別れた恋人と友達に戻るのは アリ? ナシ?

別れたけれど、このままスッパリ縁を切るのはイヤ。できれば友達に戻って交流を続けたい。

そう思っている人は、決して少なくありません。なぜなら、わたしが受けた相談の中でもかなりの相談数があるからです。

この記事では、心理カウンセラーのわたくし千桜ミモザが、カウンセリング経験と心理学による見解を交えながら、別れたら友達に戻れるのかどうか解説していきます。

恋人と別れても友達に戻りたい心理とは

恋人と別れても友達に戻りたい心理とは

恋人と別れたということは、必ず理由があってのことだということは理解できますよね。

それでも繋がりを保っていたいという心理が働くから、「友達として」という選択肢があるのです。ここでは大きく3つの心理についてお話しをしましょう。 

別れても未練がある

恋人と別れた後も、相手のことを忘れられないという気持ちがある人は多いでしょう。

別れた理由や状況にもよりますが、一緒に過ごした時間や思い出が強く残っているため、相手に対する愛情や慣れが消えないのです。

そのため、友達としてでも関係を続けたいと思うのです。

嫌いになったわけじゃないから

恋人と別れたとしても、必ずしも相手のことを嫌いになるとは限りません。

別れた原因が相性の問題や価値観の違いなどであれば、恋愛感情はなくなっても、人として尊敬できる部分や共通点がある場合があります。

そうした場合、友達としての関係を築くことができる可能性があります。

復縁したいと思っている

別れた恋人と友達に戻りたいという心理の裏には、実は復縁したいという願望が隠れている場合もあります。

「別れたことを後悔している」「相手のことがまだ好きだ」「もう一度チャンスが欲しい」などの思いがあると、友達としてでも相手との距離を縮めたいと感じるのです。

恋人と別れたら友達に戻れない心理とは

恋人と別れたら友達に戻れない心理とは

いっぽう、恋人と別れたら友達には戻れない、という心理が働く人も必ずいます。

かくいうわたくし千桜ミモザもそのひとりですので、そういった方たちの気持ちを理解することは難しくありません。

では、なぜ別れたら友達に戻れない心理に至るのか、その3つについてお話しをしましょう。

別れることになった原因が解決しないまま別れた

恋人と別れたら友達に戻れないと感じる人の多くは、別れることになった原因が解決しないまま別れたという経験をしている場合があります。

例えば、相手の浮気や嘘、暴力などの許せない行為が別れのきっかけだった場合、相手に対する怒りや憎しみや不信感が残っているため、友達としても関わりたくないと思うのです。

付き合っている時に自分の気持ちが完結した

恋人と別れたら友達に戻れないと感じる人の中には、付き合っている時に相手に向き合っていたからこそ、その思いに悔いはないというタイプの人もいます。

そのため、「もう十分に相手に尽くした」「愛しきった」という達成感のようなものがあるのです。

このような心理が働けば、もうそれ以上求める気持ちが湧かなくなり、友達としての関係に戻ることができないと感じるのです。

新しい恋人が見つかった

恋人と別れたら友達に戻れないと感じる人の中には、新しい恋人が見つかったというケースもあります。

新しい恋人との関係を大切にしたいと思うと、別れた恋人との関係は邪魔になると感じる場合があるはず。

また、新しい恋人に対して不快な思いをさせたくないという気持ちもあるでしょうね。

そうした場合、別れた恋人と友達に戻ることは難しくなります。

友達に戻った場合のメリットとデメリット

友達に戻った場合のメリットとデメリット

とはいえ、やっぱり別れた恋人と友達に戻りたい!という気持ちが強いのであれば、別れてから友達に戻った場合のメリットとデメリットについて知っておいた方がいいでしょう。

そこで、メリット2つデメリット2つを解説していきます。

復縁を狙っているならチャンスをつかみやすい

友達に戻った場合のメリットとしては、復縁を狙っているならチャンスがあるということが挙げられます。

友達としてでも相手との関係を維持することで、相手の気持ちや状況を知ることができるからです。

また、相手に対して自分の魅力をアピールすることもできるので、相手の心に再び火をつけることができるかもしれません。

友達としてそばにいられる

好きな気持ちがある場合はもちろんですが、嫌いで別れるわけではないのであれば、そばにいることで幸せや満足感を得られるのはメリットかもしれません。

ただ、それが本当に自分が求めていることなのか、よく考える必要があるでしょう。

新しい恋人に対して不誠実

友達に戻った場合のデメリットとしては、新しい恋人に対して不誠実になるということが挙げられます。

別れた恋人と友達として関わっていることを新しい恋人に隠したり、嘘をついたりすることは、新しい恋人に対する裏切りとなります。

また、別れた恋人との関係に未練があることを新しい恋人に感じさせることもあります。

そうすると、新しい恋人との関係に亀裂が入る可能性が大いにあるのです。

惰性的な関係性になる

恋人関係だった時の「なごり」のようなものが、ふたりを惰性的な関係にさせることがあります。

これは本当によくあるパターンのひとつで、「気取らなくてもいい」という気楽さが「気を使わなくてもいい」というネガティブな方向に発展しやすい危険性があるのです。

こうなってしまうと、友達に戻ったことを後悔する人がとても多くいます。

別れた恋人から友達になるのを断られたのはなぜか

別れた恋人から友達になるのを断られたのはなぜか

もしあなたが別れた恋人に、「これからは友達として」と伝えて断られたのであれば、その理由を理解しておかなければなりません。

別れた時にケンカとなって、相手を責めたり罵ったりして感情を傷つけた記憶はありませんか。

この場合は、あなたの印象が悪いままなので、距離を置きたいと思われてしまっているかもしれません。

あるいは、冷却期間を置かずに、別れてすぐに「友達として付き合っていきたい」と伝えていませんか。

別れるに至った理由が関係して、あなたをよく思っていない時期に距離を詰められても、喜ぶ人はいないものです。

別れたら友達に戻るのはアリか

結論としては、別れたら友達に戻るのはアリでもナシでもないと言えます。

別れた恋人と友達に戻ることには、メリットもデメリットもありますし、自分の気持ちや相手の気持ち、別れた理由や状況など様々な要素が関係します。

また、現時点で友達に戻ることができないのであれば、しつこくするのは逆効果だと理解したほうがいいでしょう。

なぜなら、その理由はお話ししてきたことの中に必ずあるからです。

友達に戻ることが本当に自分の幸せにつながるのか、よく考えて決めることが大切だといえるでしょう。

Written by 千桜ミモザ

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