妻の態度や言動が気に入らないという理由から、さまざまな暴力を繰り返すのがモラハラ夫。今回の記事では、モラハラ夫予備軍の見抜き方を中心に紹介します。将来のパートナーを見極めるためにも、ぜひ参考にしてください。
モラハラ夫とは、自分の思い通りにならないと、妻に異常なまでの怒りをぶつけるなどの言動をします。以下に主なモラハラ行動を記載しますので、見ていきましょう。
・妻に対する異常なまでの執着・嫉妬・束縛
・小さなミスでも激怒する
・妻に生活費を渡そうとしない
・妻よりも収入があることを盾に、偉そうな言動をする
・妻を見下している
・妻や妻の家族・友達の人格を否定する
・妻のことを監視し、行動の制限をする
・暴言が多く、すぐに無視をする
・客観的に見て夫が悪いケースでも、絶対に自分の非を認めない など
以上のように、「俺がお前の支配者だ」という高圧的な態度を平気で行ってくるのが、モラハラ夫の特徴です。
あなたの人生を辛いものへとガラリと変えてしまうのが、モラハラ夫です。しかし、将来モラハラ夫化する男性を見抜く目を持っていれば、最悪の状況を防げることでしょう。
・普段から嘘をつくことが多い
・自己中心的な言動が多く、プライドが高い
・友達のことをバカにしてくることがある
・人格を否定されることが多い
・デート中、店員に対して高圧的な態度を取る
・依存体質で、束縛が激しい
・少しでも気に入らないことがあれば、「お前が悪い」と無視をする
・客観的に相手が悪い場合でも、絶対に謝らない
・大勢の人がいる前で怒鳴る など
以上のような言動がある場合、「モラハラ夫予備軍」の可能性を推測できます。彼に当てはまる点が多かった場合は、一度立ち止まるといいでしょう。
モラハラは、実際に見抜くことが難しいケースも存在します。なぜなら、モラハラスイッチのオンとオフの切り替えが激しいなどの理由があるためです。
例えば、オフモードであれば普段は穏やかでニコニコとしている、しかし、オンモードになれば「俺はお前より立場が上だ」と高圧的な態度になり、暴言を吐くというケースも少なくはありません。
また、モラハラ夫は、一定のラインまで自分の本性を隠していることが多く、人によっては「ニセモノの自分」で彼女をお姫様扱いするというモラハラ夫予備軍もいます。そのため、違和感を持ったら、日常の小さなシーンから相手の行動を客観的に見つつ、「モラハラ気質があるのかな?」と探りを入れていく必要があるでしょう。
モラハラをしてしまう理由は、「幼い頃の家庭環境」や「仕事が原因のストレス」、「障害や心の病気」や「性格」などの要因があるケースが多い傾向にあります。なぜモラハラ夫になってしまうのかの理由も、知っておくことが大切です。
例えば、親が子どもに干渉していたり、過保護であったりと、間違った愛情を与えていたケースでは、大人になってモラハラをしてしまうことがあります。正しい愛情を注がれて育っているパターンであれば、人への愛し方を知っているため、しっかりと接してくれるでしょう。
また、親からモラハラ・ネグレクト・DVなどで傷ついたことのある人は、同じような言動をしてしまう傾向にあります。しかし、全員が加害者に変わるわけではなく、過去の経験を将来活かせる人もいるので、「過去に親から酷い扱いをされた=モラハラしてくる」と決めつけないようにしてくださいね。
近年は景気がいいと言えない時代だからこそ、仕事を通じてさまざまストレスを受けることが多いものです。そのため、家に帰るとそのストレスを発散するかのように、妻や子どもに当たる人も残念ながらいるのが現実です。
小さな八つ当たりであれば、「仕事で疲れてるんだろうな」と目をつぶることができますが、異常な怒り方をし、妻などの人格を否定してくる人は「モラハラをしている」と言えるでしょう。
モラハラを行ってしまう原因の中には、「発達障害」や「自己愛性パーソナリティ障害」などの精神疾患を持っているケースが挙げられます。
また、幼い頃の家庭環境やトラウマなどが原因で負った傷が癒えないまま大人になり、生きづらさを感じている「アダルトチルドレン」などもモラハラの原因になる場合も否定できません。
自己肯定感の低さから、妻を支配・コントロールしようとしたり、依存・束縛に走ったりしてしまう人も少なくはないのです。
根本的な性格が原因になっている人もいます。例えば、「人を見下す」「プライドが高い」などが当てはまることもあります。「自分の中の正義」が正しいと感じているため、謝らないパターンが多いのです。
モラハラ夫予備軍を見抜くためのポイントを中心に紹介してきましたが、大切なのは「小さな違和感」です。「あれ?これはおかしくない?」というような違和感がキッカケで、「これもおかしい」「あれもおかしい」と感じられるようになってきます。
しかし、「違和感はあるけれど、大丈夫!」と見ないふりを繰り返してしまうと、残念な結果につながってしまいます。そのため、小さな違和感を持った時は一度落ち着いて相手を見つめてみましょう。
モラハラ夫予備軍に引っかからないためにも、お互いを尊重し合えるような人と、幸せな結婚生活を営んでいけるよう、必要なときには恋愛にブレーキをかけてみることも重要です。
Written by 久木田(くきた)みすづ