セカンドパートナーという言葉を耳にしたことがある方はどれくらいいるでしょうか? 最近になって、このセカンドパートナーという存在が話題となり、注目されるようになりました。
セカンドパートナーというと、他にパートナーがいながら男女関係になる浮気や不倫をイメージされる方もいるでしょう。しかし、セカンドパートナーは浮気でも不倫でもない、新しい男女関係のあり方となっています。
今回は、そんなセカンドパートナーがどのような存在なのか、不倫との違いなどについてご紹介します。
セカンドパートナーは、その言葉通り2番目のパートナーという意味。具体的には、既婚者が配偶者以外の異性と愛情を深め合っていく関係のことを言います。
愛情を深め合うとは言っても、そこに体の関係はありません。異性との交友関係との違いは、恋愛感情があるかないかです。
既婚者がお互いに恋愛感情を抱きながらも、肉体関係を持たずにプラトニックな関係を深めていく相手のことが、セカンドパートナーなのです。
男女問わず、結婚している人にとっては、不倫は嫌だと感じる人がほとんどでしょう。しかし、夫や妻以外に、何でも話せるような異性が欲しいと思っているという人は意外にも多いんです。
セカンドパートナーという存在は、寂しさを埋められる精神的な支えとなっています。恋愛のドキドキ感やトキメキが欲しいという人や、女性として、また男性としての自信が欲しいという人などは、セカンドパートナーを求める傾向にあります。
ただ、肉体関係がないからと言って、恋愛感情がある時点で不倫ではないかと感じる方もいるかもしれませんね。
そもそも不倫は、一般的に配偶者以外の異性と肉体関係を持つことであり、不貞行為と表現されることがあります。お互いに恋愛感情を抱いていても、不貞行為をしたかどうかによって、不倫かどうかが違ってくるのです。
法律上でも、不貞行為がない場合は不倫とみなされず、慰謝料請求や離婚は難しいとされています。
セカンドパートナーを作る方法としては、合コンへの参加やマッチングアプリなどが挙げられます。
既婚者でも参加可能な合コンなら、セカンドパートナーを探している相手と出会うことも簡単。特に都心部では既婚者の合コンが行われるケースも多く、知り合いに見られることを避けるため、貸し切りの会場で企画されていることがありますよ。
ただ、地方ではこうした企画がなく、既婚者同士の合コンに参加しにくいかもしれません。
マッチングアプリの中には、既婚者限定のものもあります。これは異性の友人探しや婚外恋愛、セカンドパートナーを求める人向けのマッチングアプリ。
こうしたアプリを活用すれば、条件を指定して自分に合う相手を探せるため、価値観や趣味などが同じ異性が見つかりやすいでしょう。
職場の同僚や、知人の紹介などで知り合った異性と話すうちに親密な関係になるケースも多いです。こうしたケースではお互いに人柄も性格もわかっているため、信頼関係が築きやすく恋愛関係に発展する可能性も高いでしょう。
ただ、1度急接近すると適度な距離感を保つのが難しくなる可能性もあり、周囲にバレる恐れもあるため、立ち振る舞いには注意が必要です。
不倫ではないなら、セカンドパートナーが欲しいと思う方もいるかもしれません。しかし、セカンドパートナーを作ることにはいくつかの落とし穴があるんです。
肉体関係がなく、不倫ではないとは言え、既婚者である男女がお互いに恋愛感情を抱いていれば肉体関係に発展する可能性は0ではありませんよね。
セカンドパートナーのどちらかが本気になれば、肉体関係に持ち込みたいと思ってしまう可能性もあるでしょう。ムードが高まって一線を越えてしまえば、間違いなく不倫となります。
肉体関係がなかったとしても、男女関係の間に恋愛感情があるため、セカンドパートナーは配偶者からも周囲からも理解されにくいといったデメリットがあります。
友人や知人から「おかしい」「不倫と一緒」などと非難されることもあるでしょう。
肉体関係がないからと言って、許せることではないと考える人の方がまだまだ多いのが事実です。そのため、最悪の場合離婚に発展する可能性もあります。
セカンドパートナーに選んだ相手から執着されたり、本気になられてしまったりするケースもあります。
自分は肉体関係を望んでいなかったとしても、相手に強要される可能性や、断ったことでストーカー行為に発展する可能性だってあるでしょう。
特に恋愛慣れしていない既婚者は、セカンドであるという自覚が低く、距離感が近くなってしまう場合があるため、注意しなければなりません。
セカンドパートナーは、既婚者が配偶者以外の異性と恋愛関係になることを言います。不倫とはみなされないため、ハードルが低くセカンドパートナーを求める人は少なくありません。
しかし、肉体関係がなかったとしても、男女の間に恋愛感情があれば浮気や不倫とみなされて関係悪化や離婚につながる恐れもあります。
セカンドパートナーを作るなら、リスクを十分理解した上で慎重に行動することが大切です。
Written by 早紀