好きな人ができたら結婚して幸せになりたい! と思う女性はとても多く、心を通わせる二人が新しい人生を共に歩む決意をするのは感動的でもありますよね。
結婚は愛と希望に満ちた約束であり、未来への夢を膨らませるものなのですが、好きになった男性がバツイチだと「好き」という感情だけでは済まないことも。
そこで今回は、心理カウンセラーの千桜ミモザが、バツイチ男性との結婚に伴うリスクや苦悩について解説をしていきます。
バツイチ男性との生活は、過去の影を乗り越えて新しい愛を育む生活といえます。
バツイチとなった男性とのコミュニケーションは生活の中で最も重要な要素の一つで、過去の経験が影響することも。
まずは結婚するにあたっての苦悩を、3つ紹介していきましょう。
お金の管理は結婚(再婚)生活における大切なポイント。
バツイチ男性とその前妻との関係や、それに伴う経済的な責任は、新しいパートナーとなる女性にとってストレスの原因となることがあるんですよね。
本当なら、自分たちの稼ぎは自分たちの結婚生活に使いたいと考える女性が多いので、前妻に何割かのお金がいくことを理解はしつつも、なんとなくモヤモヤするわけです。
また、生活費に対する考え方が同じかどうかも、結婚するにあたって悩みの種になりがちです。
たとえば、バツイチの男性と初婚の女性が結婚をする場合では、夫となる男性の子どもとの関係構築が必要になるかもしれません。
バツイチ男性が子どもを引き取る場合はそれがとても重要になります。
別れた前妻が引き取った場合でも、子どもを一時的に預かることもあるでしょうし、万が一を考えて全くの無関係でいることは不可能なのです。
ただ、それは愛情と忍耐をもって接することで、心の絆を深めることができますよ。
元妻との共同育児は、新しい家族構造において挑戦することの一つですが、子どもの幸せを最優先に考えることで、その挑戦をクリアすることができるのです。
バツイチ男性が、「前の奥さんの金遣いの荒さが原因で離婚した」あるいは「前の奥さんが浮気をした」など、離婚理由について女性に話しをしたとしても、女性としては確かめようがありませんよね。
もしかしたら、実は男性にDVやモラハラ気質があるのかもしれませんし、男性の浮気があったのかもしれません。
ただ、すべてを前妻の責任にする場合は要注意ですが、客観的なものの見方をして離婚理由を話せる男性であれば、様子をしっかり見てから結婚を決めるのも一つの方法です。
一般的に、バツイチ男性の再婚成功率は初婚に比べて低いとされていますが、それは再婚に臨む際の“現実”を直視することの必要性が壁となりやすいからかもしれませんね。
離婚を経験をしていることによる法的な問題も、ちょっぴり複雑になる可能性がありますが、適切な準備と理解があればこれらに関しても二人で乗り越えられるはず。
では、実際にバツイチ男性と結婚することのリスクはどういったものがあるのか、3つ紹介していきましょう。
バツイチ男性との結婚は、過去のトラウマや新しい関係への不安といった感情的なジェットコースターを経験することがあります。
前妻と連絡を取り合うことを快く思わない自分の感情と、そのくらい認めなくてはいけないと自分を諭したりするだけでも、感情が上下して疲れてしまうはずなんです。
そういった不安な気持ちが嫉妬のようなものになって、どんどんネガティブなものの見方をしてしまうことだってあります。
家族や友人からの「バツイチ男性と結婚してうまくいくの?」という圧力や、社会的な偏見や差別は、バツイチ男性との結婚において大きな壁となることがあります。
「そんなの大丈夫! 問題ないよ」と言ってはみるものの、実際によく考えてみると課題がないわけではないですよね。
「うまくいくの?」というプレッシャーを跳ねのけるがごとく、女性は気にしていないスタンスを守る労力を必要とします。
バツイチ男性に前妻との間に子どもがいれば、当然養育費を納めているはずです。
また、離婚原因によっては慰謝料が発生して、養育費と共に前妻に払っていることもあるので、結婚生活を始めれば、二人の収入から前妻の元にお金がいくことになります。
こうしたことから、結婚生活のやりくりが厳しくなるリスクが伴います。
バツイチ男性との結婚は、さまざまなことへの理解と受容が成功への鍵です。
過去を受け入れ、新しい未来への一歩を踏み出す勇気が、二人の幸せへの道を開くでしょう。
そのためには、借金の有無や離婚理由を確認するなどの、ウソ偽りのない情報開示も必要不可欠となりますよ。
愛と信念を持ってリスクや苦悩に立ち向かうことで、より強固な関係を築くことができるはず。
毎日が「幸せだなぁ」と感じられる結婚生活を送るためにも、お互いの理解を深め、新しい家族の形を築きましょう。
Written by 千桜ミモザ