「彼氏いるの?」「俺のことどう思う?」「今度デートしたいな」など、男性側から分かりやすい恋愛アプローチをしてくれるのなら、こちら側としてもどう対処するか決めやすいですよね。しかし残念ながらそうではなく、分かりづらいアプローチで距離を縮めようとする男性も少なくないのが現状です。「彼は私のこと、どう思ってるの?」「好かれてるのか、そうじゃないのか分かりづらい……」とお悩みのあなたは、一度チェックしてみてくださいね。
男性でも女性でも、恋愛に対して前のめりに行動できる「肉食系」と、自分からはなかなかアプローチできない「草食系」がいます。
女性の意見としては、やっぱり気になる男性にはリードしてもらいたい、と思うものですが、実際には奥手だったり草食系だったりで、気になる女性がいてもなかなか自分から行動できない男性は少なくありません。
さらにそれ以外にも、男性の恋愛アプローチ事情は複雑なようで……。
単純に恋愛経験が少なく、女性に対してどうアプローチすればいいのかわからない、というパターンは多いもの。
好きな人と仲良くなりたい、喜んでもらいたいという気持ちは十分あるのに、それをうまく表現できないのです。
それでもなんとか……!と行動に移した結果、女性としては分かりづらいアプローチとなり、男性側が空回りすることもしばしば。
ある程度恋愛慣れしていて、女性と親密になるためのコツも知っている。女性が喜ぶポイントも押さえている、という男性でも、本気の恋をすると上手にアプローチできなくなる場合があります。
それは「軽い男だと思われたくない」という心情がはたらくから。
そのために慎重を期して接したり、今まで難なくできていたアプローチがうまくできなくなったり。男性も結構、繊細なんですね。
相手に対する好意がバレてしまうのが怖い……!これは女性も共感できる心情ではないでしょうか。
仲良くなりたい、近づきたい。でも万が一好きな気持ちがバレてしまうのは避けたい!と考えた結果の行動が、分かりづらいアプローチになるんですね。
ここでは、男性の分かりづらいアプローチにはどんなものがあるのかを見ていきましょう。
好きな人の姿はいつ何時だって見ていたい、視界に入れておきたいもの。それは男性だって同じです。
でも、ずっと見ていたのでは相手に変に思われるかもしれませんよね。なので「ちらちら」見る作戦に出るのです。
これは女性が片思いしているときにもよくやる作戦なので、分かりやすい部類に入るかもしれないですね。
LINEでは散々楽しくお話したはずなのに、いざ会ってみると「すんっ……」これでは、「いったいどうしちゃったの?」と女性は困惑するばかりですよね。
女性と話すことに苦手意識を持つ男性は少なくありません。嫌がっているわけではなく、緊張してしまうとか、うまく会話できるか不安だとか、そういった意味合いです。
でもなんとか女性と仲良くなりたいから、LINEではガンガン話しかける。しかし会うとなかなか…… という複雑な事情が、分かりづらいアプローチになってしまう要因のよう。
この場合は思い切って、女性がリードすると楽しく会話ができるかもしれませんね。
冗談ばかり言ってくる男性を相手にしていると、「話していて楽しいけれど、どれくらい私のことを真剣に考えてくれているんだろう?」と不安になることもありますよね。
単に友達として楽しくやり取りをしているだけという場合もありますが、実は分かりづらいアプローチだったというケースもあります。
というのも、男性は好きな女性を楽しませたい、笑顔にさせたいという意識が強く働くから。その気持ちが結果的に、「いつも冗談ばかり言っていて何を考えているか分からない」になってしまうのです。
小学生男子が好きな女の子をからかったり、いじめたりするという話はよく聞きますよね。なかなか素直になれない男性は、大人になってもその傾向を引きずったままだったりします。
自分の気持ちを素直に伝えることを「恥ずかしい」と感じる人もいるでしょうね。
言葉のチョイスはそっけないしぶっきらぼうだけど、やたらと気にかけてくれるし連絡もくれる。どうして?と悩んだときは、それが彼なりのアプローチなのかもしれないと考えてみて。
日本人男性はシャイな人が多く、気になる女性に対して積極的に口説く男性は少数派です。女性としては、「もっと分かりやすくアピールしてよ!」と言いたいところですが、こればかりはどうしようもありませんね……。
ただ奥手だったり草食系だったりする男性も、気になる女性と仲良くなりたいという気持ちはあります。なのであの手この手で、なんとか距離を詰めようとしてくるはずです。
もし気になる男性から「これ、どういう意味なんだろう……」という分かりづらいアプローチを受けたら、深呼吸して、男性の気持ちになってじっくりと考えてみましょう。
もしかしたらそれが、彼なりの精一杯の愛情表現なのかもしれません。
Written by 七尾なお