どう関わればいい? 悪口を言う人への対処法3つ

あなたのまわりには、いつも人の悪口を言っている人はいませんか? 欠点を探して、何に対しても不満を抱いてしまう。そして、それを言葉にしてしまう。そのような人が近くにいると、不満を聞くのに疲れてしまったり、空気が乱れてしまったり…… 今回は、悪口を言う人の特徴と一緒にいるときの対処法をお伝えしていきます!

なぜ悪口を言ってしまうのか?

プライドが高い

プライドが高い

悪口を言う人と一緒にいるときの対処法をご説明する前に、まずは悪口を言う人の特徴に焦点を当てて、お話していきます。悪口を言う人の特徴1つ目は、プライドが高いことです。

プライドが高いと、プライドを保とうとして、とにかく優位に立とうとしたり、人を下げて自分を上げようとしたりしがちです。自分に対しての評価や自尊感情とても高いからこそ、プライドが高くなっている場合もあれば、むしろ低いからこそ「自分ができない人間だと思われたくない」と鎧を纏うようにプライドが高くなってしまう場合もあります。

プライドが高すぎて、自分の考え以外と正しいと思えず、それ以外に当てはまることはすべて悪口の対象となってしまうことも。

自分が下に見られているという感覚に敏感だからこそ、人の悪いところを探して安心したり、悪口を言って相手が怯むことで喜んだり…… 自分のプライド、立場を守ることに必死で、怯えがあるからこそ悪口を言ってしまうのです。

強い劣等感を抱いている

悪口を言う人の特徴2つ目は、強い劣等感を抱いていることです。先ほどのプライドの話でも少し出てきましたが、強い劣等感を抱いているからこそ、自分の欠点を隠そうとして、他の人の悪口を言ってしまいます。

強い劣等感が生まれるきっかけとして、過去のトラウマを抱えている人も多いです!

トラウマと同じような状況にならないように、自分を守るために、他の人の悪口を言う。悪口の裏には、怯えと防御が潜んでいるのですね。

承認欲求が強い

悪口を言う人の特徴3つ目は、承認欲求が強いことです。承認欲求は、今までお話してきたプライド、劣等感とも関連があります。

承認欲求が強い人は「人から認められない」ことに対するトラウマを抱えている人が多いです。自分の両親や恋人、会社の仲間など、自分が1番認められたい相手に認められない経験を積んできてしまうと、強い劣等感を抱いてしまいやすく、それが高いプライドや承認欲求に繋がってしまいます。

自分が優れていないと思われることに怯えているからこそ、プライドで自分を守り、認められたいからこそ、人にすぐ嫉妬して相手を下げるために悪口を言ってしまうのです。

悪口を言う人と一緒にいるときの対処法

話を聞き流す

話を聞き流す

ここからは、悪口を言う人と一緒にいるときの対処法について、お話していきます!

悪口を言う人と一緒にいるときの対処法1つ目は、話を聞き流すことです。

最初から逃げのような感じがするかもしれませんが、悪口を言う人の言葉のすべてをそのまま受け止めてしまうと、心を乱されますし、疲れきってしまいます。

私も、実際にそんな経験がありました。昔一緒に働いていた同僚が、まさしく悪口が止まらないタイプだったのです。

人の話にしっかり耳を傾け、気持ちを理解しようとしてしまう気質の私は、悪口しかないその同僚の話を聞き続けることで疲れてしまい、毎度気分を下げてしまっていました。

ただ悪口に共感されたいだけなのだなと気づいてからは、しっかり理解しようとすることはやめて、話半分に聞くことにしました。「またなんか言ってるなあ」くらいに思えるようになってからは、少し気持ちが楽になったのを覚えています。

距離を取る

悪口を言う人と一緒にいるときの対処法2つ目は、距離を取ることです。またもや逃げのような感じがするかもしれませんが、自分を守るために苦手な相手と距離をとるのは、とても大切なことです。

以前、その例の同僚の悪口の矛先が、私に向いたことがありました。私が転職をしてきて、ある程度のスキルや知識があったことで自分の立場が脅かされると思ったのか、日々粗探しをされ、つまらないことで呼び出されては、朝から注意を受けていました。

注意されてシュンとしている私を見て、彼女は満たされ、安心していたのだと思います。

そんな日々が続いて、私は心を壊しかけてしまいました。このままでは本当に心を壊してしまうと思ってからは、会社やまわりの人に相談をし、なるべくその同僚と距離を取るように努めました。

同じ会社や学校、コミュニティで活動をする以上、悪口を言う人とどうしても一緒にいなくてはならない場面があるかと思います。そういう場面以外は、なるべく距離を取って、自分が落ち着く、自分が愛せる場所へぜひ逃げてください。

逃げることは、何も悪いことではありません! 自分を大切にしてあげてくださいね。

プラスな言葉で返す

悪口を言う人と一緒にいるときの対処法3つ目は、プラスな言葉で返すことです。悪口を言う人とどうしても過ごさなければならないときには、プラスな言葉で返すことを意識してみてください!

放っておけば悪口を言うタイプの人は、ここまでにご説明したように、強い劣等感や承認欲求を抱えている可能性が高いです。そのため、悪口を言っているときに、その人自身を褒めるようなプラスな言葉で返すとあっさり悪口が終わることがあります。

悪口を言う人は、認められたい、褒められたい、人から優れていると思われたい気持ちが強いので、いざ褒めてみると、ころっとニコニコになり、嬉しそうに話し出すこともあるんです。

この人は自分を認めてくれると思うと、急に優しく接してくることもあります。手の平を返すような対応の違いに、これはこれで疲れてしまうかもしれませんが、よかったら試してみてくださいね。

悪口は自分を守る鎧だった

悪口は自分を守る鎧だった

今回は、悪口を言う人の特徴と一緒にいるときの対処法についてお話しました。

悪口を言う人が近くにいるとどうしても心が乱されてしまったり、空気が悪くなったりしてしまうと思います…… どうか無理をしすぎず、自分を大切に、だめな時は逃げてくださいね。辛いお気持ちが少しでも和らぐためのヒントになりますように♩

 

Written by ゆきみ百花

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