょう。元々できあがっている雰囲気に馴染むのも一苦労ですし、まずは仕事を覚えることに必死で上手くコミュニケーションを取れないことがよくあります。
最初の数か月は少し苦労するかもしれませんが、3か月から半年は多少孤独でも当たり前だと割り切りましょう。いくつか仕事を一緒にこなしていくうちに、自然と信頼関係が築けていくものです。
在宅勤務やリモートワークがベースになっている人は、日頃会社の人と直接かかわることがほぼないため、孤独を感じやすい傾向にあります。
特に、職場で自分以外の人は出社しているケースなら、たまに会社へ行ってもうまく話に入れず孤立していると感じる瞬間も多いでしょう。
職場に同性や同世代がいない場合も孤立していると感じる人が多いです。何かで盛り上がっていても、話題やノリについていけず置いてけぼりになってしまうことも日常茶飯事。
ジェネレーションギャップを武器にできたらいいですが、「わかりません」と適当にあしらっていると、徐々に話題を振ってもらうことも減ってしまいます。
同僚や上司とトラブルがあった場合も、会社で孤立してしまうかもしれません。
ちょっとしたいさかいが、無視やいじめに発展してしまうケースもよくあります。
むやみに人と衝突せず、平和主義を貫いた方が穏便に社会人生活を送れるというのも日本の会社独特の文化です。
人と話したりコミュニケーションを取ったりするのが苦手な人は、孤立していると感じやすいでしょう。
せっかく周りから話しかけられても、うまく受け答えができずにいると、だんだん話題を振られなくなることも。自分から話すこともできないので、結果として放置される存在になりやすいのです。
孤立していると感じやすい人の特徴として、チームや部署、一つの職場で一番上の立場にいることが挙げられます。
部下が上司に対して気を遣うのは当たり前ですし、上司としても部下の前で本音や弱みを見せることができません。
自分が一番上だとどこにも頼れる存在がいない気分になり、結果として疲れてしまうことが多いです。
組織の中で仕事ができず悪目立ちしている人も、孤立していると感じやすい人の特徴です。
最初はミスをしても励ましてくれる人がいますが、なかなか仕事を覚えられず失敗の連続だと、徐々に風当たりは強くなります。
また、納期を守れない、遅刻が多いなど時間にルーズな面がある人も、職場でお荷物扱いされて孤立しがちです。
普段から自分の立場を利用して、部下に偉そうな態度を取っている人も孤立を感じやすいでしょう。
部下に対してパワハラ行為をしていれば、周りは委縮して気軽に話しかけることができなくなります。
また女性の場合に多いのが、陰湿ないじめをするお局です。何かしら気に食わないからと誰かを無視したり陰口を言ったりしていると、いつの間にか周りから厄介な存在扱いされるようになります。
会社で孤立していると感じているなら、まずは普段の自分の行動を見直しましょう。
仕事を円滑に進めていくために、一般的な常識や礼儀、ルールを守ることは必要不可欠です。
たとえ上司であっても、必要以上に偉そうな態度は一気に全員を敵に回してしまうので、謙虚さを持ち続けることが大切です。
なかなか職場の雰囲気に馴染めないと悩んでいるなら、自分から積極的に話しかけることがおすすめです。
周りもどう接していいのかわからない場合もあるので、質問やコミュニケーションを進んで行うことでギクシャクした関係が改善されるかもしれません。
人と話すのが苦手な方は、挨拶や受け答えのときだけでも笑顔を心がけるだけでもOK。親しみやすい印象を与えることができますよ。
理不尽に孤立させられているのなら、必要以上に関わらないことも大切です。業務上最低限の報・連・相さえしていれば、仕事は回ります。
孤独を感じてストレスがひどくなっている場合は、思い切って職場を変えましょう。自分の心をすり減らしてまで仕事を続ける必要はありません。
今回は、孤立していると感じる瞬間や孤独を感じやすい人の特徴などをまとめてみました。
いろいろな対処法を解説しましたが、なにか人間関係で辛い思いをしているなら、周りの同期や上司に相談してみると解決することもあります。
悩み続けるのではなく、快適に仕事ができる環境づくりを積極的に行っていきましょう。
Written by sumire