若者言葉を大人が真似して使っていると恥ずかしい場合があります。知らず知らずのうちに、多用していることはないでしょうか。
今回は、大人が使っていたら恥ずかしい若者言葉と上品な話し方のコツについてご紹介します。みんなに好かれる話し方を身につけたい方は参考にしてみてください。
大人が使っていたら恥ずかしい若者言葉とは、どのような例が挙げられるのでしょうか。
以下、5つについてご紹介します。
ちょっとした悲しい気持ちを表す「ぴえん」も、大人が使っていたら恥ずかしい若者言葉です。
「痛い」「若作りをしている」「ぶりっ子っぽい」と、マイナスイメージを持たれやすいです。
会話の中で、急に「ぴえん」と言われてもリアクションに困ります。大人が悲しい気持ちを表したいときは、若者言葉を使わずに具体的に伝えた方が印象は良いです。
やる気が無くなる気持ちを表す「萎えた」も、大人が使っていたら恥ずかしい若者言葉です。
「子どもっぽい」「場の空気を悪くする」と好印象は持たれにくいので、できるだけ避けた方が無難です。
気軽に使える言葉ではあるものの、上品な印象は持たれません。特に目上の人と話すときは、咄嗟に口にすることのないように気をつけてください。
さまざまな場面で多用できる「ヤバい」も、大人が使っていたら恥ずかしい若者言葉です。「語彙力が乏しそう」「ガサツ」とあまり良い印象を持たれません。
咄嗟に使える万能なワードではありますが、大人であれば場面に応じて、別な言葉に言い換えていきましょう。
共感する意味を表す「それなー」も大人が使っていたら恥ずかしい若者言葉です。「話聞いてなさそう」「とりあえず肯定しておけば良い感がある」とマイナスな印象を持たれやすいです。
大人であれば「わかります」「そうですよね」と丁寧な言葉で共感した方が好印象を持たれます。
親しい友人に向けて使う場合も、話の内容によってはイラッとさせてしまうので気をつけましょう。
とぼけるときに言う「はにゃ?」も大人が使っていたら恥ずかしい若者言葉です。
「かわいこぶってる」「空気が凍る」と、痛々しい印象を持たれやすいです。
首を傾げて言うと、さらにイラっとさせます。「はにゃ?」はリアクションに困る若者言葉となります。極力使わないようにしましょう。
上品な印象を持たれる話し方を身につけたい場合、どのようなポイントを押さえると良いのでしょうか。
以下、5つについてご紹介します。
ゆっくり話すようにすると、上品な印象を持たれ、余裕があるように感じられます。
逆に、前のめりで早口になるほど、ガサツな印象を持たれやすいです。落ち着いて話すだけで、上品な印象を持たれやすいので、ぜひ参考にしてみてください。
上品な話し方のコツは、声のボリュームを抑えることです。気品がある人と思われやすいです。
逆に、大声で話す方は、ガサツな印象を持たれます。周りに話の内容が丸聞こえにならないように、声のボリュームを抑えていきましょう。
上品な話し方のコツは、語尾を伸ばさないことです。「そうだよねー」「わかるー」と語尾を伸ばして話すと、子どもっぽい印象を持たれます。
「この人に大事な話をしても大丈夫かな?」と不信感を与えることもあります。
語尾を切って話すように意識するだけでも全然違うので、ぜひ参考にしてみてください。
上品な話し方のコツは、相手に対して礼儀をもって接することです。何となく下に見ていると、雑な対応を取りやすいです。
砕けた話し言葉も多くなり、上品からは程遠い印象を持たれます。やはり目上の人と話すときは、気が引き締まり、自然と上品な話し方ができているものです。
「親しき仲にも礼儀あり」ということわざがあるように、誰に対しても、最低限の礼儀をわきまえるようにしてください。
上品な話し方のコツは、聞き手に回ることです。ベラベラと自分ばかり話すと、品が損なわれることがあります。
むしろ、相手に多く話してもらうような余裕があるほど上品に見えます。相槌を打ったり、相手の話を盛り上げる質問をしたりすると大変喜ばれやすいです。
自分から話すのが苦手という方こそ、無理せず聞き手に回るようにしてください。
今回は、大人が使っていたら恥ずかしい若者言葉と上品な話し方のコツについてご紹介しました。流行り言葉も使う人によっては、場がシーンとします。
「若く思われたい」という気持ちが強いと、相手にも下心が伝わります。
大人は無理して若者言葉を使わず、上品な話し方のコツを身につけた方が好印象を持たれやすいです。
Written by 森野有