最近は、外見や性格にこれといってマイナスポイントがないのに、どうにも彼氏ができない女性が増えています。また「このコ、なんで彼氏がいないんだろう?」と不思議に感じて話を聞いてみると「それじゃ、ちょっと難しいかも……」と、フリーで居続ける理由が浮かび上がってきました。
彼氏がいてもおかしくない女性がしがちな間違いとは、いったい何なんでしょう?
「恋や結婚のためとは言っても、やるからには自分を成長させたい」(事務・28歳)
女子力アップのつもりで習い事などを始めても、いつの間にか自己成長を望んでいたり、そもそも「恋もしたいけど、スキルアップもしたい」と、一石二鳥を狙ったりすると本末転倒してしまいます。自己成長が目的になれば、自分のことが最優先となり、男性そっちのけで勉強に専念するはず。同じスクールやサークル内に素敵な男性がいても、気付かないか、恋のチャンスを見逃しがちになります。
また、自分磨きの方向性が、そもそも間違えていることも多々あるようです。英会話や華道・茶道などは、今どきの男性にとって何のメリットもありません。女性が魅力のつもりでアピールしても、スルーされる可能性が高いのです。
「アラサーになれば、恋をする上でも仕事ができることが強みとなるはず」(営業、30歳)
と述べる知人女性を、私は決して否定しません。20代前半とは違って、30歳前後になると、ビジネススキルが魅力と見られることもあるでしょう。特に、結婚を視野に入れた場合、今や全体の6割が共働きとも言われますから、結婚後も働き続けられる女性は素敵だと思います。
でも、男性を見下すような「できるアピール」は逆効果。恋愛対象に見られるどころか、敬遠されてしまいます。近寄ってくるのはヒモ願望のあるだめんずしかしないでしょう。
ほかにも、頭が良い(学歴が良い)とか、資格をたくさん持っている、といった内容は恋を遠ざける魅力アピールだといえます。
「高校時代みたいに、友達から自然と恋人関係になりたい」(専門職、32歳)
友情の延長上で愛が芽生えるという例は、社会人になれば状況がかなり限定されます。また、恋活や婚活をする中で「とりあえず、友達から」という考えはNG!男性に、彼氏を作る気がないと見なされてしまいます。
理由は、男性がいったん友達と見なした女性は、恋愛対象にまずならないため。女性よりも早い段階で、男性は「彼女になるかどうか?」を見極めるので、友達と認めれば恋の可能性は絶たれます。
恋活・婚活をする上では、友人関係を続けながら自然と恋が始まる……という理想は、非現実的と考えるべきでしょう。
結婚願望があり、恋活を公言する28歳女子いわく……「好きな男性にどうやって近づけばいいのか、基本的にわからない」「彼の趣味を理解しようとするんだけど、いつも彼以上の知識をつけてしまう」「理想の恋は、対等な関係」。
好きな人の趣味や得意分野を理解することは大事ですが、わかってあげる・寄り添うという姿勢を示すことが重要であって、知識勝負をするほど理解を深める必要はありません。また、別の女子は「好きな人の趣味に全然興味が持てない。何が面白いのかわからない」と言っていましたが、それはお互い様。面白いと同調しなくていいし、ポーズでも構わないから、意中の男性を理解する態度を示すべきです。
つまり、彼女たちの場合、「負けたくない」意識が無意識に働いているんですね。口では、男性より優位に立ちたいとは考えていないと言うんですが、行動がその意志を表しています。
「対等な関係」とは、張り合うことを言うわけではありません。お互いの良さを認めて相手を尊重する状態なのだと、考えを改める必要があるでしょう。